各務原アルプス縦走 猿啄城から桐谷坂


- GPS
- --:--
- 距離
- 10.5km
- 登り
- 934m
- 下り
- 850m
コースタイム
天候 | 曇りのち雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
金山からの下りはロープのある急坂ですが、それ以外は快適な尾根歩きでした。 |
写真
感想
週末の天気予報は曇りのち雨との事なので、近場の各務原アルプスに行く事にした。調べてみると、「うぬまの森」の駐車場は9時まで閉じてあるということで、坂祝の猿啄城址から登る事にした。7時にカンちゃんの家に行き、それぞれの車で出発。まずはわたしの車を桐谷坂に置き、カンちゃんの車で猿啄城址の駐車場へ向かう。坂祝に入るとてっぺんに城が建っている山が見える。あれがおそらく城山だろう。R21号にはきちっとした案内板も設置されていて、迷うことなく猿啄城址駐車場に到着。登山口にある駐車場にはすでに2台の車が停まっており、その横に並べて駐車。支度を整え、8時20分、猿啄城の説明板が立つ林道に入る。アルミの立派な柱に、「猿啄城展望台登山道入口」と書かれていて、それに従って林道より左へ下る。赤い橋を渡ると登山道が始まる。階段の整備された急登をゆっくり登る。急登が終わってなだらかな道となったり、また登ったり。8時55分、城山に到着。城山には砦を模した頑丈な櫓があり、そこに上がって四方を見渡す。鳩吹山が下に見え、その裾を這うように日本ラインがくねっている。反対側には、これから辿る山々が連なっている。鉄塔が立っている山は、次に目指す明王山だろう。まだ大分先である。櫓の前に小さな石垣が組まれ、その上に石碑がある。なんだか古めかしい気になる石碑、近寄って見ても何が書いてあるのか判らない。この櫓の建てられてある頂上、こんな狭い場所に居城があったとは思えない。あったとしても砦程度のものだったのであろう。城山を下り、登り返す。登って下っての繰り返し。7つのピークを登り降りし、9時50分、明王山(378m)に到着。ベンチが並ぶ頂上には誰もおらず、360度の展望を二人占め。恵那山、御嶽、乗鞍はやっとこさ見えるが、穂高、槍、薬師、黒部五郎は雲の中。各務原の街並みの向こう、名古屋駅のツインタワーは霞みの中。高賀三山、舟伏山、能郷白山ははっきり見える。明王山の下りは、舗装された車道を避け山道に入る。車道に出て再び山道へ入り、放送用と思われる鉄塔からなだらかに下る。道の真ん中に立つコンクリートの鳥居をくぐり、「八方拝殿」に参拝。神仏混淆、拝殿の奥には不動明王が鎮座している。八方不動の奥に石碑があり、「夕暮不動明王大神」と刻まれている。この一帯は「ふどうの森」、お不動さんが一杯。この先は山道となり、登り着いた所は「迫間城跡(309m)」。「猿啄城址」に比べれば広く、ここならお城も建ちそうである。ベンチに腰を下ろしてひと休み。迫間城跡から下る途中、ポツリポツリ、どうやら雨がやって来たよう。「各務野自然遺産の森」と「大岩展望台」の分岐でカッパを着込む。この先雨宿りをする場所は無いので、各務野自然遺産の森方面へ少し入った所にある東屋風の休憩所で、少し早目の昼食とする。しばらく休んで出発。分岐には、大岩展望台までの所要時間は30分と記されている。ナナカマドの紅葉、雨に濡れて今が盛りと真っ赤に輝いている。20分程で展望台に到着。生憎の雨で展望はさらに効かない。展望台から一旦下って、金山(347m)に登り返す。金山からの下りは、ロープがついた急坂。麓まで降りてしまうのではないかと心配になる。岩坂峠からの登り返しがこれまた急。金山までもアップダウンはあったものの、さしたるものでは無く、その感覚が身に着いているのでこの急坂は堪える。ゼイゼイと登り着いたピークは、鉄塔が立つ名無しの山。これから先もアップダウンの連続。登ったと思えばすぐに下り、いくつピークを越えただろうか、須衛(322m)と木札が掛けられている。10分程先の向山展望台でひと休みし、コーヒーを淹れる。向山展望台からピークをひとつ越えると、あとは下りだけ。あともう少し、別にどうって云う所でもないのにツルリと滑って尻餅をつく。14時52分、車を停めておいた桐谷坂に無事降り立った。6時間半の気持ち良いミニ縦走であった。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する