裏同心ルンゼ
- GPS
- 11:57
- 距離
- 17.1km
- 登り
- 1,581m
- 下り
- 1,698m
コースタイム
天候 | くもり時々雪 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
・美濃戸口 〜 赤岳鉱泉: 林道は凍結していて歩き難い。鉱泉手前はアイゼンがないと危険。 ・F1〜F5: 硬く結氷しており、アイスバイルを打ち込むと氷の表面が剥離する。 ・大同心稜(下山ルート): 時間が遅かったので踏跡はしっかりついていた。 急斜面のアイゼン歩行となるので、転落しないよう十分注意していただきたい。 |
写真
感想
アイスクライミングのデビュー戦は、ここ裏同心ルンゼです。
今年2月に雪山デビューで硫黄岳に登った時、ルンゼの入り口あたりで少しだけこのルートの説明を受けました。その時はまさかこの冬に来るなんて想像すらできませんでした...。
赤岳鉱泉で身支度をします。この時感じるワクワク感がたまりません。
他のクライマーさんも続々と来ますが、心配したほど多くないですね。
■練習:F1にてskydiveさんから基本を教わり、少しだけ練習します。
メニュー
・バイルの打ち込み方
・アイゼンを蹴り込む角度
・アイススクリューを使った中間支点の構築
・アイススクリュー回収時の注意
ザイルが滝壺に落ち、即刻凍ってカチコチです。
■F1:skydiveさんリード
shironekoはフォローで初アイス。傾斜が寝ているのと結氷状態が良いせいか、それほど難しくない印象で、ちゃっちゃと終了点に到着。
ロープを束ねてF2へ向かいます。
■F2:shironekoリード
アイス初リードはここF2の3段40mの氷瀑です。途中2ヶ所に中間支点を取って終了点へ。
ここでアイスクライミングの楽しさを体感します。
分厚い手袋をしての終了点作業はちょっと手間取りますね。
手が小さいので環付が開けられないし、確保器へのロープのセットもすんなりとは行きません。
2人同時のフォローの確保も初挑戦でしたが、これはそんなに難しくないですね。ATCガイドのブロック機能が本当に役立ちます。
■F3:skydiveさんリード
先行パーティーが取り付いている左側、やや立ったところを登ります。
難なく突破。
■F4:ナメ滝はノーザイルで突破。結構ふくらはぎに来ますね。
■F5:shironekoリード
最後がちょっと立ってます。バイルもアイゼンも良く効くので、こういう条件だと意外に登れるものですね。
スクリューをねじ込んで支点を取りながら、できるだけ小刻みに体を上げて突破です。
突破してから終了点がちょっと遠いですね。
雪が止んで少し晴れたので、諏訪湖を一望できました。
頭上にはど迫力の大同心。
この時期にここに来ないと見られない、すばらしい眺めです。
■大同心雲稜ルート/小同心クラックアプローチ偵察
裏同心ルンゼをF6の涸滝手前まで詰め、大同心基部に沿って大同心稜に向かいます。
前日に雲稜会の初登攀記録を読んでいたので大同心雲稜ルート周辺を観察。取り付きからかなり脆そうです。最近でも登攀記録が出ていますが、ここを登るなんて凄過ぎです。到底無理だと思いました。
小同心クラックは諸先輩方も突破しているので、アプローチが怖そうですが是非行きたいです。
■大同心稜
大同心稜を下山します。アイゼンを引っ掛けないよう、気を付けながら降ります。
登攀中は手足が予想以上に辛かったのですが、アイスって本当に楽しいですね。
バイルが一発で効いた時の感触が最高です。
先輩方、ご指導ありがとうございました。
次のアイスが楽しみです!
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