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Yamareco

記録ID: 2353317
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無雪期ピークハント/縦走
東海

舟伏山(過去レコです)。

2001年05月20日(日) [日帰り]
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onisan その他1人
GPS
--:--
距離
5.3km
登り
710m
下り
724m
天候 晴れ。
アクセス
利用交通機関:
自家用車
夏坂林道終点、あいの森に駐車場があります。
コース状況/
危険箇所等
危険個所はありません。
2001年05月20日 09:53撮影 by  FinePix2700, FUJIFILM
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5/20 9:53
2001年05月20日 09:53撮影 by  FinePix2700, FUJIFILM
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山頂にて。
2001年05月20日 11:46撮影 by  FinePix2700, FUJIFILM
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山頂にて。
2001年05月20日 11:47撮影 by  FinePix2700, FUJIFILM
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感想

 昨年の暮れ、岐阜市の北、美山町にある舟伏山(ふなぶせやま)に登ろうとした。県道200号線に入る頃から雪が降り始め、神崎から夏坂林道に入ると雪が積もっていた。こんな程度ならまだ大丈夫とさらに進むと、雪の量はどんどん増えて来た。いかにスタッドレスタイヤでも普通乗用車ではと、心細くなった頃に道が倒木で塞がれており、残念ながらというよりもほっとして引き返した事があった。
 平成13年5月20日、リベンジすべく久し振りで恭子さんと二人で出かけた。前回は雪で被われていて気がつかなかったが、夏坂林道は鋪装された立派な道で、勿論倒木も片付けられていた。林道の終点に駐車場があり、すでに10台以上の車がとまっていた。標識のあるわかりやすい登山口で、9時10分に登り始めた。すぐに急な狭い登山道となり、恭子さんはヘッピリ腰でついて来た。「腰を曲げないで!」と声を掛けながら山肌をジグザグに登り、35分程で峠を一つ越えた。緩やかな尾根道となり、左手になだらかな舟伏山を見ながらしばらく快適に歩いていくと、数人のパーテイーが休んでいた。夏坂林道入り口からの道が合流した所に桜峠と記されており、傍らに石仏が祀ってある。我々もここで一服して水分を補給し、記念撮影をしている間に先の人達は出発して行った。10時に桜峠を出発。このままなだらかな道が続くのかと思っていたがそうはいかず、雑木林の中、つづらおれの急な登山道となった。20分程登ると道が開け、先ほどのパ-テイ-がまた休んでいた。みのわ平という所らしいが、まだ休憩には早すぎるのでそのままそこを通過しさらに進んで行った。道は再び急なつづらおれとなり、途中、左へ行くと水場と記された分かれ道で一服。その間にみのわ平で休んでいた人達に追い越された。別に早登りの競争をしているわけではないのだが、追い越されると癪にさわるのは自分だけだろうか。とは云っても頑張って追い付く気もなく、いつもの通りマイペースでゆっくり登って行く。尾根から見えた舟伏山はなだらかで左程高くなく、もうそろそろ緩やかになるだろうと思っていたが、まだまだ急な山道が続いた。急登が終わり、道が平坦となると山頂に近付いた気配がし、登り始めてから2時間10分で舟伏山頂上に到着した。山頂は広々として、大勢の人が木陰に腰をおろしていた。南向きと北向きにそれぞれ立派な展望案内板があり、それによると南に恵那山や金華山が見えるらしい。天気は極めて良い割りにはやや霞んでいたせいだろうか、遠くの山はどれがそうなのか判らなかったが、北には雪を残した能郷白山がきれいに見えた。恭子さん手製のおにぎりを1個食べ、コンロで湯を湧かしコーヒーを飲み、それに加えてチキンラーメンを作って食べた。食事をしている間にも人がどんどん増えて来て、頂上には100人はいるのではないかと思われた。花を持ったおじさんが近づいてきて、得意そうに見せてくれた。なんでも猿面という珍しいエビネだという事である。花は採っちゃいけないというと、おじさんは「株はとってないから良いんだ」と云っていたが、本当にそうなのだろうか。帰りは小舟伏のほうを回って行く事にし、12時丁度に頂上を出発した。何ていう名か知らないが、数種類の小さな白い花が沢山咲いている中を快適に下って行った。途中で二人の男性が追い抜いて行き、イヌ連れの家族が登ってくるのに会った。小舟伏への道が記されているが、それらしき山はわからずじまいであった。急斜面をゆっくりと下り、展望台と記された場所で水分を補給。展望台からはきれいに植林された林の中の道を延々と下って行った。駐車場についたのは2時で下りに2時間かかった事になり、登りより長い道のりだったのだろう。下るだけでも相当疲れ、この道を登るのはさぞやつらかろうと思えた。駐車場にはなにわナンバーのバスが2台とまっており、わざわざ大阪から、しかも団体で登りに来る程の山だったのかと驚いた。舟伏山というのはその名の通り、舟を伏せたような形に由来するものであり、この山名を有する山は多い。恵那山の別名でもあり、岐阜市の金華山の上流にも同名の山がある。この神崎の舟伏山は愛好者の間では有名な山なのだろう、頂上にいた人の多さと貸しきりバスからそう思われた。
 帰りに観音像の立つ美山の温泉に立ち寄った。6月には閉鎖してしまうとの事で、入浴料は150円とディスカウントしていた。そのかわり一杯の人で、これだけの人が利用するのだから閉鎖することもないのではと思ったが、倒産前のデパートと同じ現象なのだろう。われわれが舟伏山に登るまで持ちこたえていてくれた事を喜びつつ、生ビールで乾杯した。

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