樿(つげ)山(935,1m)

コースタイム
天候 | 曇り、晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2008年03月の天気図 |
コース状況/ 危険箇所等 |
桑園7:00――川沿――8:30登山口(春香小屋)8:40――9:10尾根取り付き点――10:50樿山山頂11:00――11:55尾根取り付き点――12:25登山口(春香小屋)12:50――730m凸14:30――14:55股下山15:05――730m凸15:30――16:00登山口(春香小屋)16:15――17:50桑園 |
写真
感想
去年奥手稲山に登った時、奥手稲の沢を挟んでこの山を仰ぎ見た時からいつか登ってみたいと思っていた。
登山口は奥手稲山と同じ春香小屋で、様子もわかっている。
春香小屋の前ではソロの高年男性がいた。別に中年男性が中3ぐらいの息子と高校生と思われる娘2人に指図しながら出発の準備をしていた。
その息子に聞いたら奥手稲の山の家まで行くという。
高年男性がスキーで出発していった。林道は多くの人が通ったようで、一面にカンジキやスキーの跡が付いていた。そしてそれが締っていてつぼ足でOKだ。
途中で追いついた。彼は僕の1本先の尾根を登って、樿山山頂直下から山の家へ行くという。山スキーの人は山に登ることより滑ることが目的なのだ。
奥手稲の沢川を遡り2本目の送電線の下から400mぐらいの所で彼と別れ川を渡り、奥手稲山とは反対方向に行く。
カンジキの踏み跡がスノーブリッジの上を通って林の奥へと続いている。
林の中に入ると小さな沢筋にしっかりとカンジキの踏み跡が付いていて、ここもつぼ足でOKである。
樹の根元では丸く雪融けが始まっていた。
斜面が急になった。場所によっては踏み跡に段差があり、1段上がるのに一苦労である。
730mピークははっきりわからなかったがそれらしき凸を巻いて、急斜面を登りきると、山頂部の台地に出た。今は風はないが、吹きさらしだから所々踏み跡が消えている。天気も良く、山頂が見えているので迷う心配はない。
緩やかな雪原を右から巻くように登って山頂に辿り着いた。
山頂は細長い出っ張りだった。東側は切れ落ちた崖で雪庇が出来ていた。その向うにここと同じぐらいの高さの尾根が走っていた。
奥手稲山から見た時、この山は単峰の単純な山だと思っていたが、来てみると想定外だった。山頂からは幾つもの尾根が派生し、沢が山頂近くまでつきあげている。緩やかで広い台地形の所もある。複雑な山である。
樿山山頂には標識はなかった。
立木のため見晴らしは良くないが、立木の間から定山渓天狗岳と烏帽子岳が見えた。
下山は順調で速い。踵を利かせるようにして降りて行くと雪がクッションの役をして膝にも優しい。
林道に出て川をよく見るとスノーブリッジはいたるところに出来ていた。
中年のソロの女性がスキーでやって来た。樿山へ行くという。
渡渉地点や山の様子を話す。
それにしても1人で、大胆である。山スキ-の魅力には克てないのだろう。
春香小屋に着いた。車が1台増えていた。(股下山に続く)
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