秋の花の訪れが遅い里山花探し

2020年09月08日(火) [日帰り]

• GPS: 05:10
• 距離: 11.5km
• 登り: 298m
• 下り: 298m

天候

晴れ

アクセス

自宅から徒歩での周遊です

写真

本日最初の登場はチェリーセージの花の蜜を吸いに来たキアゲハ(黄揚羽)　240ベル　モルフォチョウは4,000ベル　何と言う価格差！(どうぶつの森かぶれ)

こちらはニラ(韮)の蜜を吸いにやって来たベニシジミ(紅小灰蝶)　どうぶつの森では登場しません(まるで病気です)

白い花弁が少しだけあるアイノコセンダングサ(合の小栴檀草)　センダングサとシロノセンダングサの中間種

又又見に来ましたサクラタデ(櫻蓼)　この上品な櫻色が何とも言えず好きです

前回はツバメシジミがいましたが今回はジャノメチョウ(蛇の目蝶)です

翅の裏側は見えませんがこれはコウラナミジャノメ(小裏波蛇の目)でしょうか

今日はカタクリの群生地で有名な長泉寺尾根を歩きます　カシワバハグマ(柏葉白熊)は未だ蕾でした

スズラン(鈴蘭)に似た形のユニークな花を咲かせるナツハゼ(夏櫨)の実です

いづれは皆この様に黒い実になるのですが今日はこの一つだけでした　果実を生食やジャムなどに加工して楽しむブルーベリーの仲間とか...

低山の秋の花は開花が遅い代表格　キバナアキギリ(黄花秋桐)　自宅周辺では10月初旬が開花時期ですが念の為に確認です

長沼公園の霧降の道は一番メインな道ですがママコノシリヌグイ(継子の尻拭い)が沢山咲いています

ダンドボロギク(段戸襤褸)　まるで別種ですが昨年ここにはベニバナボロギク(紅花襤褸菊)が咲いていました　これからかな...

ヤブタバコ(藪煙草)　葉がタバコの葉に似ているとか　ガンクビソウと同じ仲間だが花の付き方が異なる

チジミザサ(縮笹)　葉が笹の葉に似、波打ったように縮んでいることから付いた名前だと言うが葉は何処だ...

イヌタデ(犬蓼)　忘れもしないこの花を撮影していた所 通りがかった方にサクラタデの場所を教えてもらいました

モミジアオイ(紅葉葵)　この色がモミジの紅葉した時に似ているからかと考えていましたが葉がモミジに似ているからだとか...

小川の水面近くに咲いていたミゾソバ(溝蕎麦)　遠過ぎてピントが合っていませんが証拠写真です

小川を隔てて向こう側にサンショウ(山椒)の実が沢山生っていました

マツカゼソウ(松風草)　この涼しそうで風流なネーミングが好きです　隣の平山城址公園では見られない花です

ツリフネソウ(釣船草)　川辺などの湿った場所に群生して育つのでやはり隣の平山城址公園では見れません

雨に濡れた訳でもないのに何時もしっとり　悪く言えば艶めかし過ぎで少しグロテスクに思えるのは私だけ？

アラゲハンゴンソウ(荒毛反魂草)　以前は殿ヶ谷の道沿いの斜面を真っ黄色に染めていたこの花は今は嫌われ者で駆除されていてやっと一輪だけ見つけました

殿ヶ谷の道から見える街並み

紅葉の時は是非訪れたい長沼公園殿ヶ谷の道　あの先がこれから歩く野猿の尾根道です

おっともう一輪アラゲハンゴンソウを見つけました　こちらの方が綺麗かな...

野猿の尾根道に咲くシラヤマギク(白山菊) ヤマシロギク(山白菊)別名シロヨメナ(白嫁菜)と良く似ている　別名婿菜

ボタンヅル(牡丹蔓)の実　これから白い綿毛が出て来ると見事でしょう　頂上園地の近くに沢山実を付けていました

カッコウアザミ(霍香薊)　熱帯アメリカ原産　花がアザミに　葉がカワミドリの別名のカッコウ(霍香)に似るとか...

ハナシュクシャ(花縮紗)　何故こんなものが野猿の尾根道に咲いているのでしょう　隣接した畑の花がはみ出していました

野猿の尾根道の休憩所から眼下に浅川に架かる長沼橋　上流方面に中央線鉄橋　国道20号線の大和田橋

オトコエシ(男郎花)　オミナエシ(女郎花)に対して強そうな感じがするというのだが花の色の違いしかなさそう

平山城址公園のナンバンギセル(南蛮煙管)は少し来ない間に旬が過ぎてしまった様です

平山城址公園のツリガネニンジン(釣鐘人参)　純白ではないので白花釣鐘人参とは言い難い

ツルニンジン(蔓人参)　以前は長沼公園に沢山咲いていた時期もあるが今は平山城址公園の方が多いです

スジグロシロチョウ(筋黒白蝶)でしょうか　ふわふわ飛び回ってやっと葉の上に留まった

ヒヨドリジョウゴ(鵯上戸)　今平山城址公園東園で一番多い花かも知れません

ツリバナ(吊花)の実　やっとそこそこ鑑賞に堪え得る色形になって来ました

タカトウダイ(高灯台、高燈台)　いくら遠くからとは言え特徴ある花の形が全く再現されていない失敗作です

コムラサキ(小紫)の実　一つの枝で緑〜白〜紫へ変化していく様子を見られるのは僅かな期間だけらしいが本当に白になるのかな...

シオン(紫苑) 平安時代に中国より薬草として渡来　何か名前の響きが良いです

ヤマボウシ(山法師)の実　今まで高齢のご婦人達が摘んでいましたが今年はコロナのせいか誰もいません

アレチノヌスビトハギ(荒地の盗人萩)　外来で嫌われ者ですが花だけ見るとこちらの方が綺麗かも...

感想

ランツベルク

里山では一般的に春の花の開花は早く秋の花の訪れが遅いと言われています。
今人気のアケボノソウがその典型かも知れません。入笠山を筆頭に各所のアケボノソウの画像入りレコを羨ましく拝見していますが自宅周辺の低山での開花は10月に入ってからでしょう。

そんな裏山ですが歩けば何かしら新しい発見があるものです。残念ながら珍しい花との出逢いはありませんが季節の変化を感じた1日でした。

Landsberg