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Yamareco

記録ID: 23692
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
磐梯・吾妻・安達太良

磐梯山 1818.60m

2005年06月11日(土) [日帰り]
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コースタイム

八方台―中の湯―弘法清水―磐梯山
                       1200m 1300m 1819m
                      8:00 8:15 8:50 10:45 1130

―弘法清水―中の湯―八方台
天候 曇り、雨
過去天気図(気象庁) 2005年06月の天気図
コース状況/
危険箇所等
飯坂温泉―土湯―名家―(磐梯ゴールドライン)―八方台―中の湯―弘法清水―磐梯山
                       1200m 1300m 1819m
                      8:00 8:15 8:50 10:45 1130

―弘法清水―中の湯―八方台―野口英世記念館―二本松―飯坂温泉
12:20 14:05 14:35
2008年05月17日 14:10撮影
5/17 14:10
八方台登山口駐車場。
八方台登山口駐車場。
弘法清水小屋。
弘法清水。
2007年09月22日 09:46撮影 by  DSC-W1, SONY
9/22 9:46
弘法清水。
磐梯山山頂。
磐梯山山頂。
野口英世生家。

感想

今日もガスだった。梅雨の真っ最中だから贅沢はいえないが。

天気 曇り、雨

今日は県道115号線を南西進、名家で459号線にはいり、磐梯ゴールドラインを登って八方台登山口に着く。樹林の中、右手に広い駐車場があり、休憩所とトイレがある。
既に10数台の車が止まっている。出発の準備をしていると、10数人の中高年のパーテイがやって来てワイワイやっている。
ここの標高は既に約1200mだが山頂との差はおよそ600m余、甘くはない山だ。
天気は、雨は降っていないが、予報通り、どんより曇って、少しガスっている。
3,4人で猫魔岳の方へ行く人達もいる。
登山口は道路を挟んで反対側だ。広い作業道が続いている。少し前に出発したパーテイはもう見えなくなった。声も聞こえない。脚は少し筋肉痛だ。ゆっくり行こう。
やがて樹林を脱し、硫黄の臭いが鼻をつく。中の湯だ。温泉宿らしい建物もある。
少し降って、凹地の縁を半周、木道があり、急な木の階段を登ると愈々本格的な登山道だ。
緩やかな坂道が続く。やがて急な斜面中腹のトラバース気味の道となる。アップダウンもあり険しくなってきた。樹が茂っているから余り感じないが、右側は崖が切れ落ちている。
傾斜が緩み、周りは低木となったが、ガスで山頂は見えない。三叉路に来た。真直ぐは、お花畑経由弘法清水、右は弘法清水だ。お花畑は帰りに、ということにして右に行く。
間もなく人の声が聞こえ、小屋が見える。斜面に刺したビニールのパイプから水が流れ出ている。広場に売店兼食堂が2軒あり、外に休憩用に木のベンチも置かれている。鐘もある。山頂まであと30分とある。水を補給して出発。岩礫の急な坂道を喘ぐこと45分、低木の林を抜けて山頂に着く。頂上は大きな岩が小高く積み重なっている。
晴れておれば猪苗代湖など眺められるようだが、今日は濃いガスで何も見えない。
風も強くて寒い。帽子を吹き飛ばされたが、幸い岩に引っ掛かってくれた。
昼食は弘法清水に降りて摂ることにする。岩礫の急な坂道を慎重に降りて弘法清水。
外のベンチで昼食を摂り、売店に入ってみる。記念バッジが600円だ。高いと思ってもう1軒の店に入ってみる。全く同じバッジが400円だ。どうなってんだよ?
高年男性に、道端に咲いている小さな白い花の名前を聞かれる。判らない。僕も気になっていたので店の人に尋ねる。「ヤマハタザオ」と。
ここからはお花畑を回ってみる。急な坂を少し降りると、なだらかな原っぱが広がり、その中に木道がついている。「ヤマハタザオ」やチングルマが咲いている。
最盛期にはもっと色々な花が見られるようだが、時期がまだ早いようだ。
三叉路を過ぎ、樹林の中の道を下っていると、団体が登って来た。道は狭くすれ違うのも容易でない。東京から29人で来たと言う。
暫らく下るとまた団体が来た。道を譲っていると、その中の1人が後続者に「譲ってあげて」という。といっても続々続いているので動く訳に行かない。列が切れて少し降るとまた続々と登ってくる。その繰り返しである。かなり降りた所で、旗を持った添乗員らしい人が高年女性と休んでいる。この人(以後Aさんという)、脚を痛め、ここから引き返すので登山口まで一緒に連れて降りてくれ、と。話を聞けばこの団体、サンケイツアーの「健康ウオーク・登山」で、120人、今朝7:00横浜をバス3台で発って、5時間かけてここへ来た、そして今日のうちに横浜に帰る、という。そう云えば、所々に「健康ウオーク・登山」と朱書した紙が張ってあった。最近こんな登山が流行っているようだ。
ゆっくり降りて行く。Aさん、歩き方を見ると、特にどうと言うことはなさそうだ。
僕より4つ年上のようで、退職後登山を始め、時々このツアーに参加すると言う。
終戦前後の物不足の時代のことなど話をする。
中の湯が近くなると雲が切れて日が差してきた。登るときには見えなかったが、猪苗代湖が少し霞んで見える。
中の湯の峠から振り返ると、今登って来た磐梯山の山頂が雄大に聳えている。
しっとりとした樹林の中の作業道をゆっくり下って駐車場に着く。
駐車場には、なるほど大型バスが3台、駐車場の略半分を占めて止まっている。
靴を履き替え、トイレを済ませ、猪苗代湖畔の野口英世記念館を目指す。磐梯ゴールドラインを湖畔の方に下って行く。湖畔に平行な道が2本あり、湖畔から遠い方走っていたので間道を通って湖畔に出る。暫らく行くと、街があり、右手に野口英世記念館の看板を見つける。駐車場に車を止めて早速見学。生家がそのまま残されているのには感心した。
火傷をした囲炉裏も当時のままだ。機(はた)や糸引き車、養蚕の道具、蓑傘、鍬鎌、風呂桶、庭には当時からの物だという桑の大木もある。今はすっかり姿を消したが、僕は小さい頃実際に見たり使ったりしたものだ。
隣に記念館があり、生い立ちや実績を表す写真やパネルが展示してある。確かに偉大な学者だが、以前渡辺淳一の「遠き落日」を読んだので、光の部分だけを見せ付けられても、何かむなしい気がする。
展望台にも上ってみる。猪苗代湖は少し遠く、それにもやっていて精彩はない。磐梯山も晴れておれば素晴しいのだろうが、中腹から上は濃いガスがかかり見えるのは両端の裾だけである。
帰る途中名家の方に入る道を見落としてしまい、猪苗代湖を半周して、二本松を回ることとなり、大変な回り道となってしまった。その上福島から飯坂温泉の方に入る道を間違えた。合わせて1時間はロスしただろう。予報通り今日も雨が降ってきた。
旅館に帰り、風呂に入り、明日に備える。
天気予報では明日は良さそうだ。九州南部と東海地方が今日梅雨入りした、と。


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