スイストレッキング
天候 | 晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2004年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト) 飛行機
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写真
感想
一度は行って見てみたいと思っていたスイスアルプス。ついに念願がかないました。家族に病人も出て一旦はキャンセルしましたが、早くに快復しましたので、まだ空いているか確認したら、空いていたので再度申し込み。この年代になるとなかなか先の長い計画は立てられない状況ですし、行ってみても、天候不順やその他のトラブルで所期の目的を果たせない可能性も低くない中で、決して安くはない費用での旅行でしたが、清水の舞台から飛び下りたつもりでの決断でした。結果は最高で、神頼みが通じたようです。
7月30日
山梨にいる次男坊との合流の都合もあり、上野に前泊。上野駅の新幹線改札に切符を全部置いてきて出られなくなった人もいましたが、戻って切符をもらってきて無事出場できました。
7月31日
上野から成田へ。忘れ物もなく無事入国審査も済ませたと思いきや、次男坊が携帯電話を外に落してきたとの騒ぎ。一度入国審査が済んで入ってしまうと、簡単には出られないし、行っても見つかる保証はありませんでしたが、係員にお願いして出場、携帯もすぐに見つかって万歳でした。
8月1日
成田からミュンヘン経由でチューリッヒへ。この日は特に何もなく明日からの展望と天気に期待でした。
8月2日
チューリッヒから電車でスイス最古の都市クールへ。途中の山々とハイジの里を見ながらの鉄道の旅です。クールから氷河特急に乗り換えてツェルマットへ。時速35Kmのゆっくりした特急で山越えの鉄路です。その食堂車で豪華な昼食をとって、ゆっくりとツェルマットへ。ツェルマットに着くと雲がかかりながらもマッターホルンがしっかり見えていました。とりあえずは、見えた!で感激。その後、雲はどんどんとれてホテルでの夕食の頃は快晴。夕空の中のマッターホルンを眺めながら屋外でのディナーでした。泊まったホテルは駅からは遠く、歩きで20分ほどの坂を登った所のホテルですが、裏庭は牧草地でしっかりマッターホルンの見える最高の場所でした。
この日は奇しくもスイスの建国記念日でツェルマットでもお祭りと花火に出会えました。外国での花火を見るのも初めてでしたが、山間のあちこちから打ち上げられる花火はまた格別でした。花火は夜の12時まで続いていました。
8月3日
この日はツェルマットからゴルナグラート展望台3130mへ登山電車で。天気は快晴。マッターホルンやその他の山々、ゴルナー氷河もはっきり見えました。展望台からの下りは一駅分を歩いての下りでリッフェル湖に映る逆さマッターホルンをゲット。そしてマッターホルンにタッチの写真。
お昼はツェルマットに戻ってラクレット。午後は地下ケーブルとゴンドラを乗り継いでスネガへ。ここの地下ケーブルは黒部ダムの地下ケーブルと同じ様な感じですが、スピードは倍以上。ここでは簡単なハイキングで、今は、非常に数が減ってなかなか見れないエーデルワイスにご対面。終日マッターホルンの見えるいい天気で日焼けしてしまいました。この日もツェルマット泊。
8月4日
この日も朝焼けのマッターホルンが見える良い天気。朝食後すぐにツェルマットを出発。この日は乗り物を10回以上乗り換える移動。まずは電車でシュピーツまで。ここからトゥーン湖で船に。そしてこの船でのランチクルーズ。そしてインターラーケンから電車、バス、ゴンドラを乗り継いでシュルトホルン展望台2970mへ。ここは007の映画の舞台にもなった所とのこと。途中は結構な雨でしたが展望台に着く頃には雨もあがって雲が多いながらもアイガーやユングフラウも良く見えました。ここからゴンドラ、登山電車、地上ケーブルカー、そしてまた電車を乗り継いでミューレン経由グリンデルワルトへ。夕食はミートフォンデュでした。グリンデルワルト泊。
8月5日
登山電車でクライネシャイデック経由ユングフラウヨッホ展望台3545mへ。途中アイガー北壁に開けられた窓から絶景を鑑賞。アレッチ氷河もしっかり見えました。しかし展望台は霧、風速10m、気温1度と悪条件。なかなかずっとは好天は続きません。氷河の中に作られた氷の殿堂を見てから下山。何も見えなくて残念でしたが、雰囲気は味わえました。お昼は下りてからクライネシャイデックで。午後は登山電車とゴンドラでメンリッヘンへ移動後、そこからクライネシャイデックへのハイキング。アイガー北壁を見ながらお花畑を歩くいいコースです。この日は日差しも弱く、涼しくて快適でした。この日もグリンデルワルト泊。
8月6日
グリンデルワルトからはバスで国境を越えてフランスのシャモニーへ。この日は最高地点の展望台エギーユデミディ3842mに行く予定でしたが、本日から点検6週間で運休。アレー!でしたが、代わりにブレバン展望台2500mへ。結局、雲は取れずモンブランは見えませんでした。この稼ぎ時に運休して点検とはさすがフランス人とは感じました。代わりのブレバン展望台のブレバンは奥方の今は亡きお父さんのスキー製造会社の名前のブレバンの名前がここから来ていることが初めて分かったと奥方が喜んでいました。お父さんがシャモニーには行った事があることは知っていましたが、ここにブレバンという地名があることは知らなかったそうです。これはきっと天国のお父さんのお引き合わせだろうと思いました。この日はシャモニー泊。夕食はチーズフォンデュでした。
8月7日
シャモニーからバスでジュネーブへ。ここからミュンヘン経由で日本へと。ジュネーブ、ミュンヘン間は久々のプロペラ機でした。飛行機はシベリア経由のため殆ど日は暮れず、ちょっと沈んだ太陽がすぐに北から上がってきて次の日になりました。そして無事成田に到着。良かった、良かったと京成の電車に乗りましたが、乗ってしばらくしたら、あ!、スーツケースがない!、と気が付いて佐倉から成田空港に戻りました。幸運にもスーツケースはちゃんと駅のホームにありました。また、万歳です。ハプニングも多少ありましたが、最高の旅が楽しめました。
本当に行って良かった、行けて良かったのスイスアルプス展望旅行でした。またいつか行けることを願いつつ、紀行文を終わりとします。
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