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Yamareco

記録ID: 2317928
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ハイキング
九州・沖縄

(過去レコ)2015年5月16日有明海海遍路 カヤックで荒尾市−柳川市

2015年05月16日(土) [日帰り]
 - 拍手
体力度
2
日帰りが可能
GPS
05:30
距離
26.4km
登り
20m
下り
3m
歩くペース
速い
0.80.9
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
5:31
休憩
0:00
合計
5:31
4:17
331
スタート地点
9:48
ゴール地点
天候
過去天気図(気象庁) 2015年05月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 自家用車
午前1時  干潮 86cm
午前7時30分満潮 470cm
午後2時  干潮 30cm
午前3時半頃に海遍路の皆さんが泊っている宿舎を訪れ合流、雨の中荒尾漁協裏の堤防より、潮が来る午前4時30分頃にスタートするために準備する。
満ち潮に乗って午前8時までには柳川に着かないと、引き潮で押し戻されて辛い航海になる。
2015年05月16日 04:17撮影 by  DSC-TX30, SONY
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5/16 4:17
午前3時半頃に海遍路の皆さんが泊っている宿舎を訪れ合流、雨の中荒尾漁協裏の堤防より、潮が来る午前4時30分頃にスタートするために準備する。
満ち潮に乗って午前8時までには柳川に着かないと、引き潮で押し戻されて辛い航海になる。
今日初めてカヤックに乗るゲストには、出発直前にパドリングの指導、タンデムならベテランがつけば問題ない。
2015年05月16日 04:31撮影 by  DSC-TX30, SONY
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5/16 4:31
今日初めてカヤックに乗るゲストには、出発直前にパドリングの指導、タンデムならベテランがつけば問題ない。
午前4時30分頃、海岸に潮が来て出発できる潮位(約3m)になり出発!
2015年05月16日 04:32撮影 by  DSC-TX30, SONY
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5/16 4:32
午前4時30分頃、海岸に潮が来て出発できる潮位(約3m)になり出発!
午前5時を過ぎると明るくなってきた。
ここまでは安全のため、動力船が航行できないほどの浅瀬を漕いできた。
2015年05月16日 05:16撮影 by  DSC-TX30, SONY
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5/16 5:16
午前5時を過ぎると明るくなってきた。
ここまでは安全のため、動力船が航行できないほどの浅瀬を漕いできた。
大牟田港の灯台を通過、港の出入り口は海上で一番動力船に遭遇しやすい場所、意外かもしれないが経験上海上ではほとんど動力船に出会う事はない、実際に船同士の衝突事故なんかも、ほとんど港の出入り口で起こる。
2015年05月16日 05:16撮影 by  DSC-TX30, SONY
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5/16 5:16
大牟田港の灯台を通過、港の出入り口は海上で一番動力船に遭遇しやすい場所、意外かもしれないが経験上海上ではほとんど動力船に出会う事はない、実際に船同士の衝突事故なんかも、ほとんど港の出入り口で起こる。
さっそく港から漁船が出てくる、ここを抜ければ柳川までは、まず動力船に出会う事はないだろう、漁場はもっと沖だし今回のルートは浅瀬を選んで進むからだ。
こちらに向かってくる船は、カヤックを好奇心から見物するために寄ってくるのがほとんどだが、有明海深部(福岡・佐賀)の漁師は、干満の潮差で漁に時間の制約があるためほぼスルーして行く、有明海の漁師は日本一時間に厳しくせっかちだと思う。
2015年05月16日 05:18撮影 by  DSC-TX30, SONY
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5/16 5:18
さっそく港から漁船が出てくる、ここを抜ければ柳川までは、まず動力船に出会う事はないだろう、漁場はもっと沖だし今回のルートは浅瀬を選んで進むからだ。
こちらに向かってくる船は、カヤックを好奇心から見物するために寄ってくるのがほとんどだが、有明海深部(福岡・佐賀)の漁師は、干満の潮差で漁に時間の制約があるためほぼスルーして行く、有明海の漁師は日本一時間に厳しくせっかちだと思う。
シングル参加の人もついてこれるくらいのゆっくりペースだが、ここから満ち潮に乗って柳川へと針路をとる。
2015年05月16日 05:20撮影 by  DSC-TX30, SONY
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5/16 5:20
シングル参加の人もついてこれるくらいのゆっくりペースだが、ここから満ち潮に乗って柳川へと針路をとる。
リーダーの三人乗りカヤックがペースをつくってくれてます。
2015年05月16日 05:22撮影 by  DSC-TX30, SONY
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5/16 5:22
リーダーの三人乗りカヤックがペースをつくってくれてます。
シングル参加の私は、置いて行かれるかなと心配してましたが、逆にゆっくりペースなんで午前8時までに柳川につけるか心配になってくる。
2015年05月16日 05:35撮影 by  DSC-TX30, SONY
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5/16 5:35
シングル参加の私は、置いて行かれるかなと心配してましたが、逆にゆっくりペースなんで午前8時までに柳川につけるか心配になってくる。
時折集まって休憩をとる。
2015年05月16日 05:45撮影 by  DSC-TX30, SONY
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5/16 5:45
時折集まって休憩をとる。
スナメリが近づくとパドルを止めて見つめる。
2015年05月16日 05:46撮影 by  DSC-TX30, SONY
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5/16 5:46
スナメリが近づくとパドルを止めて見つめる。
私が針路を少し間違えて大和町少し寄りに進んでしまった。
満潮が午前7時30分頃なので、引き潮になる前に柳川に着きたい、少し焦ってきたが有明海が初めての海遍路隊は、ツーリングを楽しんでいるようです。
2015年05月16日 06:42撮影 by  DSC-TX30, SONY
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5/16 6:42
私が針路を少し間違えて大和町少し寄りに進んでしまった。
満潮が午前7時30分頃なので、引き潮になる前に柳川に着きたい、少し焦ってきたが有明海が初めての海遍路隊は、ツーリングを楽しんでいるようです。
悪いと思ったが、一番遅れていたカヤックをロープで牽引して皆を急がせた。
今日は雨だから表層の潮は早めに引き始める、比重が軽い雨は潮の上を川のように流れるのだ。
今日の有明海の干満差は約4m、時間が経てば雨と引き潮で手漕ぎのカヤックは進まなくなる。
2015年05月16日 06:45撮影 by  DSC-TX30, SONY
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5/16 6:45
悪いと思ったが、一番遅れていたカヤックをロープで牽引して皆を急がせた。
今日は雨だから表層の潮は早めに引き始める、比重が軽い雨は潮の上を川のように流れるのだ。
今日の有明海の干満差は約4m、時間が経てば雨と引き潮で手漕ぎのカヤックは進まなくなる。
午前8時、ギリギリ柳川市沖端川河口に着く、エビや魚を獲るクモデが出迎えてくれた。
2015年05月16日 07:59撮影 by  DSC-TX30, SONY
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5/16 7:59
午前8時、ギリギリ柳川市沖端川河口に着く、エビや魚を獲るクモデが出迎えてくれた。
沖端漁港に入る、漁船は有明海独特の4本建てた係船杭に繋がれているが、係船ロープは最大5mになる干満差を考慮して、船が上下に動くように杭には固定せず、杭にまわしているだけだ。
そうしても1年に1隻くらいは、係船杭に引っ掛かって干満差で転覆する船がある、なので有明海の漁師は日に何度も自分の船を見に行きます。
2015年05月16日 08:22撮影 by  DSC-TX30, SONY
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沖端漁港に入る、漁船は有明海独特の4本建てた係船杭に繋がれているが、係船ロープは最大5mになる干満差を考慮して、船が上下に動くように杭には固定せず、杭にまわしているだけだ。
そうしても1年に1隻くらいは、係船杭に引っ掛かって干満差で転覆する船がある、なので有明海の漁師は日に何度も自分の船を見に行きます。
沖端川の支流に入って行く。
2015年05月16日 08:38撮影 by  DSC-TX30, SONY
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5/16 8:38
沖端川の支流に入って行く。
うねりも流れも無くなって背伸びして一息つきます。
私の子供の頃は(40年以上前)ここにも漁船がたくさん係船されていましたが、潟が高くなり葦が生い茂って船もありません。
2015年05月16日 08:39撮影 by  DSC-TX30, SONY
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5/16 8:39
うねりも流れも無くなって背伸びして一息つきます。
私の子供の頃は(40年以上前)ここにも漁船がたくさん係船されていましたが、潟が高くなり葦が生い茂って船もありません。
葦林を抜けて街に入っていきます。
2015年05月16日 08:39撮影 by  DSC-TX30, SONY
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5/16 8:39
葦林を抜けて街に入っていきます。
岸には海遍路を待ち構える人達が、この場所も潮位3m程ないと着岸できない、この時は4mくらいだが、1時間後の午前10時を過ぎたら3m切るので潟を歩いて上陸しなければならなかっただろう。
2015年05月16日 08:45撮影 by  DSC-TX30, SONY
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5/16 8:45
岸には海遍路を待ち構える人達が、この場所も潮位3m程ないと着岸できない、この時は4mくらいだが、1時間後の午前10時を過ぎたら3m切るので潟を歩いて上陸しなければならなかっただろう。
ここでいったんカヤックを陸揚げして移動。
2015年05月16日 08:54撮影 by  DSC-TX30, SONY
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ここでいったんカヤックを陸揚げして移動。
30mくらい離れた柳川の堀にカヤックを降ろします。
実は有明海から入った沖端川は柳川城の外堀で、ここからは内堀を漕いで行きます。
堀と沖端川は二丁揖斐という水門で繋がれていますが、船は通れません。
2015年05月16日 08:55撮影 by  DSC-TX30, SONY
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30mくらい離れた柳川の堀にカヤックを降ろします。
実は有明海から入った沖端川は柳川城の外堀で、ここからは内堀を漕いで行きます。
堀と沖端川は二丁揖斐という水門で繋がれていますが、船は通れません。
最初の橋、柳川の川下り船もここを通ります。
低い橋は船頭が船を飛び降りて橋をくぐらせてから、橋の上を歩いてまた船に飛び移ったりします。
2015年05月16日 09:09撮影 by  DSC-TX30, SONY
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5/16 9:09
最初の橋、柳川の川下り船もここを通ります。
低い橋は船頭が船を飛び降りて橋をくぐらせてから、橋の上を歩いてまた船に飛び移ったりします。
先ほどまで有明海の潮風でしたが、堀は新緑の香りが漂います。
2015年05月16日 09:14撮影 by  DSC-TX30, SONY
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5/16 9:14
先ほどまで有明海の潮風でしたが、堀は新緑の香りが漂います。
ここではのんびり漕いで大丈夫です。
時間の制約はありません。
2015年05月16日 09:15撮影 by  DSC-TX30, SONY
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5/16 9:15
ここではのんびり漕いで大丈夫です。
時間の制約はありません。
掘割で一番狭い橋にさしかかる
2015年05月16日 09:40撮影 by  DSC-TX30, SONY
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5/16 9:40
掘割で一番狭い橋にさしかかる
向こうから川下り船が来てない事を確認して通る
400年以上前に架けられた古い橋で、川下り船はこの幅より大きい物はありません。
2015年05月16日 09:41撮影 by  DSC-TX30, SONY
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5/16 9:41
向こうから川下り船が来てない事を確認して通る
400年以上前に架けられた古い橋で、川下り船はこの幅より大きい物はありません。
人工6万人の街の中ですが、掘割は緑の中を進んでいきます。
2015年05月16日 09:46撮影 by  DSC-TX30, SONY
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5/16 9:46
人工6万人の街の中ですが、掘割は緑の中を進んでいきます。
掘割の岸辺には観光客向けの売店もあります。
2015年05月16日 09:49撮影 by  DSC-TX30, SONY
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5/16 9:49
掘割の岸辺には観光客向けの売店もあります。
ゴールのあめんぼセンターに無事着きました。
2015年05月16日 10:09撮影 by  DSC-TX30, SONY
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5/16 10:09
ゴールのあめんぼセンターに無事着きました。
海遍路の皆さんは、あめんぼセンターでシンポジウムをするので、ここで私の役目は終わり皆さんと別れました。
その後、海遍路の皆さんは有明海を2週間程航海されました。
2015年05月16日 13:40撮影 by  DSC-TX30, SONY
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5/16 13:40
海遍路の皆さんは、あめんぼセンターでシンポジウムをするので、ここで私の役目は終わり皆さんと別れました。
その後、海遍路の皆さんは有明海を2週間程航海されました。

装備

個人装備
カヤック

感想

過去レコです。
5年前の2015年5月に、有明海を航海した海遍路の皆さんと一緒に漕いだ記録ですが、当時は私個人の行動ではなかったので公開しませんでしたが、5年経って記録として残すためレコにあげます。
海遍路は日本全国の海をカヤックで地域を巡って、「漕ぐ、歩く、聞く」をコ ンセプトに人と出会い智恵に出会うというプロジェクトだそうです。その海遍路が地元有明海を漕いでシンポジウムを開くから、事前説明会をするという事で聞きに行ったのですが、そこでスケジュールを見たら有明海の干満差を考慮していない行程だったので、これではシンポジウムがある時間に柳川まで着けないですよと、いらんこと言ってしまったのが参加のきっかけでした。
フィリピン近海とか、オーストラリアから日本までカヤックで漕破した凄い人なんかも参加している中で、私はただのカヤック好きのおっさんですから、皆さんのケツについてのんびり漕ごうと思っていたのですが、出発当日はいきなりコース説明させられて、水先案内まですることに、あなた達ノープランだったんかい!?そんなゆるい海遍路の皆さんに丸投げされる形で、有明海を荒尾市から柳川市の掘割まで漕いで、無事にシンポジウム会場のあめんぼセンターまで水先案内してまいりました。
その後の柳川を出た彼らは、雨で人んちの軒先を借りて宿泊したり、接岸したカヤックが寝ている間に満潮時の潮に流されたりと、珍道中の末に有明海を巡る旅を無事に終えたそうです(^-^)

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