学生の頃、スキーで転げながら滑っていた八方尾根、そこから見える武田菱、そのどっしりとした山が五竜岳。夏に友人が登ったと言うその山にいつかはと..思っていてもう半世紀たった。 kobutyoチーム甲斐駒2020夏山 五竜岳(8/21-22)コロナ禍で今年の夏山は諦めかけていましたが、マスク、アルコール除菌剤、シーツ持参で、八方尾根から五竜岳登ってきました。8/21八方ゴンドラから唐松頂上山荘を経由し五竜山荘へ。風もなく快晴の天候のおかげで、暑い暑い。あっという間に熱中症寸前に。途中の雪渓からの風が心地よい。あー、ゆっくりと休憩したい。なのに仲間はどんどん進んでいく。コロナ太りの自分が情けなく腹が立つ。唐松山荘からすぐの、鎖り場は、暑かったからか、疲れていたからか、その長さ危険度、劔岳を越えていたと思う。なんとか乗り越える。急な岩場の下りが続く。すでに、私の足はプルプルと震えだしている。さらに、ガレ場、ザレ場が続く。暑い暑い。太陽に隠れてもらいたかった。長い。五竜山荘はなかなか見えない。時おり、心地よい風が吹く。ここに座り込んだら、間違いなく眠ってしまうと思った。20歩進んでは立ち止まる。これを繰り返して、ようやく五竜小屋にたどり着いた。もう、山はやめようと思った。明日の五竜岳登頂は諦めようと思った。いつもの、栄光の架け橋。歌えない。声がでない。こんなこと初めてだった。あんなに大好きなビールも半分しか飲めない。けれど、景色が私を慰めてくれる。自然は大きい。黙って見守ってくれる仲間もいる。そうだ、熊もいた笑笑‼️8/22昨夜、ぐっすり寝たおかげで、気分がよい。諦めるつもりだった五竜岳。いけるところまでいくつもりでゆっくりとついていく。え?昨日より全然ラク。朝早いから涼しい。鎖場はあるものの空身なので、動きやすい。なんなく、登頂した。待っていたのは360°の絶景。登ったことのある山がたくさん見えた。ありがとうと仲間に感謝する。下りは遠見尾根。さくっと下山。の予定が、なんのなんの。急なガレ場、ザレ場に太陽が正面から当たる。下っては登る。下っては登る。気力体力も限界を通り越した。隊長がずっと先の方でドラを鳴らす。終わりと思う。終わりじゃなかった。私も鳴らしておいた。最後のゴンドラまでの自然園の長かったこと。ゴンドラで飲んだスイカジュースの味は一生忘れることはないと思う。今回の山行は本当に辛かった。コロナ太りと、訓練不足と、暑さと。歳のせい?あんなに辛かったのに、帰宅し一晩寝たら、また登りたくなってきた。山っていいですね。仲間っていいですね。本当にありがとう‼️ by Masako.Y
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