都立長沼丘陵公園
- GPS
- 01:18
- 距離
- 2.7km
- 登り
- 83m
- 下り
- 75m
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自転車
駐車場もあります。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
危険箇所はありません。 |
写真
感想
個人的に「日野アルプス」と呼んでいる多摩丘陵の尾根道。
その先にある長沼丘陵公園も、昔は繋がっていました。
野猿峠を経て八王子に降る、都内屈指のハイキングコースでした。
ところが、以前のレポートの通り宅地造成が進んでしまい、
今では一部が私有地となり、通行さえできなくなりました。
昔の賑わいは、今はありません。
しかし今も、都内の貴重な自然は一部ながら守られています。
今回の長沼丘陵公園は、東京都によって整備されています。
萌芽更新や道の整備など、手付かずの自然ではありませんが、
野鳥も豊富で一年を通じて楽しめる丘陵です。
その貴重な自然に触れてみようと、久しぶりに足を運びました。
以前来たのはまだ小学生の頃。
すっかり変わってしまい、記憶もあいまいです。
駐車場が整備されていますので、
休日の昼下がりなど気軽に足を運べます。
また京王線長沼駅からもすぐです。
今回は自転車で、駐車場へ。
この公園は尾根筋を歩いたことはありましたが、
公園内の尾根を辿るのは初めてです。
とはいっても、標高の低い尾根ですから、あっという間に稜線へ。
クヌギが多い自然林ですね。
下草は熊笹が多いです。その中に、ガサガサと音を立てる鳥。
確認できたのは、ツグミでした。
他にもいろんな鳥がいると思います。
都内にあって、野鳥が豊富というのは嬉しいですね。
稜線には、鎌田鳥山という老舗の料亭があります。
コース料理には「野鳥コース」というのがありました。
野鳥は捕獲が禁止されていますから、もちろん養殖だと思います。
この鎌田鳥山、
昔は実際に野鳥を捕獲してふるまうお店だったのでしょう。
こんな山の稜線に位置する理由はただ一つ。
カスミ網をかけて、野鳥を捕獲するための小屋だった訳で。
それは昔の話です。
そんな風情だけでも、楽しめるのは有り難いことかも知れません。
もちろん野鳥を大切にしてほしいです。
でも人の生業もまた、貴重なものですから。
今回はパスしましたが、いずれ足を運んでみようと思います。
今度は稜線を東へ。
展望台があり、遠く大菩薩嶺や、国師ヶ岳も見えます。
国師ヶ岳が、ほんの少しだけ見えました。ちょっと感動。
こんなところからも見えるんですね。
さて、歩いてすぐ公園は終わり。
この先の稜線は、悪名高い?私有地。
まあ悪く言うつもりはありませんが、
何とかしてうまく繋がらないものでしょうか。
高幡不動から野猿峠まで、歩いてこれたなら、
とても楽しいハイキングコースになるのに。
今回のレポートは、そんな期待を込めてみたいと思いました。
公園自体は、それほど広くありません。
公園としては広いのかもですけど、
自然という観点からしたら、小さいですね。
だからこそ、日野から続く丘陵の道は、
繋がっていてほしかったと、思わずにいられなかったんです。
残念ですけど、とにかく今は、
残された自然を、大切に守りたいものですね。
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