ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

記録ID: 2351172
全員に公開
ハイキング
霊仙・伊吹・藤原

阿弥陀ヶ峰 霊山寺阿弥陀堂跡 懐かしき鈴鹿の山と谷

2003年10月11日(土) [日帰り]
 - 拍手
GPS
--:--
距離
8.7km
登り
737m
下り
729m

コースタイム

日帰り
山行
4:50
休憩
0:00
合計
4:50
8:15
0:00
90
上丹生浄水場
9:45
0:00
75
図根点
11:00
0:00
15
阿弥陀堂跡
11:15
0:00
30
11:45
0:00
30
イモガ谷分岐
12:15
0:00
20
イモガ谷林道終点
12:35
0:00
15
上丹生浄水場
12:50
上丹生集落
天候 曇り
過去天気図(気象庁) 2003年10月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
コース状況/
危険箇所等
●2003年当時 特に問題なし
●帰りの中腹よりイモガ谷に下りる踏跡は最近2020年はやや不明瞭。
その他周辺情報 参考図書:
●西尾寿一著 ナカニシヤ出版「鈴鹿の山と谷1」
●中島伸男著 「鈴鹿霊仙山の伝説と歴史」
●西内正弘著 中日新聞社「鈴鹿の山ハイキング21世紀の山歩き」
<松尾寺からの阿弥陀ヶ峰P876(左の三角錐)・右は霊仙・手前は上丹生>阿弥陀ヶ峰は霊仙山の前衛として急峻で鋭角的な尾根をもつ独特の形をした山。見る角度で山の印象が異なる。
2
<松尾寺からの阿弥陀ヶ峰P876(左の三角錐)・右は霊仙・手前は上丹生>阿弥陀ヶ峰は霊仙山の前衛として急峻で鋭角的な尾根をもつ独特の形をした山。見る角度で山の印象が異なる。
<梓河内からの阿弥陀ヶ峰>大昔、霊仙と阿弥陀ヶ峰は同一山塊で、長い時間をかけて谷山谷の沢が二つを分離させたのではないだろうか?
1
<梓河内からの阿弥陀ヶ峰>大昔、霊仙と阿弥陀ヶ峰は同一山塊で、長い時間をかけて谷山谷の沢が二つを分離させたのではないだろうか?
<上丹生浄水場横>上丹生集落から、現在は入谷できない谷山谷・霊仙山登山口へ行く途中の上水道場横から山道へ入る。
2
<上丹生浄水場横>上丹生集落から、現在は入谷できない谷山谷・霊仙山登山口へ行く途中の上水道場横から山道へ入る。
植林地の急登。●阿弥陀ヶ峰山頂付近には霊山寺の阿弥陀堂伝説が残る。また、霊仙三蔵はこの山の山頂で大日如来を見た言い伝えがある。
1
植林地の急登。●阿弥陀ヶ峰山頂付近には霊山寺の阿弥陀堂伝説が残る。また、霊仙三蔵はこの山の山頂で大日如来を見た言い伝えがある。
石積のある杣道が続く。現在は植林に浸食されていて残念だが、昔は全て二次林だったのだろう。
石積のある杣道が続く。現在は植林に浸食されていて残念だが、昔は全て二次林だったのだろう。
谷山谷上に霊仙が見え隠れ。●「仏返し」の地元名は「阿弥陀岳にあった阿弥陀仏を勝手に自村に持ち帰った後に、疫病が流行、仏を山に返した」の伝承から。別名「ジャレボラ」という山名も。雨乞ボラとの関連?
1
谷山谷上に霊仙が見え隠れ。●「仏返し」の地元名は「阿弥陀岳にあった阿弥陀仏を勝手に自村に持ち帰った後に、疫病が流行、仏を山に返した」の伝承から。別名「ジャレボラ」という山名も。雨乞ボラとの関連?
やがて石灰岩の尾根。●霊山寺之古図では阿弥陀ヶ峰が構図の中心。阿弥陀ヶ峰関係では「茗荷石・阿弥陀堂・阿弥陀御手洗・仏せん・花樹林・聖徳太子御遺影」等の地名掲載。
1
やがて石灰岩の尾根。●霊山寺之古図では阿弥陀ヶ峰が構図の中心。阿弥陀ヶ峰関係では「茗荷石・阿弥陀堂・阿弥陀御手洗・仏せん・花樹林・聖徳太子御遺影」等の地名掲載。
奇妙な枝ぶりの樹木など。やや異様な風景。●阿弥陀御手洗は石灰岩上部が窪み手洗鉢状になったもの●仏せんは屏風岩のことらしい。
奇妙な枝ぶりの樹木など。やや異様な風景。●阿弥陀御手洗は石灰岩上部が窪み手洗鉢状になったもの●仏せんは屏風岩のことらしい。
巨大な石灰岩。右は谷山谷の上の崖。●阿弥陀如来仏の山からの流転の話は山麓の村落や寺院に何種類かの伝承が残るが・・。
1
巨大な石灰岩。右は谷山谷の上の崖。●阿弥陀如来仏の山からの流転の話は山麓の村落や寺院に何種類かの伝承が残るが・・。
樹木が開けて霊仙山の北面がはっきりした
1
樹木が開けて霊仙山の北面がはっきりした
コウヤボウキ(高野箒)
コウヤボウキ(高野箒)
石灰岩を乗り越えていく
石灰岩を乗り越えていく
後方をみると上丹生集落と松尾寺山方面の鉄塔などが見えている
後方をみると上丹生集落と松尾寺山方面の鉄塔などが見えている
奇妙な墓石のようなカレンフェルト
1
奇妙な墓石のようなカレンフェルト
北には長浜・姉川・伊吹山が明確。下の近くに見えるのは小屋山P501から梓山P497
北には長浜・姉川・伊吹山が明確。下の近くに見えるのは小屋山P501から梓山P497
鹿の食害除けのビニルテープが樹木に巻き付けてある
鹿の食害除けのビニルテープが樹木に巻き付けてある
カワチブシが所々に咲く
カワチブシが所々に咲く
図根点があった。地図作成時、地域全体での地図精度保持のため、地域全体にあらかじめ設置し位置と高さを測定した点だそうだ。
2
図根点があった。地図作成時、地域全体での地図精度保持のため、地域全体にあらかじめ設置し位置と高さを測定した点だそうだ。
踏み跡がはっきりしてきた
1
踏み跡がはっきりしてきた
阿弥陀ヶ峰の道標
阿弥陀ヶ峰の道標
巨大な杉?
右は谷山谷に落ちる崖。前に膨らみのあるやや丸い尾根がはっきりとしてきた
右は谷山谷に落ちる崖。前に膨らみのあるやや丸い尾根がはっきりとしてきた
南西方向。男鬼・比婆之山方面。
1
南西方向。男鬼・比婆之山方面。
巨木の間を抜けていく
1
巨木の間を抜けていく
ミカエリソウ
カレンフェルトがさらに増える
カレンフェルトがさらに増える
やがて赤い二連の灯明塔と卒塔婆(そとば)
この山は雨乞や仏教信仰の対象になったことは確かだろう。
やがて赤い二連の灯明塔と卒塔婆(そとば)
この山は雨乞や仏教信仰の対象になったことは確かだろう。
琵琶湖の形をした岩とは?茗荷(みょうが)石とは?
1
琵琶湖の形をした岩とは?茗荷(みょうが)石とは?
山頂西の小台地の大岩あたり?が阿弥陀堂跡?昔の小字が「塔峯」の関係?「霊仙寺阿弥陀堂跡」と消えかかった標識。
1
山頂西の小台地の大岩あたり?が阿弥陀堂跡?昔の小字が「塔峯」の関係?「霊仙寺阿弥陀堂跡」と消えかかった標識。
伊吹方面がはっきりとした。下の集落は梓河内。
1
伊吹方面がはっきりとした。下の集落は梓河内。
ミカエリソウ
阿弥陀ヶ峰山頂。阿弥陀堂はどこにあったか?山頂の西台地?あったにしても小祠状のものだった?
阿弥陀ヶ峰山頂。阿弥陀堂はどこにあったか?山頂の西台地?あったにしても小祠状のものだった?
阿弥陀ヶ峰山頂標識P876。霊仙梓河内道から約五百mぐらい西になる。南下は漆ヶ滝(霊仙滝)。漆(うるし)の名は息長丹生真人の妻の名?
1
阿弥陀ヶ峰山頂標識P876。霊仙梓河内道から約五百mぐらい西になる。南下は漆ヶ滝(霊仙滝)。漆(うるし)の名は息長丹生真人の妻の名?
なかなか味わいのある場所
1
なかなか味わいのある場所
柏原方面と伊吹
こちらは北西で琵琶湖・長浜
こちらは北西で琵琶湖・長浜
醒ヶ井から榑ヶ畑へ向かう宗谷川の谷西のP634や柾板峠の向こうに男鬼・比婆之山など。
醒ヶ井から榑ヶ畑へ向かう宗谷川の谷西のP634や柾板峠の向こうに男鬼・比婆之山など。
すごい形相だ
途中から右に回り込むように植林斜面を下りてイモガ谷へ向かう
1
途中から右に回り込むように植林斜面を下りてイモガ谷へ向かう
途中の標識。イモガ谷に下りる。ここから下は下草のある時期はやや不明瞭。GPSがあれば問題ないが・・。
途中の標識。イモガ谷に下りる。ここから下は下草のある時期はやや不明瞭。GPSがあれば問題ないが・・。
アケボノソウ
イモガ谷の林道終点にある標識
1
イモガ谷の林道終点にある標識
ツリフネソウ(釣船草)
ツリフネソウ(釣船草)
イモガ谷を上丹生へ帰る
1
イモガ谷を上丹生へ帰る
浄水場施設
上丹生に戻りました。山は霊仙。阿弥陀ヶ峰は左に隠れている。
2
上丹生に戻りました。山は霊仙。阿弥陀ヶ峰は左に隠れている。

感想

時間があったので谷山ぐらいまで進めたはずなんだが・・。石灰岩カレンフェルトと巨木が異様な雰囲気を醸し出す興味深い尾根。2020年最近は谷山谷が通過できないので浄水場から阿弥陀ヶ峰経由で梓河内・柏原道で霊仙山経塚山で榑ヶ畑へ周回する登山者もいるようだ。

お気に入りした人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:375人

コメント

まだコメントはありません
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

この記録に関連する登山ルート

この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。

ルートを登録する

この記録で登った山/行った場所

関連する山の用語

この記録は登山者向けのシステム ヤマレコ の記録です。
どなたでも、記録を簡単に残して整理できます。ぜひご利用ください!
詳しくはこちら