厳しい寒さ! 山梨100「十枚山、八紘嶺、山伏」
コースタイム
【12月9日 八紘嶺&安倍の大滝:梅ヶ島温泉上の登山口7:25〜富士見台〜10:45八紘嶺11:00〜13:20登山口→(車で移動)→13:40大滝入口〜安倍の大滝〜15:00入口
【12月10日 山伏】:専用駐車場6:40〜7:28大岩〜8:24蓬峠〜10:17西日影沢分岐〜10:35山伏〜11:50蓬峠〜13:05駐車場
天候 | 12月 8日:曇り、雪 12月 9日:曇り時々晴れ、強風、雪 12月10日:曇り時々晴れ、強風、雪 |
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過去天気図(気象庁) | 2012年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
私は、冬季でも生活道路として閉鎖されることがないルートを選択。梅ヶ島温泉へ通ずるルート29から各登山口へ入った。 ◆首都圏から 首都圏→東名高速→新東名高速:静岡IC→ルート27→ルート29(梅ヶ島温泉へ行く道路)→各登山口 ◆駐車場 「十枚山」:ルート29の「六郎木」バス停を東へ折れ、「中の段農道記念碑」先に3台、更に先に2台。 「八紘嶺」:梅ヶ島温泉に10台。温泉の最上部、林道入口前鉄塔下に2台(ただし、工事がお休みである日曜日に限ったほうが良い。また急坂なので凍結時はノーマルタイヤでは登れない。)現在、静岡県阿部から山梨県身延に抜ける林道は工事のため、両側から通行止め。 「山伏」:ルート29の「赤水」バス停を西へ折れ、河原に張り出した専用駐車場に10台。その先、登山口前の林道ゲート前も駐車できるが、ここも工事車両が行き交うので、やめたほうが良い。集落を過ぎてからは路面凍結。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
◆道の状況(危険箇所など):この時期なので、雪に埋もれた沢の通過時は踏み抜きに注意。また、雪の急斜面のトラバース時は、特に下りのアイゼン着用必須。 ◆登山ポストの有無:3山ともに登山口に有る。 ◆温泉 梅ヶ島温泉:旅館や民宿多数。日帰り入浴可のところもある。 公設の入浴施設「梅ヶ島新田温泉 黄金の湯」はgood! 食事も可。 054-269-2615 500円 9:30〜16:30(冬季) 受付に登山届提出可。駐在警官作成の届出用紙も有る。 |
写真
感想
・今年最後の「山梨百名山」登山は、靜岡県の安倍川上流部を囲むように連なる三座「十枚山・八紘嶺・山伏」。どれも2000m前後の山で既に完全な冬山。
・山梨県側や井川からの林道利用のルートは、この時期、閉鎖。梅ヶ島温泉への生活道であるルート29からのルート取りにする。
・9日〜10日は冷え込む予報であるが、まあまあの天気予報。
・1日1座。単独行の上に登山者も少なくなるので、遅くとも14時には下山することにした。行動の自由を確保するため、車中2泊。
(3座共に、誰にも会わなかった。)
・装備:冬山装備 + 20mの補助ロープ + 無線。
【8日 十枚山】
・一番上の駐車スペースに駐車。出発時は私の車のみであったが、下山してくると他に3台。でも、誰にも会わなかった。
・山頂から、南アルプスのキラ星の如きスターたちの姿を見ることを期待していたが、厚い雲に覆われ、全く見えず。なので、360度の展望という「下十枚山」を割愛。十枚峠から沢ルートを下山した。
・この沢ルートが変化に富んでよかった。
・下山後、あす登る八紘嶺登山口の駐車場と登山口を確認。
・その後、公設の「黄金の湯」でまったり。肌がつるつるになる温泉。入っている時は、誰でも「肌美人」になれる!
・私の格好を見て、受付の方が、登山届はここでも預かりますよと、声をかけてくれる。駐在の警察官が作成したという登山届の用紙もくれた。家から準備していったが、せっかくなので、明日と明後日の山行計画はそちらに記入して、提出。
・装備欄の無線機携行に目を止め、緊急時連絡の駐在所の、コールサインを教えてくれた。心強い。
・夕方、雪が降る。
【9日 八紘嶺】
・今日は日曜日なので、林道工事はお休み。なので、梅が島温泉上の鉄塔下に駐車。
・今日は、冷え込みが厳しく、指先が痛くなるほど。
・富士見台までの急登、富士見台から山頂までのアップダウンの繰り返し、昨夜の雪で、トレイルはすっかり雪の下・・・、嫌になる頃、やっと山頂。
・雪混じりの強風が頬を叩き、痛い。
・今日も、南ァのスター達には、お目もじ叶わず、早々に下山。
・登山口へあと10分位の所で、登ってくる二人連れ。こんな時間にどうして?
・聞くと、山伏に井川からの林道を利用して登ろうといったけれど、閉鎖。こちらに回って、行けるところまで行ってみようと思うとのこと。どうして、出発前に調べないのだろう?
・さて、これから「阿倍の大滝」を見に。
・入口の看板にあるとおり、堂々とした見ごたえのある滝だ。岩を伝って流れ落ちる水流の様子は、飽きることがない。
・その後、あす登る山伏の駐車場と登山口を確認。下山してきた若者二人が駐車場で装備を解いでいた。
・今日も、「黄金の湯」に入って、疲れを取る。
・夕方から雪。今晩の雪は積もりそう!
【10日 山伏】
・朝起きると、一面の雪。麓で3〜4cm。山頂付近は、さらに10cm位の積雪だろう。
・お天気は持ちそうなので、出発。
・登山口から大岩までは、西日影沢を登る。しっかりした橋を何度かわたり返しながら、大岩へ。
・文字通り、小山のような岩が二つ。トレイルは、その間を通る。面白い!
・だんだん雪が深くなってくる。昨日の青年二人の足跡はすっかり雪の下。
・蓬峠から西日影沢分岐までの急斜面のトラバースに神経を使う。落ちれば、奈落の底。上りはツボ足で登ったが、下山はアイゼンを着用した。
・山頂は、ブリザードのような風雪。立っているのもやっと。低温でカメラが作動しない。踏ん張りながら、懐で温め、数枚写すのがやっと。
・今日も、誰も登ってこないので、自分のトレースをたどって下山。大岩前でアイゼンを外す。
3日間とも、期待した南アルプスの山々の眺望は得られずじまい。
帰路、新東名高速上り車線:新清水IC手前付近で、眼前に巨大な富士! 雪煙を吹き上げてそびえる様は、運転中であることを忘れてしまうほど! 最後にビッグプレゼント!
これで93座終了。正月に「七面山」をやり、山梨100名山は春までお休み。
余談:高速のトンネルに入ると、つい天井に目を向けてしまう。新東名高速の天井は丸かった! 安心!
入れ違いで9日に十枚山に行って着ました。
9日、10日は冷え込みが激しかったですね。
下十枚山の山頂は展望無しでしたよ〜
alex_ssさん、一日違いでしたね
9日は時折、晴れ間ものぞきましたが、下十枚山からの展望は、やはり望めなかったのですね・・・。
私は、十枚山からの展望が無かったので、早々と割愛してしまいました。
それにしても、地元の方の利ですね! 前夜思い立って登れるなんて。
わたしは、ずっと前から下調べをし、計画を立て、直近の天気予報と現地情報で、やっとこさ出発です。それでも、期待した風景は見られないこともあります
こんばんは〜。
よくぞ、あの強烈な冬型気圧配置の中を車中泊、ご無事で風邪も召されてないようで・・・。さすがmizuki先輩ですね^^
山伏、昨日の事のように懐かしく思い出しました。まだ三ヶ月ですから当然ですが^^;
少しだけ山頂から富士山が望めたようですね。私が登ったときは、完全にガスっていました。日頃の行いの差でしょうか・・・。
寒冷時のカメラ不動対策を一案。
寒冷時に不動になるのは電圧低下の事が多いので、予備バッテリーをインナーの胸ポケット等に入れておき、不動時に入れ替える事でシャッターチャンスを逃しませんよ。
ただ、降雨や降雪時にバッテリー部を上に向けて中を濡らしてしまうと決定的アクシデントに繋がりますので要注意!
寒冷地仕様で無いカメラで、本体の物理的凍結なら本体ごと解凍しないとどうしようも無いですが・・・。
昔は冬のゲレンデで中判カメラなどで深夜の情景等を撮っていたら、よくシャッターが凍り付いたものですが、最近のデジカメはメカニカルな部分が少ないのでマシかと思われます。
私は、一眼レフの他に必ず防水耐衝撃耐低温コンパクトデジカメを携行しています。写りは今一ですが、いざと言う時写真が撮れない、では商売上がったりですので^^
sekitoriさん、おはようございます。
◆sekitoriさんが山伏に登られたのは、初秋の頃でしたね。大井川鉄道で入られた贅沢な山行でしたね!
山頂が広々としていて、気候の良い時ならコーヒーでも沸かしてのんびりとしたい所。ヤナギラン保護の為のフェンスがありました。花の時期も良いのでしょう。
◆「七面山〜八紘嶺〜山伏」を2泊3日(内1泊は山伏小屋)で抜ける計画を立て、ヒルがいなくなる11月上旬を目標にしていましたが、友人がどうしても七面山に正月登山をしたいというので譲歩し、今回の計画に変更。冬山は大好きですが、2000m級の冬山では、すべての条件を満たす日を捉えるのは難しくなりますね。
◆sekitoriさんは、既にご存知の事と思いますが、「登山天気〜日本気象協会」のサイトで、主だった山の標高による風速や気温の計算値を見ることができます。判断のためのデーターとして重宝しています。9日に南ァの千丈岳で遭難死がありましたね。3000mでは、風速が二十数mありました。
◆私が今使っているカメラは、「オリンパスμ」です。防水、耐衝撃 の機種ですが、マイナス7〜8℃位からバッテリーがフル充電でも、「バッテリー切れ」の赤い警告マークが出て、作動しなくなります。懐に入れたり手で包み込んで温めると、1〜2回の撮影なら可能になります。
◆予備バッテリーは、カメラケースのポケットに入れてました。そのままザックのベルトに下げていますので、寒冷地ではすぐに役立たないのは当たり前でした!
sekitoriさんのおすすめのしまい場所は、考えてみれば至極当然の事ですよね! これから、実践!
◆今度買う時は、耐寒冷仕様の機能も付いたカメラにしましょう。でも、私は「写ればいいんです」のレベルなので、重さと大きさも重要な選択の基準です。sekitoriさんが、現在お使いの3拍子揃ったコンパクトデジカメのメーカーと「機種を教えてください。
あすから16日まで、来年1年生になる孫をあづかります。いよいよ戦闘モードになってきました 幼稚園に行ってる間だけが、婆さんの休息時間。土〜日をいかに乗り切るか・・・今から作戦をねるところです
mizukiさん、こんばんは〜。
私のは、PENTAX Optio WG-1GPSって奴です。長らく同じペンタの6×7と言う中判フィルムカメラを仕事で使っていましたので、メーカーに対する愛情で買いました。本来、Nikonなのですが・・・^^;
但し、この機種は2011年モデルであり、当然私が冬山にバリバリ登っていた時には存在していませんでしたので、本当の極寒時の性能は未知です。まだ去年病み上がりのゲレンデくらいでしか寒さを超えていないのですが、スキー撮影を手がける同業者から良い評判を聞き、購入したのです。その彼同様胸ポケットに入れる事で普通の寒さ(-10まで?)くらいなら耐えられるようです。
多分、どんなカメラでも3000m以上の稜線で外にぶら下げて風雪にさらされたら機能は落ちると思いますよ。
NikonF3までの銀塩(フィルム)マニュアルカメラ(手で巻いて手でピントを合わすやつ)時代はあまり寒さの事を考えた事は無かったのですが、オートフォーカスカメラに変わってから苦労の連続でした。出始めのAF機はやたらバッテリーを食っていましたので、すぐに電池が消耗し、それで胸ポケットに二つは予備バッテリーを入れていたのです。
モンブラン登頂時は、吹雪いていて風速20mくらいはあったので、体感は-30℃くらいだったと思いますが、当時持って行ったFuji GS645Wと言う中判オートフォーカスカメラは元気に動いてくれました。
もう手元にありませんが、やはりプロ仕様はそれなりの作りをしているのだと思います。
>あすから16日まで、来年1年生になる孫をあづかります
Re:どうもmizukiさんと「婆さん」との文言が繋がらないのですが・・・。とにかく、がんばってくださ〜い^^
sekitoriさん、情報、ありがとうございます。
3〜4年で、カメラを水没させたり、無くしたりするので、次の候補に入れておきたいと思います。
面倒くさがらずに、都度、懐から引っ張り出して写す習慣をつけなければね!
mizuki
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