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記録ID: 270647
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無雪期ピークハント/縦走
アジア

【キナバル山ロウズピーク(マレーシア・4095m)】〇ったりキナバル山とマシラウルート6日間※追記

2013年02月13日(水) 〜 2013年02月18日(月)
 - 拍手
shirayama その他5人
GPS
--:--
距離
19.4km
登り
1,567m
下り
1,808m

コースタイム

2月14日(木)
9:15 ティンポホン登山ゲート(1867m)
9:40 0.5km地点
10:00 Kandis休憩所(約1.0km)
10:25 Ubah休憩所
10:40 1.5km地点(2164m)
10:55 2.0km地点(2252m)
11:20 Lowii休憩所
11:45 3.0km地点(2455m)
12:05 Menpening休憩所
12:25 3.5km地点(2634m)
12:45〜13:15 Layang-Layang Hutラヤンラヤンハット
13:25 4.5km地点(2745m)
14:30 Vilosa休憩所
15:05 Paka休憩所
15:20 5.5km地点
15:55 Lapan Rata小屋(3272.7m)

2月15日(金)
2:30 Lapan Rata小屋(3272.7m)
4:05 Sayat Sayat Hut
5:15 8.0km地点(3929m)
5:50〜7:00 Low's Peak(4095m)
7:15 8.0km地点(3929m)
7:50 Sayat Sayat Hut
9:00 Lapan Rata小屋(3272.7m)

2月16日(土)
8:20 Lapan Rata小屋(3272.7m)
9:00 Vilosa休憩所
9:40 マシラウルート分岐
10:25 Lampoyou休憩所
11:30 Champaka休憩所
11:55 マシラウゲートから3km地点
12:50 Nepenthes休憩所
13:10 マシラウゲートから2.5km地点
13:25 Bambu休憩所
13:50 マシラウゲートから0.5km地点
14:05 マシラウゲート(2000m)
天候 2/13(水)曇り
2/14(木)曇り時々雨
2/15(金)晴れ時々曇り
2/16(土)晴れ時々曇り
2/17(日)晴れ時々曇り
2/18(月)小雨
過去天気図(気象庁) 2013年02月の天気図
アクセス
利用交通機関:
バス 飛行機
コタキナバル国際空港(BKI)
 日本からはクアラルンプール経由が主だが、関空からの直行便が週2便ある。
 空港から市内へのアクセスはタクシーでクーポンを購入する(30RM=約930円)

※今回は、パッケージツアーを利用しましたが、事前の情報収集にも活用できるかと思います。

◆NCT(コタキナバル発のツアー手配をてがける日本の旅行会社)
http://www.nctravel.co.jp/

◆マレーシア航空
http://www.mas-japan.co.jp/
コース状況/
危険箇所等
登山ポスト
 登山には入山者に制限を加えているほかガイドの同行が義務付けられている。
 入山料 15RM(約465円)
 登山許可料 100RM(約3100円)
 ガイド 85RM/人〜 (約2635円)

道の状況
 ラパンラタ小屋からサヤサヤゲートにかけて、
 岩伝いに昇り降りする箇所があるほかは危険箇所なし。
南海「ラピート」に乗っていざ関空へ
南海「ラピート」に乗っていざ関空へ
eチケットレシート
eチケットレシート
ようこそマレーシアへ!
1
ようこそマレーシアへ!
関空で両替しておこう。(34.95円=1RM)市中の両替所の方が断然安かった。(31円前後)
関空で両替しておこう。(34.95円=1RM)市中の両替所の方が断然安かった。(31円前後)
クアラルンプールに飛ぶマレーシア航空機です。A330
クアラルンプールに飛ぶマレーシア航空機です。A330
ブルースカイなりっ!
ブルースカイなりっ!
最初にくれたお菓子
最初にくれたお菓子
昼食。日本を意識して茶そばが出た。
昼食。日本を意識して茶そばが出た。
デザート、右は抹茶アイスです。
デザート、右は抹茶アイスです。
機内エンターテイメントで、ゲームしてました。
機内エンターテイメントで、ゲームしてました。
クアラルンプール上空
クアラルンプール上空
ヤシの木がいっぱい
ヤシの木がいっぱい
クアラルンプール空港。
クアラルンプール空港。
空港内はエアロシャトルで移動。
空港内はエアロシャトルで移動。
エアロシャトルの車内。
エアロシャトルの車内。
乗継便はMH2936便
明らかに日本製の自動販売機。
1
明らかに日本製の自動販売機。
荷物をスローイン、何だかのどかな光景。
荷物をスローイン、何だかのどかな光景。
コタキナバル便から。
コタキナバル便から。
夕日に翼が映える
夕日に翼が映える
コタキナバル国際空港。地方空港かと思いきや、立派な施設にびっくり。
コタキナバル国際空港。地方空港かと思いきや、立派な施設にびっくり。
現地スタッフのOさん
現地スタッフのOさん
このライトバンで移動です。スピードメーターとタコメーターが機能してなかった(笑)
このライトバンで移動です。スピードメーターとタコメーターが機能してなかった(笑)
コンビニと言えばセブンイレブン、世界共通なんですねー。
コンビニと言えばセブンイレブン、世界共通なんですねー。
コタキナバル中心部にあるプロムナードホテル。
コタキナバル中心部にあるプロムナードホテル。
スーペリアタイプの客室
RM240(約7440円)で手配できるみたいです。
ただし、2/8〜16は中国の旧正月のため割り増し。
華僑が多いマレーシアならでは料金設定ですね。
スーペリアタイプの客室
RM240(約7440円)で手配できるみたいです。
ただし、2/8〜16は中国の旧正月のため割り増し。
華僑が多いマレーシアならでは料金設定ですね。
コーラ。
普通だった。
というか、普段飲まないので比べようがない。
コーラ。
普通だった。
というか、普段飲まないので比べようがない。
朝食代わりの「弁当」
朝食代わりの「弁当」
ホテルからキナバル公園へ。
ホテルからキナバル公園へ。
海を見ながら、何キロ出しているのか知らないけど、かっ飛ばします。
海を見ながら、何キロ出しているのか知らないけど、かっ飛ばします。
なかなか良い天気。
なかなか良い天気。
何かの施設。
何でしょうね。
ガソリンスタンド。
ガソリンスタンド。
次第に山岳道路になり、キナバル山が見えてきた
次第に山岳道路になり、キナバル山が見えてきた
ごたいめーん。
キナバル公園事務所(PHQ)
キナバル公園事務所(PHQ)
PHQから見たキナバル山
PHQから見たキナバル山
うん、見てもなかなかの山ですねー。
1
うん、見てもなかなかの山ですねー。
日本語ガイドのWさん
日本語ガイドのWさん
登山ゲート
GHQから登山ゲートへはバスで移動。
GHQから登山ゲートへはバスで移動。
いよいよ入山です。
いよいよ入山です。
その前にW氏から説明。
その前にW氏から説明。
さあ、出発だ。
花を見つけるたびに、みんなでパシャパシャ
1
花を見つけるたびに、みんなでパシャパシャ
これも、パシャパシャ。
この調子で行くと、登れないんちゃう。。。
これも、パシャパシャ。
この調子で行くと、登れないんちゃう。。。
0.5km地点、1935m
Kandis休憩所、ごみ箱と水洗トイレがあって、公園って感じです。
Kandis休憩所、ごみ箱と水洗トイレがあって、公園って感じです。
Ubah休憩所
1.5km地点、2164m。
2.0km地点、2252m。
Lowii休憩所
リスがいた。
来る人来る人、エサをやるためか、人に対して警戒心がない。
まるで、奈良のシカ。
リスがいた。
来る人来る人、エサをやるためか、人に対して警戒心がない。
まるで、奈良のシカ。
何かの花ですねー。
何かの花ですねー。
この辺りから雨。
雨具を着ると止み、脱ぐと降る。
の繰り返し。
この辺りから雨。
雨具を着ると止み、脱ぐと降る。
の繰り返し。
3.0km地点、2455m。
Mempening休憩所
3.5km地点、2634m
Layang-Layang Hut
(ラヤンラヤンハット)
Layang-Layang Hut
(ラヤンラヤンハット)
お昼のお弁当、乏しい。
お昼のお弁当、乏しい。
天気が良くなってきた。
天気が良くなってきた。
天気が良くなってきたところで、傾斜も急になってきた(汗)
天気が良くなってきたところで、傾斜も急になってきた(汗)
4.0km地点、2745m
良い天気。
ちょこちょこっと見えてきた。
ちょこちょこっと見えてきた。
山腹に目的地の小屋が見えてきた。
山腹に目的地の小屋が見えてきた。
キナバル山が間近になってきた。
キナバル山が間近になってきた。
さあ、頑張ろう。
さあ、頑張ろう。
Vilosa休憩所。
ここは本当に景色が良い。
けれど、高山病気味に・・・。
Vilosa休憩所。
ここは本当に景色が良い。
けれど、高山病気味に・・・。
写真を撮る人を撮ってみる
写真を撮る人を撮ってみる
振り返るとほら♪
振り返るとほら♪
前はほら♪
いやー、たまりませんっ!
いやー、たまりませんっ!
Paka休憩所
5.5km地点、3137m
真っ青な空
雲を見おろして
下りる時も天気が良ければ良いなあ
下りる時も天気が良ければ良いなあ
休憩、木の隙間から太陽が差し込む
休憩、木の隙間から太陽が差し込む
Lapan Rata小屋
Lapan Rata小屋から
Lapan Rata小屋から
Lapan Rata小屋から
Lapan Rata小屋から
3300mでは、雲は下なんですねー。
3300mでは、雲は下なんですねー。
Lapan Rata小屋の食堂
Lapan Rata小屋の食堂
食堂のテラス越しに見える景色は最高!
食堂のテラス越しに見える景色は最高!
部屋、恐怖の二段ベッド
部屋、恐怖の二段ベッド
バイキング
ついつい食べ過ぎてしまう。逆に体重が増えてしまった。
ついつい食べ過ぎてしまう。逆に体重が増えてしまった。
日も暮れかけて
何だか幻想的になってきました。
何だか幻想的になってきました。
テラスからの風景
テラスからの風景
テラスからの風景
テラスからの風景
テラスからの風景
テラスからの風景
テラスからの風景
テラスからの風景
テラスからの風景
テラスからの風景
翌朝、気温は8度
2時から朝ごはん
ほうほうの体でサヤサヤゲート
ほうほうの体でサヤサヤゲート
8.0km地点
頂上に着いた。
だんだんと
明るくなってきて、雄大な景色が顔を出してきた
1
明るくなってきて、雄大な景色が顔を出してきた
右半分をアップにするとキングコングだけど、こうして見ると、カオナシに見えるのは自分だけ?
3
右半分をアップにするとキングコングだけど、こうして見ると、カオナシに見えるのは自分だけ?
ここまで来て良かった
ここまで来て良かった
コタキナバルを望む
コタキナバルを望む
カオナシじゃなくて、キングコング
カオナシじゃなくて、キングコング
ギュッと握りしめているように見える
親指岩。
ギュッと握りしめているように見える
親指岩。
この空がたまりません。
1
この空がたまりません。
そろそろ下山
サウスピーク
行きは暗くて分からなかったけど、こんなところを歩いてきたんだ
行きは暗くて分からなかったけど、こんなところを歩いてきたんだ
別世界みたい
8.0km地点
ロープが赤テープ替わり
ロープが赤テープ替わり
あっ、ウサギ
ロウズピークとポーター。
実はガイドだったという。。。
ロウズピークとポーター。
実はガイドだったという。。。
登ってきたところを見下ろす
登ってきたところを見下ろす
サヤサヤゲート
サヤサヤゲート
しんどくてよく覚えていなかったけど、ここを上がってきたんです。
しんどくてよく覚えていなかったけど、ここを上がってきたんです。
おお、どうやって下りるんだろう。
どうやって登ってきたんだろう。
おお、どうやって下りるんだろう。
どうやって登ってきたんだろう。
ロープワークは必要ないけれど、気が抜けません。
1
ロープワークは必要ないけれど、気が抜けません。
今日も良い天気ですなー。
今日も良い天気ですなー。
下りたくないですねー。
下りたくないですねー。
ほんとに。
きゃ、ヘビ!(笑)
きゃ、ヘビ!(笑)
Lapan Rata小屋へ戻ってきた。
Lapan Rata小屋へ戻ってきた。
ちょっと甘みがあるローズティー
ちょっと甘みがあるローズティー
この景色を見ながら、一杯。うーん、贅沢の極み。
この景色を見ながら、一杯。うーん、贅沢の極み。
雲行きが怪しくなってきた
雲行きが怪しくなってきた
デザート。
元気も天気も復活
1
元気も天気も復活
テラスから
テラスから
テラスから
ヘリポートからのLapan Rata小屋
ヘリポートからのLapan Rata小屋
ヘリポートから
ヘリポートから
Lapan Rata小屋の廊下
Lapan Rata小屋の廊下
朝、どんより雲
ご来光はダメだったんかな。
ご来光はダメだったんかな。
晴れてきて、虹が出てきた。
晴れてきて、虹が出てきた。
晴れてきた
晴れてきた
朝ごはーん
すっかり、パサパサごはんに慣れてきた
すっかり、パサパサごはんに慣れてきた
天気も良いし。
良かった、
記念撮影
Lapan Rata小屋、さよなら。
Lapan Rata小屋、さよなら。
うーん、名残惜しい。
うーん、名残惜しい。
ヘリポート
雲がわいてきた。
雲がわいてきた。
さて、下山。
Vilosa休憩所から
Vilosa休憩所から
Vilosa休憩所から
Vilosa休憩所から
Vilosa休憩所
Vilosa休憩所から
ポッカの人
マシラウ分岐
うつぼかづら
雲が怪しくなってきた
雲が怪しくなってきた
Lampoyou休憩所
稜線を抜けると、こんなジャングルの道。
稜線を抜けると、こんなジャングルの道。
川口浩探検隊が頭に浮かぶ。
1
川口浩探検隊が頭に浮かぶ。
傘が良いみたいです
傘が良いみたいです
あと0.5km
お疲れ様。
マシラウリゾート
マシラウリゾート
ここが食堂って聞いたけど、違ってた。
ここが食堂って聞いたけど、違ってた。
部屋の中。
部屋の中から
レストラン
なかなか、オサレですな。
なかなか、オサレですな。
スープもうまー。
スープもうまー。
雰囲気も良いですね。さすがリゾート。
雰囲気も良いですね。さすがリゾート。
ミックスジュース
ミックスジュース
中華風が多いですねー。
中華風が多いですねー。
辛味が利いて、進む、進む。
辛味が利いて、進む、進む。
辛味のせいにせんでよろし。
辛味のせいにせんでよろし。
部屋の中の花。
隣のコテージ
卵焼きを作ってくれます
卵焼きを作ってくれます
手際よく焼いていきます。
手際よく焼いていきます。
朝食もドッサリ。
朝食もドッサリ。
マシラウからキナバル公園本部への道の途中で立ち寄った市場
マシラウからキナバル公園本部への道の途中で立ち寄った市場
アジアって感じがしました。
アジアって感じがしました。
キナバル公園事務所です。
キナバル公園事務所です。
今日は、真っ白です。
今日は、真っ白です。
2回目に立ち寄ったマーケット
2回目に立ち寄ったマーケット
果物の王様、ドリアン。
果物の王様、ドリアン。
コーラもありますよ。
コーラもありますよ。
ショッピングセンター内には両替所がいくつもあって、良心的。
ショッピングセンター内には両替所がいくつもあって、良心的。
昼はここ!
いろんな魚がいます。
いろんな魚がいます。
こんな大きなエビ。RM8(約248円)。
食べる水族館
こんな大きなエビ。RM8(約248円)。
食べる水族館
カニカニカニ
デカっ!
アワビもこんなに。
アワビもこんなに。
Tigerビール
お昼ご飯
うまーでした。
ショッピングセンターで自由行動
ショッピングセンターで自由行動
ダイソーがあった。
日本で売っているものと全く同じ。
RM5均一。
ダイソーがあった。
日本で売っているものと全く同じ。
RM5均一。
ドラえもん、後ろの通路にはコナンもありました。
ドラえもん、後ろの通路にはコナンもありました。
スタバの味は世界共通。ちなみに値段も世界共通。
スタバの味は世界共通。ちなみに値段も世界共通。
サバティー売場。
サバティー売場。
地下にある食品スーパー。
地下にある食品スーパー。
自分たちが来た次の日に火事になった中華料理店。
勢い余って店まで焼いてしまうなんて。。。
自分たちが来た次の日に火事になった中華料理店。
勢い余って店まで焼いてしまうなんて。。。
港はオープンテラスになってます。
港はオープンテラスになってます。
雰囲気出てますね。
雰囲気出てますね。
火事になった店を裏から。
火事になった店を裏から。
雰囲気出てますね。
雰囲気出てますね。
マーケットプレイス
マーケットプレイス
海側通路は魚介類の店がひしめいてます。
海側通路は魚介類の店がひしめいてます。
次は肉。
品目で分かれているんですねー。
品目で分かれているんですねー。
デザート
惣菜ゾーン
お昼食べた後だったので、食べられず、残念。
お昼食べた後だったので、食べられず、残念。
あー、食事前に来れば良かった。
あー、食事前に来れば良かった。
焼き魚もありまっせー。
焼き魚もありまっせー。
うまそー。
市民の台所って感じです。
市民の台所って感じです。
果物ゾーン
野菜ゾーン
トマトの色はご愛嬌
トマトの色はご愛嬌
コタキナバル国際空港
コタキナバル国際空港
いよいよコタキナバルともお別れ
いよいよコタキナバルともお別れ
クアラルンプールへ
クアラルンプールへ
コタキナバル、またいつか!
コタキナバル、またいつか!
関空は23:59発
関西・大阪という表示なんですねー。
関西・大阪という表示なんですねー。
クアラルンプール空港ターミナル内
クアラルンプール空港ターミナル内
朝の機内食
ただいま

感想

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0.申込みから出発前まで
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ちょっと節目なことがあって、
「記念にどっかに行ってみよう!」ってことで、
いろいろ調べて、キナバル山に辿り着きました。

東南アジア最高峰であり、
現地の気候や政情も安定しているし、
標高が4000mと高いことと言葉の壁さえ乗り越えれば、
何とかなりそう。

海外登山は初めてでもあるし、
いろいろ検討してみて、無難にパッケージツアーにしよう。
中でも、山小屋での連泊と、下山は違うルートを辿る日程で、
「ちょっと凝った内容だな」
とビビッと来るものがあり、
時期的にも都合が良かったので、
とある旅行会社に、あっさり申し込んじゃいました。

ツアーの名称は、
「ゆったりキナバル山とマシラウルート6日間」

ツアー自体は催行決定なんだけど、
10名に満たないので日本からの添乗員はなく、
東京から1名、大阪から自分を含めて5名の6名での参加とのこと。

「英語できれば十分ですよ」
ふっ、日本語もままならないのにな…。

☆今日の一言
いざとなったら、ルー大柴になりきろう。



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1.1日目(2月13日)
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前日はワクワク感でほとんど眠れず(子供かっ!)、
ほぼ始発の電車で京阪から地下鉄を乗り継いで、
南海ラピートで関空へ。

関空では、旅行会社の担当者がお見送りに。
いろいろと説明をみんなで受ける。
Iさん、KOさん、KTさん、Tさん、そして自分。
東京からはUさんが、クアラルンプールで一緒になるそうだ。

皆さん、宜しくお願いしますっ!

「どこで両替してもレート変わりませんよ」
の担当者の言葉を信じて、今のうちに両替しておこうと思い、
4000円分、120リンギット(RM120)両替する。
(実際には、ショッピングセンターにある両替所の方がはるかにレートが良いので、それまでのつなぎ分だけ両替しておけば良いかも知れません)

マレーシア航空53便でクアラルンプールへ出発。
機内で映画観たりゲームしつつ、マレー語を覚えないかんな、と。

デリマカシ【ありがとう】
ごろ合わせ<でら大きな貸しができた>

サマサマ【どういたしまして】
ごろ合わせ<おかげさまさま>

この2つでマレーシアを渡り歩くことにしよう。

さて、クアラルンプールでの乗り継ぎ。
ここで、東京からのUさんと合流、役者は揃った。
航空券に印字されたゲートに向かい、待っていたが、
人っ子一人来る気配が、ない。

おかしいな、と思い、
電光掲示板を見ると、変更になっていたようだ。
念のため、空港職員にもチケット見てもらった。

山どころか、空港で遭難かー?(笑)

無事に乗り継ぎを果たし、夜、コタキナバルに到着。
田舎の農道空港に毛が生えたのかと思ったら大違い。
立派な、立派な国際空港でした。

空港で、現地スタッフのOさんがお出迎え、
運転手Jさんの運転するバンでホテルへ。

J(ジェフ)さんの名前、覚えにくいからジャフにしよう。
クルマのことはJAFでしょ?

とアホなことを考えながら、
結構スピード出ているなあ、何キロだろうとふとメーターを見ると、

ゼロ。。。

おおっ、タコメーターともども機能停止してます。
車検のステッカー替わりなのか、
「マクドナルド」のステッカーが貼ってある。
(後で聞いたら、気に入ったから貼っただけらしい。日本ではNGですよね)

ミネラルウオーターを調達するのに寄ってもらった
コンビニが、セブンイレブン。
マレーシアではセブンイレブンが結構な勢力を誇っているらしい。
華僑が多いこと、そしてこの時期中国の旧正月とあって、
街全体が中華っぽかっただけに、日本を感じさせるのが正直嬉しい。

そしてホテルへ。


☆今日の一言
セブンイレブン 良い気分



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2.2日目(2月14日)
------------------------

朝モーニングコールをもらうけど、
そのずっと前に起きてしまって、全然寝れてない。

朝食は弁当だった。
「ボリュームが少ないので」とは事前に聞いていたが
「えっ」と思うほど。

ジャフが運転するメーター壊れたバンに乗ってキナバル公園事務所へ。
キナバル公園で出迎えたのは、日本語ガイドのWさん(32)。
そして、ガイド兼ポーターのBさん(30)、ポーターのJさん(18)。

公園事務所で別のバスに乗り換えて、
ティンボホンゲート(登山ゲート)へ。

Wさんから説明を受けた後、
9時30分からいよいよ歩き始めた。
こまめに休憩を入れながらゆっくりと登っていった。

前半は雨にも降られるが、降ったり止んだりで、
そのたびに雨具を着たり脱いだりする。
面倒だし、しんどい。

後半は晴れてきたが、
傾斜もやや急になってきて、汗をかくようになる。
高山病の症状だろうか、めまいも覚えるようになり、
ストックでバランスを保ちながら歩いていく。

出発前日からの睡眠不足、
そこへ来て海抜0mからクルマで一気に1800mまで上がり、
さらに歩いて3300mまで行こうというから、
体がついていけるわけがない。

ラパンラタの山小屋に着いた時には、ヘロヘロだった。
これでは、
「ゆったりキナバル山」ではなくて、
「ぐったりキナバル山とマシラウルート」。

ラパンラタは山小屋というかホテルのよう。
電気も水道もきちんとあり、部屋も2段ベッド、
夕食はバイキングで快適だった。

ご飯も食べたし、明日も早いから寝よう。
と思って二段ベッドに登ったら…、揺れる。
上段がビス4本で止められているだけ。
しかも、柵がない。

明日は1時30分起きだ、寝よう。
と思ったけど、高山病の影響なのか、
疲れているはずなのに、結局寝つけず。


☆今日の一言
高山病になっても、食欲は落ちないんだな。



------------------------
3.3日目(2月15日)
------------------------

1時半から支度を始め、朝ごはん。
なんと、日本語ガイドのWさんが体調不良で不参加。
BさんとJさんとで行くことに。

ヘッドライトが上まで続いている。
とにかくゆっくりゆっくり歩いていく。
というか、ゆっくりとして歩けない。
前日からのめまいは治まらず、
意識して深呼吸をしながら歩く。
ロープを使って岩伝いを登るときは、
手を離さないように必死でした。

Bさんの先導は、絶妙なペース配分。
自分たちの様子を見ながら、歩き方や休憩に気を配り、
山頂に着いたのは、日の出5分前で測った様なタイミング。
山に熟知しているからこそ、
彼は本当に優秀なガイドだなあと実感した。

しかも、英語が堪能なので、
こちらの片言の恐らく文法や単語の間違いだらけの英語でも、
分かりやすく答えてくれる。

おかげでご来光、感動的でした。
ホント、来て良かった。
それ以上、言葉が思い当りません。

じっとしていても暖かいように、
スキーウエアを着こんでしばし景色を堪能。

7時過ぎ下山開始。
雄大な景色に囲まれながら、ラパンラタへ向かった。

9時過ぎに着いたが、これで本日の予定は終了。
体調不良のWさんは、まだ調子が戻っていないみたい。
「事務所ニ帰ッテ証明書作ルネ」
じゃあ、明日もBさんとJさんってことか。
特に支障はないから、まあいいけど、ここでWさんとお別れ。
ちょっとあっさりとして別れ方だったね。

と思っていた。

昼ごはんの前に、シャワー。
壊れているか、修繕中でお湯が出ないらしい。
冷たかったが、気合と根性で乗り切る水シャワー(笑)
浴びた人たちはみんな、石けんの匂いをプンプンさせてたけど、
理由が分かりました。

冷たくて、よく洗い流せないから(笑)

昼ごはんは、Wさんが段取りをつけてくれたのですが、
その時間にいっても、用意されていない、あれ、どうした?

というか、時間になってやっと準備を始めた感じ。

出てきた料理もチキンが出てきた。
確か「チキン、ビーフ、ドチラニシマス?」と聞いて、
みんなビーフと言っていたのに。
「チキンハ鳥ノ肉、ビーフは牛ノ肉」とか言ってたけど、
全然人の話、通じてなかったんだな。

昼を過ぎると、雲がかかってきた。
テラスで景色を楽しみながらのんびりと、
と思っていたのにそれができずに残念。

こうなったら、寝るしかない、お昼寝タイムです。
ここでさすがによく眠れました。

夕方近くになって起きて、エントランスに行くと、
Wさんがいてビックリ。
えっ、さよならじゃなかったの?
事務所は事務所でも違うところだったみたい。

具合はどうかと訊くと、
「食欲、全然ナイネ。口ガ苦クテ」とのこと。
うーん、そうなのかー。
って、タバコ吸いながら言われてもなー。
タバコが苦いちゃうん。

夕食は、昼あれだけ食べたはずなのにガッチリ食べる。
パッサパサご飯にも慣れてきた。

寝るまでの間、暇を持て余したので、
通路に置いてある雑誌にあった、
解きかけの「数独」を解いていた。

「ぐったりキナバル山」から、
「まったりキナバル山とマシラウルート」へ。


☆今日の一言
W(日本語ガイド)、大丈夫か?
いろんな意味で(笑)


------------------------
4.4日目(2月16日)
------------------------

今日は、ラパンラタからマシラウルート経由で下山。
昨日まったりとできたおかげで、
高山病の症状もすっかりと消えて快復。

マシラウルートは、眺望こそ利かなかったが、
熱帯のジャングルみたいなところ。

さしづめ「川口浩探検隊」だ。

やはり、雨に降られた。
カサが良いですね、やっぱ。

14時頃、マシラウに到着。

コテージタイプの部屋に案内されたが、
ひと騒動が起きた。

6人同じ部屋。
は?

相部屋は4人で、
自分ともう一人Tさんは「1人部屋」で申し込んでいたのだ。
山小屋以外は、個室のはずなのに。
だから、3つ部屋を用意されてなきゃいけない。

Wさんの「300リンギット、ナリマスネ」の一言に、
Tさんと自分、声を揃えて「払ったわー」
しかも、それより遙かに高い金額を旅行会社にね。

緊急連絡先も電話が通じず、緊急の意味なし。

その後、やり取りをして、
結局、女性・Tさんの部屋は確保できたものの、
自分は相部屋のまま。

高い手数料は、自分が納得して払っているから良いとして、
手配しないなんて。。。


「まったりキナバル山」から
「(一人部屋は)はったりキナバル山とマシラウルート」に。


Bさん、Jさんとはここでお別れ。
この騒動のおかげで、きちんと御礼が言えなくて残念。

そして、下山して達成感に浸るはずが、気分台無し。
昼食のタイミングも逃しました。

旅行会社名は伏せるけど、
筋斗雲に乗って、ニョイ棒で叩いてやりたい。

昼ごはんは抜いたけどレストランでビールで乾杯、
下山後のビールはうまかったー♪
しみうまー♪

夕食は、Wさんもやってきて、おいしく頂きました。

Wさん、普段は農業やってるらしく、
ガイドの経験も5年で7回ほど、日本語ガイドは初めて。
…。
5年で7回でガイドできるんだったら、
わたしゃ白山の登山ガイドできるねーwww
日本には2年間研修で来ていたけど、日本でも農業してたらしい。

接客をしていたら日本語に触れる機会が多かったろうけど、
農業だったら、あんまりしゃべる機会なかったんかな。

また、当初、予定していたガイドが別にいて、
都合がつかなくなったんだとか。
「今回ワタシハ、ピンチヒッター、ダッタネ」とW。

Wよ、アンタがピンチだろがっ!
ここまで来るとおもろいわ。


☆今日の一言
酒の肴は、W(日本語ガイド)


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5.5日目(2月17日)
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今日は、マシラウからキナバル山公園事務所経由でコタキナバルへ。
公園事務所で、Wさんとお別れ。

何はともあれ、誰一人、ケガや病気することなく下山できたし、
ある意味、頼んでもなかなか出てこないであろうガイドWさんのおかげで、
パッケージツアーの枠にはまらない楽しい旅だった。

体調不良を押して、献身的によくやってくれました。
Wさん、ありがとう、これからも頑張ってね。

公園事務所で、空港に出迎えてくれたOさんにバトンタッチ。
Oさんから、登頂証明を貰いました。

ガイドの欄には、
MOHD KHAIRIL IKMAL JOHN
と記載されている。

W(日本語ガイド)の所属している団体かな?

するとOさんから、
「ああ、一番若い彼の名前ですよ」

ん?
いつも、最後尾についていたポーター?
3日間で、「OK」、3回くらいしか言葉発してなかったけど。

どないなってるんや(爆)
最後の最後までおもろいわ。

お昼は、海鮮料理を食べて自由行動。

夕方、コタキナバルからクアラルンプールへ。
深夜便で関西空港に戻りました。


☆今日の一言
トラベルにはトラブルがつきもの



------------
6.まとめ
------------


今回の山行で課題に残ったのは、高山病。
特に海外では、長時間の移動を伴うし、
今回はなかったけど、時差の問題もある。
ベストコンディションでは、
まずアタックできないので、
事前に体力づくりを含めた体調管理がモノを言うなと思いました。

今度はいつになるか、分からないけど、
その日が来るまで、体力を養わねば。

Iさん、KOさん、KTさん、Tさん、Uさん、
そして多くの皆さん、大変お世話になりました。

無事に6日間、楽しく過ごせました。
ありがとうございました。

これから海外へ行かれるという方、
ぜひキナバル山を勧めたいですね!

「やっぱりキナバル山とマシラウルート」
ということで締めとします。


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7.番外編(帰国1週間後)
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2月25日(月)、
旅行会社から電話がありました。

日が経っているし、
ああそんなことあったなあって感じです。

通り一辺倒のお詫びで、
「現地の手配ミスで…」
「これから事実関係を確認します」
「今後ともご利用ください」とのこと。

現地のせいで済まそうというのは、あんまりでは?
自分は〇〇旅行さんに申し込んだのにな。

何が悪かったのかも分かっていないのに、適当に謝られても…。

これで、今度も利用してもらおうというのだから、大したもんだ。

恐らく「貴重なご意見」どまりで、
また同じことを繰り返すのでは?と思わせるものでした。

一本の電話で、あの時の不快さが、蘇りました。


「(旅行会社の対応は)さっぱりキナバル山とマシラウルート」


☆今日の一言

旅行会社は選ぼう

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コメント

海外遠征いいですね
shirayamaさん おはようございます

うらやましー、うらやましすぎます
海外登山なんて夢のまた夢

いい体験されましたよね、ホントに
山小屋が立派なのにビックリしました
食事もかなり豪華ですし

節目なことって...気になりますが
お互い頑張りましょー
2013/2/22 9:33
sakura0725さん、こんばんは。
ホントに行ってよかったです。

食事は豪華すぎて、
何食べても美味しくて…。

節目なことは、またおいおいと(笑)
頑張りましょう
2013/2/25 18:30
初めまして〜〜
今度、キナバルに登るので参考に見せてもらいました!
私も◯◯旅行で行こうかと思っていたのですが、、日本からのガイドなしだと大変そうですね。参考になりました!
でも、面白い記録、登山のイメージがわきました!ありがとうございます??
2016/8/25 18:39
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