宇都宮・古賀志山 〜かなり楽しめる低山。中尾根恐るべし。



- GPS
- --:--
- 距離
- 5.7km
- 登り
- 440m
- 下り
- 441m
天候 | くもり時々晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
登山道を示す標識どおりに行動すれば通常の登山道は明瞭です。 ただ中尾根付近は、標識もなく、ひとたびコースをはずれるといろいろなルートがあるようで、非常に迷いやすく注意が必要です。うっすらとしてあいまいなトレースが数多く、それに釣られて進んでしまうと迷う可能性があります。とくにピークから下る時は分かれ道になっている事が多いために注意が必要です。もちろん自分も迷いました(汗) 岩場は数本のロープを束ねたロープをしっかり掴んで慎重に下りれば大丈夫ですが、細いロープ1本の箇所があり、そこは危険な上、注意が必要です。 |
写真
感想
残雪の山に登る予定でしたが、当日の県北の山は強風の予報が出ていたので、急遽、宇都宮市の北西部にある「古賀志山」に変更しました。
古賀志山は宇都宮市街地の近郊にあり人気のある低山ですが、自宅からは少し遠いため2回しか行ったことがありません。最近友人が開拓し、自分もこの山の楽しさを認識しているところです。
一般的な登山ルートではないルートには、切り立った岩場が比較的多く、またロープも設置されているため、ちょっとした岩登りが楽しめるのがこの山の醍醐味です。ロッククライミングの分野でも人気があるようですが、そのスポットには行ったことがないのでよくわかりません。
今年の正月休みに東稜から登ったのですが、怖いながらも楽しめたので今回も東稜から登り、中尾根から下りました。前回と同じく身軽に登るためにザックをいつもの38Lではなく、通勤時に使用している26Lのデイバックに必要最小限のものを入れて行きました。
東稜の岩場は展望がよく、宇都宮の町など関東平野を一望といった感じです。東側なので朝から日がよく当たり、ポカポカして気持ちがいい所です。岩場の少し下ではカタクリの花が数多く咲いていました。ただし自分のような経験の浅い高所恐怖症が初めてその岩場を目の当たりにすると結構なビビリを誘発する場所でもあります(汗)ロープは数本のロープを束ねてあるので安心です。
東稜から登った後は遠回りとなる山頂には行かず、時計回りに富士見峠から中尾根を目指し、そこから下山しました。前回は自称ガイドの友人に全てを託した結果、道を間違えため中尾根を通ることができませんでした(笑)
今回通った中尾根は複数の小さいピークをいくつも越えていくルートで、途中に大きく分けて3つほどの岩場があり、ロープを使って下ります。
1番目はちょっとした岩場といった感じで高度感がありますが、ロープが何重にもなっていて、少し怖い程度です。
圧巻なのは2番目の岩場です。細いロープに身を預け(細いロープ1本!)、7・8メートルくらいはありそうな高度感のある岩場を文字通り身を投げ出すように下りることになります。今回一番ビビったところかもしれません。ロープ1本のため身体もぐらつきやすく、さらに恐怖心を煽ります。自分の「こわっ!」や「こえぇ!」が静かな中尾根に響いていたのは間違いありません。その少し下のすり鉢状のテラスでは自称ガイド曰く、前はロープがあったらしいのですが、それが見つからないため岩を這うように、いやズリ落ちながら慎重に下りました。
今改めて考えてみると、あのロープ1本だけの下りはかなり危険に思いました。
その少し先にある3番目の最後の岩場はほぼ垂直な壁を中継を挟んで15メートルくらいは下ったかと思います。かなりの高度感で高所恐怖症にはたまりません!ここは足場も崩れやすく、落石に注意が必要です。でもここはロープが何重にもなっていたと思います。
そこを下れば細野ダムがあり、中尾根の下りも終わりです。
この古賀志山の中尾根。恐怖度で言ったら、去年9月の奥穂高岳〜前穂高岳〜上高地の吊尾根&重太郎新道よりも上に感じましたがどうでしょうか。
興奮したので少し長くなりました。。。
このルートを通る際はくれぐれもお気をつけて!
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