爆弾低気圧通過後の、新緑の丹沢・大倉尾根〜気持ちよかった
- GPS
- --:--
- 距離
- 16.8km
- 登り
- 1,314m
- 下り
- 1,333m
コースタイム
天候 | 晴れ、ちょこっと通り雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
|
コース状況/ 危険箇所等 |
痩せ尾根、ガレ場など多少ありますが、慎重に行けば、危険なところは全くありません。冬場は、霜が溶けて登山道がドロドロでしたが、今日はぬかるみはほとんどありません。 ただし、低気圧通過後の風がとても強かった。予想していましたが、頂上の暴風は別格でした。立って歩くのがやっと。寒暖計の気温は3度で、強風を考えると、体感温度は氷点下だったと思います。 |
写真
感想
天気予報が脅し続けたので、まさか晴れるとは思っていなかったのですが、前夜目黒川の葉桜宴会から帰ると、メーリングリストに「あすは昼前から急速に天候が回復する予報なので、大倉尾根をとりあえず花立山荘まで行く」の連絡。朝起きられたら行くことにして、結局ドタ参しました▲丹沢の山並みは朝真っ黒い雲に覆われていたのですが、雲の動きが速いこと速いこと。風がなかったのは歩き出しだけで、登るにつれて徐々に強まり、山頂では尊仏山荘が時々揺れるほどに▲しかし、少し下りて相模湾方を見下ろせば、前日の暴風雨で汚れが落ちた街の屋根屋根がいつになく輝き(同行I嬢説)、風で海岸は白波が際立ち、空も海も街も絶景。大倉屋さんの缶詰打ち上げも、安くてうまくて最高でした。
塔ノ岳、大倉尾根にはもう何度登ったろうか。季節の折々、雨の日、霧の日、雪の日といろいろありました。今回は暴風の日となりました。今年は3月の赤岳でも「ドンッ」と吹いてくる風を体験しました。登山者にとっては、安全な範囲で経験を積むことも大切です。あえて、低気圧通過後の塔ノ岳を登りました。また、複雑に変化する雲の動きを見てみたい気持ちもありました。
土曜日に行く予定だった山行を爆弾低気圧のために中止して、「日曜日も登れないな」とあきらめていました。そこへ、アルパインツアーや毎日旅行でよく行き会うIさんから、「明日、雲を見たくて丹沢に行こうと思うのだけど…」とメールがありました。「低気圧通過後に行けるのかな」と思いつつ、気象庁の各種天気図と予報、ウィドプロファイラ、さらにヤマテンを分析しました。
その結果、雨は朝方には止むのは間違いないと思いました。問題は風です。低気圧の後面に入り、雨はおそらくないと判断できましたが、等圧線は立っています。「これは風が強いな」と一目で分かります。念のため、ウィンドプロファイラを見ると、河口湖で風速10メートル。「樹林帯を抜ける花立山荘までは行ける。その先は風を見よう」と思い立ち、Iさんに同行することにしました。会のメーリングリストにも書き込み、会長の参加を得ることができました。会長、ありがとうございました。
結論から言えば、出かけて良かった、ということです。強風も含めて、自然の大きさ、雄大さを全身で感じることができ、久しぶりに爽快な気持ちになりました。
稜線を上り詰めると共に、風が強くなるのを実感しました。木々の揺れ、ざわめきが次第に大きくなりました。雲が頭の上を転がっていくように流れていました。
山頂に出ると、強烈な西よりの風に吹かれました。富士山から向かってくる風です。3人で尊仏山荘に飛び込みましたが、時折建物自体も揺さぶられました。食事をして、早々に出発。トイレに手間取ってしまい、会長とIさんを寒い外で待たせてしまったのは失敗でした。申し訳ありませんでした。
3人以外山頂には人はいませんので、交代で写真を撮りました。寒暖計は3度を指していましたが、体感温度は氷点下だったはず。大急ぎで金冷やし付近の樹林帯に入りました。風がないだけでなんと温かいことか。
また、山頂からは富士山以外の山々の眺望に恵まれました。表尾根、大山、箱根の山々、愛鷹連峰…神々しい風景でした。
青空に白い雲、新緑の季節を目前にした木々に目を奪われました。スミレ、マメザクラ、キブシ、ミミガタテンナンショウも見られました。花立山荘の長い階段を下りながら、白い波の立つ太平洋を見ていました。思ったことは「丹沢っていいなぁ」の一言でした。
下山後のシャワーは、県立山岳スポーツセンターで。これまでとはルールが変わったようで、書類を書いた上、1人150円になっていました(前回以前は、何人でも150円)。しかし、文句を言うレベルではありません。なんといっても150円で温水シャワーを使えるのですから。
反省会は、大倉バス停前の「大倉屋」さんで。ここも缶詰のつまみで、安く仕上げられます。ラーメンもいいですよ。
yosh1007さん、negiさん、Iさん、はじめまして
同日、尊仏山荘さんに入れ違いで入ってこられたことハッキリ覚えています!
ちなみに渋沢駅からのバスも一緒なことも覚えています(笑)
風は強かったですが、下山時には相模湾方面の雲が切れ、晴れ間が覗いて
壮大な景色が見られて登った甲斐がありましたよね
まるで生きているかのように雲が形を変えながら流れていく様も凄かったです
皆さんで大倉屋さんでの反省会も楽しまれたようで良かったですね
自然の大きさを肌で感じられた塔ノ岳、お疲れさまでした
スズランのような釣鐘型の花はアセビ(馬酔木)。毒があってシカが食わないから丹沢はアセビだらけになってしもうた。ブドウの房みたいにぶら下がってるのはキブシに似てるけど、ちょっと違う気がします。ナラやカシの仲間もこんな感じの花を付けるので、そちらではないかと。余計な口出しですが、ご参考まで。
おんなじ雲見て、おんなじ波見て、おんなじ風にあおられておらったんですねえ。また丹沢であたしっちを見かけらったら、お声がけください。大倉屋でサバ缶おごりますいね!
コメントありがとうございます。
日曜日の昼間、しかも雨も降っていないのに、ほとんど人のいない塔ノ岳山頂はちょっと珍しい。お互いに、良い体験をしましたね。また、山でお会いしましょう。
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