神奈川県勤労者山岳連盟40周年企画登山祭典

過去天気図(気象庁) | 2007年05月の天気図 |
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感想
連盟発足40周年という記念年に自分が理事長のクジを引いたわけだが
正直何もしなければそれでもよいかもしれない。
しかしそういう訳にもいかず、何かをしなければならない。
性格上、過去を踏襲するのは好きではないので
自分なりに考えた記念イベントにしたかった。
山岳会でも連盟でもともすれば閉塞的になり内輪だけの盛り上がりで
今までは済ませることができたと思う。
しかし趨勢とともに個人主義志向が強まり
発足時の組織の意義は希薄化し
あらためてその意義を再構築しなければいけない時期になったと認識している。
したがって連盟の存在意義を内外にポジショニングするために
それぞれに向けた触発を試みたいと考えた。
一つは内側に対する触発、これが今回の登山祭典とクライミングコンペである。
そしてもう一つは外側に対する触発、これが秋に予定している安全登山の
総合講習会と、40周年記念誌を神奈川県内の山と谷を網羅した記録本の発行
なのである。
内側(連盟内)に対しての今回のイベントは今後の課題を残したものの
予算的にも、また参加者の反応からもある程度「成功」したと思う。
クライミングコンペは参加者20人、ギャラリー少数、と集客的課題があった。
目論みとしては大半を占める中高年ハイキングクラブにもっとクライミングの
楽しさを啓蒙することであったが、残念ながらそれは力足らずであった。
かたやクライミング層には期待できる感触であった。
出場者は「来年も出たい」という声が多く聞こえたし
やることは知っていたが出場しなかった他会のクライマーからも
その噂を聞くにつけ「今度は出たい」という声も複数聞いたからだ。
逆に夜の講演会と登山祭典は、予想以上の参加者であった。
80名参加者があればよいなぁと考えていたところ
実に100名以上の参加者があった。
これは丹沢クリーンハイクの前日ということに起因すること大であるが
ハイキングクラブ層が宴を盛り上げてくれた。
特に食事調理に関しては普段培った持ち前の手際のよさと
男を「パシリ」に使う奥様方のリーダーシップは見事で
彼女らのこの能力を今後も活かせる機会は必要だ。
食堂だけでこの人数に対応できるか一抹の不安を感じていたが
外のベランダを使うことでちょうど良いコミュニケーション場であった。
コンペ・講演会・祭典と多くのスタッフが裏で動いてくれなければ
今回の成功はなかったと思う。
とにかく危惧された天候も前日から好転し
少しは皆のためになったのかな、と安堵している。
あとは秋のイベントと記念誌が、いよいよ連盟の意義を外に向け
発信する大きな機会として試される。
自分の任期の中で公約したものを実現させる。絶対に!
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