記録ID: 2529602
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
朝日・出羽三山
葉山
2006年09月30日(土) [日帰り]
- GPS
- --:--
- 距離
- 7.6km
- 登り
- 846m
- 下り
- 847m
コースタイム
日帰り
- 山行
- 3:15
- 休憩
- 1:05
- 合計
- 4:20
九月も末を迎え、山からは紅葉の便りが聞こえ始めた。以前から紅葉の時期に登りたいと思っていた山の一つ、東北の「以東岳」に登るため出かける事にした。金曜日の仕事が引けてから帰宅、19時過ぎに東京を出発、東北道を北へとひた走る。予定では未明に登山口に到着し、朝一で出発、日帰りで山行を計画していた。10時過ぎに村田から山形道へ入った辺りで、眠気に襲われる。少し仮眠を取っていこうと山形蔵王PAに車を入れ、後部座席を倒して横になったのが運の尽きだった。目が覚めると、車の外は良い天気。青空が広がっていた。時計見ると6時過ぎ、本来ならば登山口から以東岳へ向かって歩いている頃だ。寝過ごした。どうやら目覚ましをかけわすれたらしい。車を停めたパーキングから登山口までは未だ2時間近くかかる。以東岳へは往復10時間以上かかり、今から行ったのでは日帰りは到底無理な時間だ。急遽予定を変更し登る山を探す。日本300山の山々は、北関東以北は既に「以東岳」を残すだけになっている。「朝日岳の山地図に載っている山で、山形周辺で日帰りできる魅力的な山。」という事で、葉山に向かう事にした。日帰りで簡単な山に登り、新蕎麦と温泉でも楽しんで帰る事にしよう。こんな日があってもまあいっか...。
山形道を寒河江で下り、寒河江バイパスから国道458号へ入る。インターから約1時間で、三本橋登山口に到着した。登山口の標識を横目に歩き始める。ブナやダケカンバの樹林帯の中、沢沿いのなだらかな道を歩いてゆき、大清水の標識の有る地点で右に折れる。登山口から約1時間弱で三本橋沢と合流した。登山地図に「迷」の印の付いている地点だ。沢を渡り返した地点で、沢沿いに谷筋を登る踏み跡が明瞭で、50m近く進んだが途中でルートが判らなくなった。引き返してみると、沢を渡った地点で、逆方向に登り返す登山道がある事に気付く。下草に覆われていて、登山道を示す赤テープも無い。確かに迷いやすい場所だ。沢を渡ってからは急登りで尾根に取り付く。水分を含んだ黒土が滑りやすく難渋したが、尾根の背までの僅かな距離だ。「休の松」で一服してから、再び歩き始める。
木々の間から山頂部のピークが見え隠れしだした頃から、紅葉が始まった。木々が次第に低くなり傾斜が緩やかになると、突然視界が開け「とんぼ池」に出た。ここからは正面に奥の院、なだらかな稜線の右手に葉山の山頂が見える。池に写った紅葉のピークが美しい。ここからひと登りで奥の院の祠に到着する。東側の山之内から登ってきた人が2人休んでいた。挨拶を交わし、三角点のある葉山まで足を伸ばす。三角点ピークへは奥の院から往復20分程度であったが、三角点ピークは展望が無かったので山頂標識をカメラに納め、直ぐ引き返す。今日の行程で一番展望の良い「とンぼ池」まで下り、此処でお昼にした。天気予報は秋晴れと言っていたが、山の上は雲が多い。青空は無理かなとあきらめて下山しようと歩き始めると、突然、日がさしてきた。あわてて池まで引き返す。「奥の院」の頂は青い空をバックにして、陽光を浴びて美しく輝いていた。陽の光を受けた紅葉は本当に美しい。
本来登りたかった「以東岳」に登れず、ちょっと凹んでいた今日の山旅であったが、とんぼ池に写る紅葉の山頂を見れて気が晴れた。こんなハプニング山旅もたまにはいい。あとは温泉で汗を流し、美味い蕎麦でも食べて帰る事にしよう。
山形道を寒河江で下り、寒河江バイパスから国道458号へ入る。インターから約1時間で、三本橋登山口に到着した。登山口の標識を横目に歩き始める。ブナやダケカンバの樹林帯の中、沢沿いのなだらかな道を歩いてゆき、大清水の標識の有る地点で右に折れる。登山口から約1時間弱で三本橋沢と合流した。登山地図に「迷」の印の付いている地点だ。沢を渡り返した地点で、沢沿いに谷筋を登る踏み跡が明瞭で、50m近く進んだが途中でルートが判らなくなった。引き返してみると、沢を渡った地点で、逆方向に登り返す登山道がある事に気付く。下草に覆われていて、登山道を示す赤テープも無い。確かに迷いやすい場所だ。沢を渡ってからは急登りで尾根に取り付く。水分を含んだ黒土が滑りやすく難渋したが、尾根の背までの僅かな距離だ。「休の松」で一服してから、再び歩き始める。
木々の間から山頂部のピークが見え隠れしだした頃から、紅葉が始まった。木々が次第に低くなり傾斜が緩やかになると、突然視界が開け「とんぼ池」に出た。ここからは正面に奥の院、なだらかな稜線の右手に葉山の山頂が見える。池に写った紅葉のピークが美しい。ここからひと登りで奥の院の祠に到着する。東側の山之内から登ってきた人が2人休んでいた。挨拶を交わし、三角点のある葉山まで足を伸ばす。三角点ピークへは奥の院から往復20分程度であったが、三角点ピークは展望が無かったので山頂標識をカメラに納め、直ぐ引き返す。今日の行程で一番展望の良い「とンぼ池」まで下り、此処でお昼にした。天気予報は秋晴れと言っていたが、山の上は雲が多い。青空は無理かなとあきらめて下山しようと歩き始めると、突然、日がさしてきた。あわてて池まで引き返す。「奥の院」の頂は青い空をバックにして、陽光を浴びて美しく輝いていた。陽の光を受けた紅葉は本当に美しい。
本来登りたかった「以東岳」に登れず、ちょっと凹んでいた今日の山旅であったが、とんぼ池に写る紅葉の山頂を見れて気が晴れた。こんなハプニング山旅もたまにはいい。あとは温泉で汗を流し、美味い蕎麦でも食べて帰る事にしよう。
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2006年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
お気に入りした人
人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:49人
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する