小川山妹岩

天候 | 晴れ 妹岩周辺は日が当たらず寒い。 |
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過去天気図(気象庁) | 2012年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
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コース状況/ 危険箇所等 |
紅葉の盛りまであと二週間ほどでしょうか。 |
写真
感想
小川山クラックトレーニング。
前夜、廻り目平に入り、軽く酒を呑む。
10月、肌をさする夜気が冷たいがINSULATOR一枚で過ごせる気持ちいい夜。
今回は平日の山行なので休日は大混雑する妹岩周辺のアンダー10の簡単なクラックを登りにいった。
前回、初の花崗岩クラック、さよなら百恵ちゃんにボコボコにされて、クラックに対して恐怖心が芽生えてしまった。なんとか今日はいいクライミングをしてそんな禍根をつんでおきたいと気負っていたのでアプローチから緊張気味。
岩場についてまずはルート見学。まずは10のビッグネーム、カサブランカのスケールにビビる。何度も見ているはずだけどこんなに立派なルートだったか?やはり自分でクラックをはじめたせいかルートの放つ覇気に圧倒される。
となりの龍の子太郎を本日の目標に考えていたのだが、その幅広なルックスにこれまたナーバスになる。どうみても出だしから怖そうだ。
とりあえず、エリアで一番簡単な愛情物語からトライ。
愛情物語 5.8
OHKAWA MOS ○
CAPP 一本目 TR ○
二本目 LEAD ○
OHKAWA氏見事なMASTER ON SIGHT。やはり自力が違うな。
自分も続きたいところだったが、ここは慎重にまずはTRでトップアウトする。
TRでも十分緊張させられたが気持ちよく登れたおかげでクラックの呪縛が緩まった。つづくリードも安定してRPできた。花崗岩クラック初RP。うれしい。
次は龍の子といくべきところだがどうしてもそのワイドなルックスにいやなイメージが払拭できず、二の足を踏んでしまう。
2人で愛情をジャミング限定で登ったりして時間をつぶす。今日はクラックはこれでいいかな?なんて空気も漂いはじめる。
いやいやダメだ。せっかく平日に小川山にこれたんだから、せめて挑戦はしておかなければ。
意を決しておれがマスターでつっこむことにする。ここ最近ずっとOHKAWA氏にファーストトライをまかせっぱなしだったのでここは俺がいこう。
龍の子太郎 5.9
CAPP 1本目リード テン山
OHKAWA 1本目 TR ○
CAPP 2本目 RP ○
OHKAWA 2本目リード ×
一本目離陸し、太めのクラックに手をいれる。見た目は太いけれどこれがいがいに奥の方にハンドで決められる。懸念されたプロテクションも手持ちの赤や黄で十分決まる。とはいってもビビりすぎで都バスの停車なみに近距離でカムをさしてしまい、あっという間にカム不足。テンションかけて下のカムを回収して進むのを繰り返す。そして途中のダイクにたち、あきらかな核心のOFFWIDTH部分に突入。事前の想像通り、レイバックで突っ込む。抜け口でレイバックからフットジャムで正対に戻るもリップ上にはいあがるのに少々緊張した。なんとかトップアウトすることができてめでたくTRを張ることができた、われながらいい仕事をした。
続くOHKAWA氏も危なげなくTRでノーテンで抜ける。今日はこの後はTRで練習すればいいやなんて考えていたのだが、夕方に大昔ボルダリングで見知ったクライマーがふらっとやってきてみごととなりのカサブランカをON SIGHTしていった。
その見事なクライミングに刺激されて自分もリードで龍の子に再チャレンジをすることを決意した。
事前のOHKAWAさんのTRトライの際、カムを決めながら登ってくれたのを見ておおよそのプロテクション使用プランがたっていたのでムーブに集中できた。フットジャムにたよるイメージで前進してダイクに立つ。ここでひとしきり高速ミシンをふみまくる。レイバック部分は最初のトライでつかんでいたのでけっこう余裕があった。見事RP。うれしー、これで前回負ったクラックの苦手意識を完全に振り払えた。来シーズンはカサブランカやる、うんやる。
続くOHKAWAさんレイバック前までは完璧だったのにレイバック後のリップへの抜けで躊躇してパンプしてしまったようで涙の敗退。めずらしくおれが勝ち逃げさせてもらいました。
いやーしかしクラック楽しい、冬は城ケ崎で特訓だな。
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