黒富士(猫坂から手強い南尾根を辿る)

2020年04月29日(水) [日帰り]

• GPS: 06:33
• 距離: 10.4km
• 登り: 808m
• 下り: 826m

コースタイム

日帰り

• 山行: 5:32
• 休憩: 0:55
• 合計: 6:27

10:46 スタート地点
11:57 12:10 岩壁基部
13:35 14:03 黒富士
14:22 14:22 八丁峰東側鞍部
14:26 14:26 八丁平
14:32 14:35 升形山
14:54 15:00 黒富士峠
15:41 15:41 ホウズキ平、ほおずき平
16:14 16:19 マントピア黒平
17:13 ゴール地点

天候

晴れ

アクセス

利用交通機関：

自家用車

コース状況／危険箇所等

黒富士から南へ延びる尾根を登る際は、登攀具持参を強く勧める。

写真

4/29 10:47

御岳線の峠からスタートする

4/29 10:59

猫坂峠

4/29 11:05

4/29 11:05

一部痩せた尾根筋

4/29 11:07

4/29 11:08

4/29 11:23

目指す黒富士
これから始まる困難は知る由もない

4/29 11:27

立派な柵に沿って登っていく

4/29 11:43

次第に岩塊が散乱する急登に変わっていった

4/29 11:56

壁が出てきて、いよいよ険悪な雰囲気に

4/29 11:58

正面は壁に塞がれる

4/29 12:01

左側を探るが、

4/29 12:09

右巻きを選択

4/29 12:58

悪い巻きをこなし、ようやく尾根に復帰すると、曲岳とその奥に八ヶ岳が見えた

4/29 12:59

容易な藪尾根を辿り、悪場は終わったと思っていたら、再び険悪な岩稜が立ち塞がった

4/29 13:25

登攀具を持っていなかったため、岩稜の弱点を巻きつつ縫っていくが、ことあるごとに悪い。

4/29 13:32

結局、山頂直下まで悪場に泣かされた

4/29 13:35

ようやくたどり着いた黒富士。
前回はいつだったかな。

4/29 14:00

登ってきた南尾根

4/29 14:01

4/29 14:07

4/29 14:07

4/29 14:28

4/29 14:28

4/29 14:28

4/29 14:34

4/29 14:35

4/29 14:50

4/29 14:54

4/29 14:55

4/29 14:55

4/29 15:33

4/29 15:37

バイモの何?

4/29 15:43

4/29 15:43

4/29 16:16

誰も居ないマウントピア黒平

4/29 16:37

4/29 16:43

4/29 16:46

林道をとぼとぼと猫坂へ帰る

4/29 17:02

燕岩の尾根筋

4/29 17:12

厳しい山行の幕が閉じた

撮影機器：

OLYMPUS Tough TG-6 オリンパス

感想

ぽちにーさん

　時期が時期なので、マイナーな低山でひっそり山歩きをしてこようと黒富士を考えた。

　黒富士の黒平側は岩場が多く、燕岩岩脈のある尾根筋は記録を散見する。しかし山頂から南に延びる顕著な尾根を登高した記録は見当たらず、興味をひかれた。地形図を読むと標高差500mほど、岩場記号はなく等高線からもそれほど厳しい状況は想像されなかった。猫坂から2時間程度で頂上に立つ心づもりだった。

　尾根が立ち上がり始めると、困難さはいよいよ増していった。今回ロープは持参しておらず、かつこの時期に遭難はマズイ。かなりシビアな箇所もあり、時間がどんどん過ぎていく。いったん悪場のない平穏な藪尾根に変わった後も、再び険悪な岩稜に阻まれ、弱点を探し縫っていく。山頂に立った時は、正直ほっとした。今の時期に遭難、怪我はマズイので。

　猫坂に戻る必要があるが、登ってきた険悪な尾根は下れるわけもなく、升形山、黒富士峠経由で黒平から周回した。

　まさかの極悪尾根。ネットで情報にあふれる時代、何ら情報の無い山をかなり本気に楽しめた、印象に残る山行となった。いずれ登攀具を持参して尾根の直登を楽しみに再訪しようと思っている。