大山 厳冬期の大山縦走

コースタイム
【2/17】大山駐車場6:30→夏山登山道→9:30弥山(頂上避難小屋)10:00→11:20剣ヶ峰→12:00天狗ヶ峰→宝珠尾根→16:00元谷→16:40大山駐車場⇒20:00西明石
天候 | 曇り |
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過去天気図(気象庁) | 2013年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
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写真
感想
絶好の登山日和、この日の大山は曇ってはいたが無風、視界は良好。夏山登山道を息せき切って登っていくと、背後に雄大な日本海が次第に姿を現します。頂上避難小屋にはたくさんの登山者が休憩していました。
ナイフリッジ頂上避難小屋から先はトレースがありません。しかも厳しいナイフリッジの連続。先行するSLの足元の雪が崩れ、谷底に落下していきます。危険な箇所はロープで確保してもらいながら通過しました。
雪庇いくつかのナイフリッジを通過していくと、比較的広い山塊に到着しました。最高峰の剣ヶ峰です。ここは立ち止まることもなく通過して下山に取りかかりました。雪庇が張り出し、今にも落下しそうなクラックが走っていました。
雪崩象ヶ鼻の手前で稜線を離れ、宝珠尾根に下る沢をトラバースしました。地形からみて雪崩の危険があります。SLが「埋まったら掘り出してね」と軽口をたたいて沢に踏み込んだ途端のことです。足元で雪崩が発生しました。音もなくスーッと流れ落ちる雪塊の速さといったらありません。幅30m、落下差300mほどでしょうか。間近に雪崩を見たのは全員初めて。巻き込まれていたら、今頃は300m下流で雪をかき分けて捜索しているかと思うとゾッとします。
ラッセル宝珠尾根では腰までの雪を若いSLが力強くラッセルしていきます。先頭を代わったCLが支尾根に迷い込み、標高差100mを登り返すハプニングもありましたが、強烈に思い出に残る山行となりました。(HA)
〔メンバーの感想〕
□ナイフリッジでは顔がこわばった。写真を写す余裕すらなかった。
□今まで経験した山行の中で、最も難しかった。でも楽しかった。ビーコン・ゾンデは来季には絶対購入したい。
□足元をかすめて雪崩が通過して行ったときは、ビビった。
□CLにアンザイレンしてもらって安心して通過できた。
□トレースのない厳しいコースだった(と、平然)。
2011年03月05日(土) 〜 2011年03月06日(日)鳥取県・大山1709m 雪の大山 七合目で撤退
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-102825.html
行ってきました、大山縦走。
頂上避難小屋まではたくさんの登山者がいましたが、剣ヶ峰方面へはトレースもなく私たちのパーティのみ。後から単独行氏が付いてきていましたが、ナイフリッジに恐れをなして、引き返していきました。
私も最初のナイフリッジをみて、顔がこわばりました。こんなに厳しい山域とは知らずに参加したのを悔やみましたが、ここまで来たら進むしかないと観念しました。しかし、一つひとつこなしていけば何とかなるもの。難所はロープで確保してもらって通過しました。
17日は朝9:30くらいまで山頂にいました。
縦走路を引き返したのは帽子のおじいさんでないですか?
しきりに、「トレースができたら縦走したいしたい」と言ってました。
遠目だったので年齢のほどは分かりませんが、ベテランの登山家のように見受けました。目の前のナイフリッジに顔を引きつらせて振り返ると、避難小屋方面に引き返しているところでした。内心うらやましかった。安全第一ですね。
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