槍ヶ岳敗退
morikazu
kana50
- GPS
- 51:51
- 距離
- 18.5km
- 登り
- 1,248m
- 下り
- 1,236m
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弘前駅発7：29（青森駅発7：55）〜8：11（8：00）着 新青森駅発8：28（は18号）〜大宮駅11：42着 11：50発（あさま519号）〜長野駅12：51着 13：00発（ワイドビューしなの14号）〜松本駅13：51着
松本バスターミナル（濃飛バス）15：05発〜新穂高温泉17：05着
30日（日）
新穂高温泉8：10〜穂高平小屋9：15〜白出沢10：40〜槍平14：45（泊）
31日（月）
槍平小屋8：55〜〜中崎尾根上12：30〜槍平小屋13：20（泊）
1日(火)
槍平小屋7：30〜滝谷小屋8：30〜穂高平小屋11：10〜新穂高温泉12：10
新穂高温泉13：30発〜松本バスターミナル15：30着 松本駅16：04発（ワイドビューしなの15号）〜長野駅16：55着
2日（水）
長野駅8：22発（あさま512号）〜大宮駅9：46着 10：01発（は3号）〜新青森駅12：46着 12：54発〜弘前駅13：29着（13：03発〜青森駅13：10着）
| 天候 | 30日雨から雪、31日雪、1日曇時々雪 |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2012年12月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
電車 バス
|
| コース状況／ 危険箇所等 |
・登山ポストはホテル穂高の隣の登山指導センター内 ・白出沢までは林道をツボ足でくるぶしほどの雪 ・白出沢から山道、滝谷までは所々枝が行く手を邪魔する。 ・雪は深くなったが、トレースがあったので槍平までツボ足 ・滝谷の手前から白出沢まで数カ所の沢にデブリあり。 ・中崎尾根の直登は数カ所急登があり、重荷を背負っての登下降にはスノーシューは困難かも。ワカンがいいようだ。 ・槍平小屋には水場あり。 |
| 予約できる山小屋 |
槍平小屋
|
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感想
30日
雨の中、新穂高を出発。アルプスとは思えないくらい暖かい。
だんだんとみぞれ混じりになり、槍平に着いたときには雪に。
前々日、前日と、予報と反して好天だったらしいが、
今日からずっと天気が悪いとのことで、撤退してきた人たちから情報をもらう。
槍平は、例年の2倍の積雪で、悪天の予報のため入山者も少ないらしい。
全身ずぶ濡れで、ザックも重くなっていた。
人数も少ないので、小屋へ泊まることにした。
31日
昨日から静かに雪が降り積もっている。風はないので穏やか。
昨日は4パーティーが（うち1パーティはピストン）協力してラッセルして、中崎尾根に3パーティがテン泊しているらしい。
中崎尾根より少しはラッセルらくかもと、単独2人は飛騨沢ルート（ピストン）に変えてでかけていった。
私たちも、軽身にして中崎尾根を偵察ピストンすることにする。
急登をラッセルするが、全装備を背負ってここを登るのは大変だろう。
先行しているパーティはすごいなあと思いながら進む。
途中で、2パーティが撤退して下山してきた。残りは青山大パーティだけらしい。
稜線はすごい風でラッセルもひどいとのことだったが、
それほど風も強いとは思わなかった。
でも、この稜線を進んでいけば、きっとすごいのだろう・・・。
ここからは槍の穂先が見えるのに、真っ白なガスだけだった。
小屋には、29日に入山したパーティーが続々と下りてきた。
どのパーティも槍にはいけなかった。
雪が深くてラッセルが大変だったと、言っていた。
1日
天候の回復が見込めないので、下山することにした。
少しの期待を抱いて、槍を目指して登ってくるパーティも数組いた。
私の実力では、お天気の力を借りても、槍までいけないかもしれないが、
また天気がよい年にチャレンジしようと思った。
Kさんにはたくさんお世話になりました。ありがとうございました。
★反省メモ★
�〜�備をもっと検討し、軽量化を図る。
・竹竿を減らし赤布にする。
・ホワイトガソリンは2日で900ml
・食料ももっと軽量化
・スノーシュー→わかん
・ストック→1本でもいい。
・フライパンのいらない料理を。
��電池の替えは、もっと多めにもつ。
��ライター、マッチも防水対策を。
天候の回復を望めず見事な敗退であった。
・ザックの重さは、約27kgと25kg、ザックが肩に食い込む。
また、寒さ対策は万全であったが、予想外の雨の濡れには気持ちが萎えた。
前日に入ったパーティのトレースのおかげでツボ足で歩けた。
槍平までは数カ所デブリの中を歩いた。少しいやな感じだ。
槍平に向かう途中、3人の単独下山者やパーティにあった。積雪量が多く天候回復も望めないので下山してきたと。無理をして中崎尾根を進んだとしても雪に閉じ込められるかもしれないとのこと。
槍平小屋にいたパーティの話によると、中崎尾根上に数パーティいるらしい。
・31日8時55分中崎尾根までピストンするため出発。尾根取り付きが一番の急登。重荷を背負ってこの急登をスノーシューで登るのは無理かも。次回からはワカンにすべしと肝に銘じた。その後も2〜3か所いやらしい急登があった。尾根上の分岐付近で2時間弱迷ったというパーティや急登を後ろ向きで下降してくるパーティに出会った。また、ひとつ尾根をはずしてしまったパーティも見えた。尾根分岐付近では下降する尾根を間違えて登り返してくる2パーティに出会った。12時30分、3時間35分かかって尾根分岐。予想に反し風は強くなく視界もそれほど悪くもない。きっと、これから崩れてくるのだろう。下山は50分で小屋に着いた。
その夜、小屋の中は引き返してきたパーティなどで15名程度になった。外にも3〜4張りのテントがあった。
・1日天候の回復を望めないことから下山。多くのパーティの下山後のためツボ足で楽々下山。
（今後の留意点）
・スノーシューではなくワカンにすること。
・今回は金澤の食料計画が基本となったが豪華過ぎた。今回のコースであれば、初日夜以外は簡素化し軽量化を図ること。（予備日の夜食はアルファ米2人で1袋）
・赤旗の長さはザックから出ない程度にすること。（枝にひっかかり歩きづらい。）また、赤布を多用すること。
・ガソリン燃料は900mlで2日分可能。
・パーティでの山行の場合は、事前に全員で計画変更の具体的なパターンをシュミレーションしておくこと。（by金澤）
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