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Yamareco

記録ID: 2416704
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ハイキング
奥秩父

【祝ウチョウラン開花】二子山の岩稜を周回

2020年06月27日(土) [日帰り]
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GPS
--:--
距離
4.9km
登り
686m
下り
688m

コースタイム

日帰り
山行
5:40
休憩
0:40
合計
6:20
10:20
10:20
60
11:20
11:40
50
12:30
12:30
50
13:20
13:20
10
13:30
13:30
40
14:10
14:30
20
二子山西端岩場
14:50
14:50
50
15:40
15:40
10
R299登山口
15:50
二子山坂本登山口
 二子山のウチョウランの花期は、過去のレコから7月初旬から中旬と読んでいたのだが、今年は例年並みか、少し早いのかもしれない、フライング気味でもこの土曜の好天は格好の機会と二子山行きを決行。フレッシュなお花に巡り合うには多少のリスクはあっても早い時期を狙うしかない。
 結果は2~3分咲きとまだ早かったものの、開花した株も見つけることが出来、初めてのウチョウランとの出会いを果たすことができて、大満足。見ごろは来週ぐらいからになりそうです。ウチョウラン、本当に美しいお花ですね。ますます好きになりました。
 二子山自体も以前から岩場の山としてずっと気になっていた山ですが、近そうで、意外と時間がかかる場所で、後回しになっていたのです。しかし上記の通り、ヤマレコでウチョウランが咲く山として、自分の中では、その存在は大きくクローズアップされてきたのでした。今年こそはと狙っていた山の一つで、ようやく今回その計画をかなえることができました。
 二子山は岩の山で上級者の山域という印象が強かったので、まず情報収集して、そのリスクを自分なりに分析。その結果、上級者とはいえ、ホールドが豊富で、しっかり3点確保すれば、自分でも登れそうという結論でした。そこでコースの全体と、道迷いにならぬよう、過去レコをよく調べて、必要情報をインプット。気休めでも心が弱いもので、自分でもいけるだろうかという不安を持ちつつ、それと自分の中で戦いながらなので、すこしでも不安を解消するためのプロセス、大事です。
天候 高曇り
過去天気図(気象庁) 2020年06月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
坂本登山口より周回。
登山口の道路情報に5km先全面通行止めとなっていたの(5台程度)で林道の路側帯に停めました。自分の車で10台目ぐらいでした。
コース状況/
危険箇所等
 坂本集落のバス停近くに公衆トイレあり。坂本登山口に小さなバイオトイレあります。トイレの前に澤水を引いただしっぱのホースで水がジャバジャバでてます。自分は飲んでみましたがおいしいお水でしたが、水質などは自己責任で。
途中まで沢沿いの道で、二股分岐あたりが最後水を得られるところかと。
 股峠までの一般道は、やや荒れ気味。何回か沢を右へ左へ移りながら進みます。水量はすくないので、沢を渡るのは心配なし。中間点あたりの二股に分かれるところは左の沢の方へいくのですが、沢沿いに行かず、左に高巻く道があるので、そこに入ればあとは間違うところはありません。全体にドロドロの道で滑りやすいので、スリップには要注意。
 岩稜帯は、ほぼ石灰岩で、風雨で浸食されて、鋭利な形状をしており、手足をぶつけると、ざっくり切れそうな感じなのでコケタリ、バランス崩さぬよう注意。それが故、足場やホールドには困らず、しっかり体を確保でき、フリクションも十分効くので、登擧には安心感があり、岩場経験ある方なら、余裕で楽しめます。
 ルートはペンキで示されており、外さなければ迷うところはありません。稜線は岩場の上下が続くので、結構体力消耗します。また両側が切れ落ちたところが数か所あって、落ちたら助からないため、油断せず、3点確保でゆっくり縦走しましょう。ここらもホールドはいくらでもあり、しっかり3点確保すれば心配ありません。
 西岳頂上から西へ岩稜を進み最後の鎖場を降りてしばらくいくと、樹林帯に入りますが、岩の基部に降り立っても、特に道標はなく、岩の基部をトラバースしていく道と坂本へ下る道の分岐がよくわからなかった。坂本への道は開けた沢の斜面が見えてきたら、右の尾根へ進む道を尾根沿いに下ると、左の開けた斜面に設置された鹿柵と尾根が合わさるあたりに志賀坂峠と書かれた道標が現れ、一安心しました。ここをしばらく行くと、また鹿柵が現れ、今度は坂本への表示がありました。ここで鹿柵を扉を開けて超えて、トラバースしていくと、送電線の開けたところに出て、ここからは尾根伝いに下っていくと国道299に出ます。
その他周辺情報 小鹿野の市街を抜け、両神山への道を分ける十字路に最後のコンビニのローソンがあります。その手前のコンビニは7-11他、秩父から5店ぐらいありました。
初めてみました。ウチョウラン
蘭の中でも希少種でなかなか巡り合えませんでした。
今年は時期を合わせてなんとか見つけることができました。
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初めてみました。ウチョウラン
蘭の中でも希少種でなかなか巡り合えませんでした。
今年は時期を合わせてなんとか見つけることができました。
岩場に根を張り、孤高の貴婦人の雰囲気。
いやー、見とれてしまいました。
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岩場に根を張り、孤高の貴婦人の雰囲気。
いやー、見とれてしまいました。
あまりに美しく、何枚もいろいろな角度から撮ってしまいます。
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あまりに美しく、何枚もいろいろな角度から撮ってしまいます。
少しフライング気味かなと不安も抱えて、やってきたのですが、咲き始めの素晴らしいお花に巡り合え、幸せです。
全体としては、多分2~3分咲きで、つぼみも多く、開花前の株もたくさんありました。来週あたりが見ごろではないかと思います
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少しフライング気味かなと不安も抱えて、やってきたのですが、咲き始めの素晴らしいお花に巡り合え、幸せです。
全体としては、多分2~3分咲きで、つぼみも多く、開花前の株もたくさんありました。来週あたりが見ごろではないかと思います
これは一番たくさん花をつけていた株。それでも蕾の数の方が多いから、これからです。
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これは一番たくさん花をつけていた株。それでも蕾の数の方が多いから、これからです。
これは草付きの中から発掘。
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これは草付きの中から発掘。
陽が当たってくれてお花がメタリックに輝きます。
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陽が当たってくれてお花がメタリックに輝きます。
ウチョウランのサイドビュー
どの株もこれから咲くぞーと元気で勢いがありました。
ほぼ全山岩場の厳しいところで、都合20株ぐらい見つけましたが、半数以上は未だ蕾でした。来週以降楽しみです。
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ウチョウランのサイドビュー
どの株もこれから咲くぞーと元気で勢いがありました。
ほぼ全山岩場の厳しいところで、都合20株ぐらい見つけましたが、半数以上は未だ蕾でした。来週以降楽しみです。
林道わきのこの登山口からスタート。
カウンタを押して+1
2020年06月27日 09:37撮影 by  X30, FUJIFILM
6/27 9:37
林道わきのこの登山口からスタート。
カウンタを押して+1
コナスビ
2020年06月27日 10:17撮影 by  X30, FUJIFILM
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6/27 10:17
コナスビ
股峠に到着
もう汗だく、なんかだるくて、熱中症の予感。
2020年06月27日 10:23撮影 by  X30, FUJIFILM
6/27 10:23
股峠に到着
もう汗だく、なんかだるくて、熱中症の予感。
アカショウマ
2020年06月27日 10:38撮影 by  X30, FUJIFILM
6/27 10:38
アカショウマ
シモツケ
鮮やかなピンク色が目を引く。ちょうど花盛り。
2020年06月27日 10:43撮影 by  X30, FUJIFILM
6/27 10:43
シモツケ
鮮やかなピンク色が目を引く。ちょうど花盛り。
まず東岳へ向かう。斜面途中から振り返って西岳を望む。
2020年06月27日 10:44撮影 by  X30, FUJIFILM
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6/27 10:44
まず東岳へ向かう。斜面途中から振り返って西岳を望む。
イワシモツケが満開でした。
2020年06月27日 10:45撮影 by  X30, FUJIFILM
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6/27 10:45
イワシモツケが満開でした。
最初の岩場を超え稜線に出ると、展望広がり、東岳頂上を望める
2020年06月27日 10:50撮影 by  X30, FUJIFILM
6/27 10:50
最初の岩場を超え稜線に出ると、展望広がり、東岳頂上を望める
イブキボウフウ
2020年06月27日 10:57撮影 by  X30, FUJIFILM
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6/27 10:57
イブキボウフウ
東岳山頂
2020年06月27日 11:20撮影 by  X30, FUJIFILM
6/27 11:20
東岳山頂
ミスジチョウ
2020年06月27日 11:21撮影 by  X30, FUJIFILM
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6/27 11:21
ミスジチョウ
東岳稜線から西岳を振り返る。
2020年06月27日 11:22撮影 by  X30, FUJIFILM
6/27 11:22
東岳稜線から西岳を振り返る。
モンシロチョウ
2020年06月27日 11:24撮影 by  X30, FUJIFILM
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6/27 11:24
モンシロチョウ
山頂で記念写真、お声かけていただき、撮っていただきました。
ありがとうございました。
2020年06月27日 11:43撮影 by  X30, FUJIFILM
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6/27 11:43
山頂で記念写真、お声かけていただき、撮っていただきました。
ありがとうございました。
戻ってゆく手の西岳へと向かいます。
そそり立ってるなあ!
2020年06月27日 11:49撮影 by  X30, FUJIFILM
6/27 11:49
戻ってゆく手の西岳へと向かいます。
そそり立ってるなあ!
ミヤマゼシキョウ
もうお花は終わって実になっています。
2020年06月27日 12:11撮影 by  X30, FUJIFILM
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6/27 12:11
ミヤマゼシキョウ
もうお花は終わって実になっています。
ヤマボウシ
2020年06月27日 12:22撮影 by  X30, FUJIFILM
6/27 12:22
ヤマボウシ
西岳上級者コースに入りました。テラスで一息つきます。西岳岩壁から東岳を振り返る。
2020年06月27日 12:47撮影 by  X30, FUJIFILM
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6/27 12:47
西岳上級者コースに入りました。テラスで一息つきます。西岳岩壁から東岳を振り返る。
ここの岩場は石灰岩からなり、この写真のように浸食が激しい。
でもホールドは豊富です。
2020年06月27日 12:53撮影 by  X30, FUJIFILM
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6/27 12:53
ここの岩場は石灰岩からなり、この写真のように浸食が激しい。
でもホールドは豊富です。
シュロソウが咲き始め
2020年06月27日 13:02撮影 by  X30, FUJIFILM
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6/27 13:02
シュロソウが咲き始め
ニッコウキスゲも咲いてるのを見たのはこの1輪のみ
まだつぼみは堅い感じでした。
2020年06月27日 13:05撮影 by  X30, FUJIFILM
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6/27 13:05
ニッコウキスゲも咲いてるのを見たのはこの1輪のみ
まだつぼみは堅い感じでした。
稜線から西岳の岩稜
2020年06月27日 13:07撮影 by  X30, FUJIFILM
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6/27 13:07
稜線から西岳の岩稜
深く切れ落ちて、すごい高度感!
2020年06月27日 13:07撮影 by  X30, FUJIFILM
6/27 13:07
深く切れ落ちて、すごい高度感!
稜線に人が見えます。
2020年06月27日 13:08撮影 by  X30, FUJIFILM
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6/27 13:08
稜線に人が見えます。
イワキンバイは終盤
2020年06月27日 13:13撮影 by  X30, FUJIFILM
6/27 13:13
イワキンバイは終盤
このイワキンバイの株は、比較的きれいなお花が残っていてくれた。
2020年06月27日 13:18撮影 by  X30, FUJIFILM
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6/27 13:18
このイワキンバイの株は、比較的きれいなお花が残っていてくれた。
西岳の絶壁
2020年06月27日 13:22撮影 by  X30, FUJIFILM
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6/27 13:22
西岳の絶壁
稜線は絶景が続きます。
2020年06月27日 13:22撮影 by  X30, FUJIFILM
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稜線は絶景が続きます。
トカゲが日向ぼっこ。動きが鈍く、あまり逃げない。
2020年06月27日 13:23撮影 by  X30, FUJIFILM
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6/27 13:23
トカゲが日向ぼっこ。動きが鈍く、あまり逃げない。
西岳登頂!
2020年06月27日 13:26撮影 by  X30, FUJIFILM
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6/27 13:26
西岳登頂!
西岳山頂から、西側の稜線もすごい壁!
2020年06月27日 13:27撮影 by  X30, FUJIFILM
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6/27 13:27
西岳山頂から、西側の稜線もすごい壁!
両神山かな?槍ヶ岳みたいに尖がってる!
2020年06月27日 13:29撮影 by  X30, FUJIFILM
6/27 13:29
両神山かな?槍ヶ岳みたいに尖がってる!
岩壁にへばりつき、咲く間際のウチョウラン
かなり危うい場所で目一杯望遠で!
2020年06月27日 13:35撮影 by  X30, FUJIFILM
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6/27 13:35
岩壁にへばりつき、咲く間際のウチョウラン
かなり危うい場所で目一杯望遠で!
何だろう?
2020年06月27日 13:38撮影 by  X30, FUJIFILM
6/27 13:38
何だろう?
大分下って振り返る
2020年06月27日 13:48撮影 by  X30, FUJIFILM
6/27 13:48
大分下って振り返る
稜線を下る登山者が見える
2020年06月27日 13:48撮影 by  X30, FUJIFILM
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6/27 13:48
稜線を下る登山者が見える
キバナコウリンカ
2020年06月27日 13:59撮影 by  X30, FUJIFILM
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6/27 13:59
キバナコウリンカ
前方に叶山が見えてくると、岩場の稜線もあともうすこし。
ここでずっと歩き詰めだったので、大休止をとります。
ちょっと熱中症気味だった!ポカリで水分補給、持ってきたサンドイッチをほうばって、ちょっと回復。水1.5Lもってきたけど多すぎず、ちょうどぐらいだったかな。
2020年06月27日 14:06撮影 by  X30, FUJIFILM
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6/27 14:06
前方に叶山が見えてくると、岩場の稜線もあともうすこし。
ここでずっと歩き詰めだったので、大休止をとります。
ちょっと熱中症気味だった!ポカリで水分補給、持ってきたサンドイッチをほうばって、ちょっと回復。水1.5Lもってきたけど多すぎず、ちょうどぐらいだったかな。
石灰岩の土壌に生息するキバナコウリンカ。これも希少植物です。
2020年06月27日 14:29撮影 by  X30, FUJIFILM
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6/27 14:29
石灰岩の土壌に生息するキバナコウリンカ。これも希少植物です。
ナツトウダイ
アップにすると不思議なお花です。
2020年06月27日 14:30撮影 by  X30, FUJIFILM
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6/27 14:30
ナツトウダイ
アップにすると不思議なお花です。
またまたキバナコウリンカ。この時期が最盛期、全山で見られました。
2020年06月27日 14:36撮影 by  X30, FUJIFILM
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6/27 14:36
またまたキバナコウリンカ。この時期が最盛期、全山で見られました。
岩場を無事通過してヒノキ林に突入、しばらく下るとぱっと開けてこの景色が見える。このあとアクシデント発生!右足のかかとソールが劣化したのかパックリと剥がれてしまった。
緊急用に紐をだして紐でかかとのソールを固定、なんとか歩けそうなので、事なきをえた。ホッ・・・
2020年06月27日 15:00撮影 by  X30, FUJIFILM
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6/27 15:00
岩場を無事通過してヒノキ林に突入、しばらく下るとぱっと開けてこの景色が見える。このあとアクシデント発生!右足のかかとソールが劣化したのかパックリと剥がれてしまった。
緊急用に紐をだして紐でかかとのソールを固定、なんとか歩けそうなので、事なきをえた。ホッ・・・
さらに尾根をトラバースして進み、送電線まで来ました。
電線がうるさいけど、二子山バッチリ見えます。
2020年06月27日 15:23撮影 by  X30, FUJIFILM
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6/27 15:23
さらに尾根をトラバースして進み、送電線まで来ました。
電線がうるさいけど、二子山バッチリ見えます。
登山口までもどってきた。このお水で顔を洗って、さっぱり。
水もがぶ飲みしました。うまーい!
2020年06月27日 15:50撮影 by  X30, FUJIFILM
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6/27 15:50
登山口までもどってきた。このお水で顔を洗って、さっぱり。
水もがぶ飲みしました。うまーい!
その横にこのバイオトイレあります。中は覗かなかったけど、レコによるときれいなトイレだそうな。
2020年06月27日 15:52撮影 by  X30, FUJIFILM
6/27 15:52
その横にこのバイオトイレあります。中は覗かなかったけど、レコによるときれいなトイレだそうな。
路駐した愛車kei
今日は蒸し暑く、大した距離、標高差を歩いてないのに、頭痛はするし、息切れするし、ヤッパ熱中症にやられたか?
帰路の車中でも500mlぐらい水を飲んでしまった。
2020年06月27日 15:55撮影 by  X30, FUJIFILM
6/27 15:55
路駐した愛車kei
今日は蒸し暑く、大した距離、標高差を歩いてないのに、頭痛はするし、息切れするし、ヤッパ熱中症にやられたか?
帰路の車中でも500mlぐらい水を飲んでしまった。
おまけ
帰宅して秦野善波峠をこえると、すばらしい夕景が広がっていたので、いつもの場所に寄り道して、富士の夕景を撮影
2020年06月27日 19:03撮影 by  X30, FUJIFILM
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6/27 19:03
おまけ
帰宅して秦野善波峠をこえると、すばらしい夕景が広がっていたので、いつもの場所に寄り道して、富士の夕景を撮影
ちょっとだけタイミングが遅かったが、よい夕焼けも見られて幸運でした。おしまい!
2020年06月27日 19:04撮影 by  X30, FUJIFILM
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6/27 19:04
ちょっとだけタイミングが遅かったが、よい夕焼けも見られて幸運でした。おしまい!

感想

 二子山、行ってみると様子が分かって、こういう山だったんだと、いろいろな情報と結びついて、納得できます。まず特徴的なのは石灰岩のお山だという事。そのため浸食が激しく、風雨で削られた岩肌はまるで彫刻で掘ったように、ゴツゴツで残雪のスプーンカットの様です。そして鋭利な岩はホールドとしてはしっかり握れ、フリクションもよく効いて、岩登りの斜面としては非常に快適になものでした。
 稜線の岩場の道は眺めは抜群で、高度感もすごくて、気持ちの良い風と絶景は好きな人にはたまらないでしょうね。高所恐怖症の方は、一般コースで西岳ピストンにしておいた方が無難です。好きな人は上級コース思う存分楽しんでください。楽しく岩の道を登れるでしょう。稜線は切れ落ちた場所も多く、西への縦走をコースに取るなら、緊張を切らさず、3点確保を基本に、確実に1歩1歩を進めることが大事です。
 二子山のお花は石灰岩特有の植物も多く、独特の植生をもっています。この石灰岩の岩場が二子山の特徴的なお花たちを育んできたのです。今回一番旬なお花はキバナコウリンカでした。今が最盛期で、あちこちに群生が見られた。お花の数も一番多かったと思います。イワシモツケやシモツケは旬、イワキンバイは終盤やウスユキソウはこれからの状態で、あちこち群生しています。キスゲやギボウシの仲間も多く見ましたが、まだつぼみの状態。シュロソウもまだつぼみでこれからです。
 お目当てのウチョウランは、2~3分咲きとまだ早かったものの、開花した株も見つけることが出来、ラッキーでした。もう数日早かったら、全部蕾で1輪のお花も見られなかったかもしません。半分以上の株はすべてがつぼみだったので、ちゅうど咲き始めたところだったと思います。来週あたりは5分咲きぐらいになって、一番美しい時期だと思います。初めてのウチョウランは、思った以上に上品で高貴で、透き通るような美しさをもっていました。厳しい環境だからこそ、凛とした美しさが伝わってきます。
 また季節をかえて、秋や早春のすみれの季節、新緑の季節にも訪れてみたいですね。違った一面を見られるような気がします。

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