三森山(過去レコです)。


- GPS
- --:--
- 距離
- 4.0km
- 登り
- 380m
- 下り
- 382m
天候 | 晴れ。 |
---|---|
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
危険個所はありません。 |
写真
感想
荒島岳に登って以来足の痛みが続いていたが、一昨日には普通に階段を下ることが出来るようになった。荒島岳を下山した時には雨も止んでおり、それからこの一週間は晴天続きで今日も朝から快晴の予報である。「分県登山ガイド岐阜県の山」から、お手軽な山という基準で三森山を選び、妻と登る事にした。中央道を恵那インターでおり岩村城跡に向かうのだが、国道258線沿いには岩村城跡の案内板が多いので迷うことは無い。ただ岩村に入ってから、目標とする岩村ダム方面への道の案内がなく、少々手間取って鋪装された林道に入った。林道を真直ぐ進み、小さなダム湖を見下ろす岩村ダムの駐車場に車をとめた。林道を少し歩くと左手に木の鳥居があり、そこが登山口となっていた。狭からず広過ぎず、小豆大の白い砂利でおおわれた快適な道であった。杉林で展望は得られないが百m程ごとに石仏が祀られており、赤松の巨木があったり、満開の薄紅色のツツジの蜜をアゲハ蝶が吸っているのを見ながら、楽しく登ることが出来た。なにより階段が全く無いのが良い。一度下るがほとんどは上りの道を汗をかきかき、時折り涼しい風が頬を撫で、気分良く登る事40分程で三森神社の鳥居に到着した。鳥居をくぐり神社の石段に腰をおろし小休止をとった。案内には「山上の神祠に神鎌が納めてある。その鎌は天照大神が恵那山でお産をされた折り、臍の緒を切ったもので三森神社の神祠に納めたものである」と記されていた。この周辺の山は天照大神に関する言い伝えが多いようだ。神社の右奥の小道を入ると眼下に岩村の田園景色が広がり「日本一農村風景」を展望することが出来る。田植えの終わった水田がきらきらと反射し、山合いののどかな田園風景である。日本一のいわれは、どこかの大学教授が「農村景観日本一」と名付けた事によるらしいが、それ程のものとは思われない。丁度折しも背中のラヂオがNHKの全国放送で、岐阜県岩村町の○○さんと「我が家の料理」という内容で電話で話しているのを放送しているではないか。「そこから恵那山は見えますか?」「はい見えます」「私達もこの前そちらの方にお邪魔しましたが良い所ですね」「はい、岩村には日本一の景色があるんですよ」。ムムムムム、何と目の前の景色をラヂオで話しているとは何と云う奇遇、余りの偶然に2人で喜びあったが、またまた日本一という言葉にひっかかった。神社に参拝してから登山道に戻ると鳥居の左手に案内があり、「奥の院、帝釈梵天」と記されている小道へ入った。ほとんどアップダウンの無い尾根道を、木の間から近くに恵那山のおだやかな山容を眺めながら歩き、心身ともにリラックスする事が出来た。三十三番目の石仏が祀られている場所から20m程登ると、三森山の頂上に到着した。駐車場から1時間15分の行程で、ちょっと物足りなさも感じたが、静かな山の頂上からは奥三河の山々が連なっているのが見え心をなごませて呉れた。早めの昼飯を食べ、コーヒーを沸かし、しばし休んで11時半に下りにかかった。落ち葉と小石が敷き詰められた柔らかく、階段の全くない道で、とくに膝に負担が掛かる事も無く、腰を痛める事もなく、丁度1時間で駐車場に戻った。まだ時間も早かったので、国道257号線をさらに南下し、稲武の道の駅で「どんぐりの湯」に入り、さらに知らない山道をぐるぐる廻って夕方帰宅した。
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