鳴谷山
コースタイム
- 山行
- 4:30
- 休憩
- 1:00
- 合計
- 5:30
天候 | 晴れのち曇り |
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過去天気図(気象庁) | 2020年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
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コース状況/ 危険箇所等 |
大木の倒木箇所、ザック背負ったままでは通れません。鎧岩の足元注意。泥濘多し。 |
その他周辺情報 | 大門温泉 |
装備
個人装備 |
双眼鏡・ビール
|
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感想
先週の口三方岳に続き、白山をもっと近くに見たいという衝動を抑えられず、日曜日の朝4時半に一人で家を飛び出しました。途中の国道で、山からいきなり熊が飛び出してきて、危うく衝突のところを急ブレーキで事なきを得たというハプニングもありながら、手取ダムを越えて、登山口に続く百合谷林道へ。大嵐山との分岐点からいきなり未舗装の狭いジャリ道。格安レンタカーのオンボロ軽自動車が、途中で動かなくなってしまうのではないかという不安と心細さが約15分続き、比較的広い駐車スペースを備えた登山口に6時15分に到着。私の前に2台止まってました。身を整えて6時30分、山行開始。
右手に沢の音と普段は聴けないカエルの合唱を耳にしながら、新緑の道を軽快に進みました。谷の名が付く山だけあって、小さな沢や泥濘が何カ所もありました。三本の大木が重なって倒れて、道を塞いでいる箇所があり、人一人がやっと抜けられる隙間をザックを下ろして、恐る恐る抜けました。
豪雪地帯を思わせる不思議な形の大きな杉の木が沢山存在し、さながらジブリの世界に迷い込んだ気持ちになり、ナウシカのサントラ音楽が頭の中で奏されていました。
鎧岩と呼ばれる迫力ある岩道を超えると、湿地が多くなり、咲き終えた水芭蕉やリュウキンカが沢山ありました。頂上に近づく程に笹藪が多くなり、やっと抜けたかと思ったら目の前にいきなり白山の堂々たる姿が飛び込んできました。残雪をたたえた白山の神々しさに、足の疲れは吹き飛んでしまいました。卵のような大小不思議な石の道を少し歩くと、すぐに頂上に到着。登り始めてからちょうど2時間30分。先客が1人おられ、お疲れの所を失礼して、もちろん白山をバックに写真を撮っていただきました。1時間ほど白山を拝みながら食事や周囲の散策をしました。次々と登山者が来られたので、混まないうちに身支度をし、白山に別れを告げて、去り難い気持ちを抑えて帰路につきました。
途中、老若男女の沢山のパーティーとすれ違い、この山の人気の高さを実感しました。倒木を超えたあたりから、ポツリポツリときたので、足場に細心の注意をはらいながら、足早にゴールを目指しました。12時ちょうどに登山口到着。山頂から2時間で下りてきました。車は20台程に増えており、スペースに入りきれず、例の砂利道に止めざるを得ない車も。雨が段々と激しくなり、すれ違った方々は大丈夫かと気にしながら、そそくさと靴を脱ぎ車に乗り、またあの嫌な砂利道を帰りました。
市街地に出ると緊張感が取れてホッとしましたので、最初に目に入った温泉施設、大門温泉に浸かり、山行を振り返りながら疲れを癒しました。山頂からの白山の山姿は ずっと忘れないと思いました。
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