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記録ID: 2343919
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ハイキング
京都・北摂

【過去レコ】京都北山/芦生から由良川大谷・三国岳経由で八丁平へ

1979年08月03日(金) 〜 1979年08月06日(月)
情報量の目安: B
都道府県 滋賀県 京都府
 - 拍手
エイチび〜 その他2人
GPS
80:00
距離
34.8km
登り
1,654m
下り
1,819m
天候 晴れ、曇り、雨
アクセス
利用交通機関:
バス
尾花谷で早くも休憩
2020年05月14日 10:51撮影
1
5/14 10:51
尾花谷で早くも休憩
佐々里峠でまた休憩
2020年05月14日 10:52撮影
3
5/14 10:52
佐々里峠でまた休憩
七瀬谷出合よりすこし先でテントを張りました
2020年05月14日 10:53撮影
1
5/14 10:53
七瀬谷出合よりすこし先でテントを張りました
2日目は大谷を遡行します
大谷との合流地点で腰まで浸かって由良川を左岸に渡ります
2020年05月14日 07:30撮影
3
5/14 7:30
2日目は大谷を遡行します
大谷との合流地点で腰まで浸かって由良川を左岸に渡ります
大谷F1
2020年05月14日 07:29撮影
2
5/14 7:29
大谷F1
大谷F2とF3
2020年05月14日 07:34撮影
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5/14 7:34
大谷F2とF3
大谷F6大滝
この後雨で写真は撮らず、翌日以降カメラ不調で写真無し
2020年05月14日 07:31撮影
3
5/14 7:31
大谷F6大滝
この後雨で写真は撮らず、翌日以降カメラ不調で写真無し

感想

(2020年記)

卒業した中学のワンゲル部は、毎年夏に八丁平で合宿をしている。
芦生の由良川源流大谷を登ってから、この合宿に顔を出そうと3人で計画。

広河原のバス停から佐々里峠経由で、由良川沿いの廃村灰野に下り立つ。この日はあすの難儀するであろう大谷遡行に備えて、行けるところまで行こうと、七瀬のキャンプ適地をこえてさらに由良川を遡り、七瀬と大谷の中間点付近の河原にテントを設営する。

翌日は、曇りで次第に雨になる予報。
大谷出合付近の由良川本流を、腰まで浸かって対岸に渡る。大谷ははじめは歩きやすい谷。山と高原地図には破線の道が記されているが、道らしきものは一切無い。入国して間もなく雨が降り出してきた。
F1は左を軽く巻き、F2.3の連瀑はF2を右直登、F3も左に少し巻き気味に登る。谷の傾斜が増すと千枚岩のナメ滝F4に続いてF5が現れる。15m近い落差がある。ここは3人好き勝手に登って行く。巻きを選んだWY氏は簡単に巻いて、その上にあるF6大滝の滝壺に魚影を見て遊んでいたようだが、残る2人が待てどもなかなかやってこないので、心配になりF5滝頭に戻ってみると、MY氏が直登上部で手こずっていた。それを助け終わって、今度はまだやってこないわたしを探しに下りてきてくれた。
そのわたしはどうしていたかというと、途中からひどい藪に突っ込んでフレームザックが引っかかり、二進も三進もいかず、どうしたものかと悩んでいたところ。薮の沢にフレームザックで登るなんてって思われるかもしれないが、なで肩のわたしにはこのザックが非常に担ぎやすく、体に合っているのだから仕方ない。
WY氏に発見され助けてもらって、わたしもようやくF5を越える事ができた。
その上のF6大滝はすばらしいの一言。見事な美しさと規模の滝だ。京都北山にある滝としては一二を競うのではないだろうか。
この滝の高巻きで雨が強くなってきた。大滝の上は倒木や流木群で谷底に下りる事はできない。ひどいクマザサの藪をトラバースするが、これがよく滑るので谷筋を諦め斜面を登り出す。
途中から臭い匂いが漂ってきた。3人はこれはクマだと思い込み、雲が厚いため薄暗く雨脚もさらに強くなってきて、ちょっと怖くなってきた。何とか三国岳山頂に到着するも匂いは強くなるばかり。これはクマが近くで我々を狙っているのではないだろうかと心配になる。
ところがこの匂いの源はMY氏のザックの中から。覗いてみると正露丸が雨に濡れてすり潰されているではないか。その匂いだったのだ。ホッとして3人で大笑い。
さてさて雨は強く、日は暮れかかってきた。山頂でゆっくりはしていられない。
下る途中で日は沈み、あっと言う間の暗闇に包まれた。ヘッ電頼りに歩くが道が不明瞭で適当に歩き、谷に下りてからは水の中をジャブジャブと進む。3人ともヘトヘトに疲れてきたので、狭い場所で水際であったが途中でテント設営。

次の日は朝から天候は回復、テン場から少し下っただけで林道に飛び出す。ずぶ濡れになって重たくなった荷物を担いでの今度は炎天下の車道歩き。
久多集落から小黒坂道を八丁平目指して登って行く。現在はクマザサもなく明瞭な山道だが、当時は上に行くほど不明瞭で、ササの背丈も優に身長を超えていて、なかなかハードな道だった。
峠よりやや東側に飛び出し、軌道修正して八丁平を新心荘まで歩く。
この日は小屋でゆっくり寝る。

最終日は、用があるため午前中のバス便に乗らなくてはならないMY氏が、早朝に山を下りていった後、わたしとWY氏は濡れものを乾かしながら、午前中は後輩達と小屋の中でのんびり過ごし、午後になってから山を下りる。

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