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Yamareco

記録ID: 2874916
全員に公開
キャンプ等、その他
オセアニア

【追憶の日々】オーストラリア大陸・東半周バイクツーリング The Road to Ayers Rock

1991年02月25日(月) 〜 1991年04月10日(水)
 - 拍手
GPS
959:59
距離
9,452km
登り
12,337m
下り
12,339m
天候 基本、晴れ
アクセス
利用交通機関:
自家用車 飛行機
往路、復路:シドニー空港
コース状況/
危険箇所等
基本、舗装路。(スチュワートハイウェイも舗装済)
・少しだけ、ダートを走りましたが、危険を感じて撤退しました。
その他周辺情報 2/25シドニー2/26 - 3/1キャンベラ - 3/4メルボルン3/6 - 3/11アデレード - 3/15エアーズロック3/16 - 3/17アリススプリング - 3/23ケアンズ3/28 - 4/4ゴールドコースト4/6 - 4/8シドニー4/10
成田よりシドニーへ、いざ出陣!
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成田よりシドニーへ、いざ出陣!
シドニー空港で知り合った、トム・ニュー・ロイの3人組。この後、バイク屋さんまで送って頂く。ありがとう!(後日、キャンベラに訪ねて行って再会することになる)
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シドニー空港で知り合った、トム・ニュー・ロイの3人組。この後、バイク屋さんまで送って頂く。ありがとう!(後日、キャンベラに訪ねて行って再会することになる)
真ん中が私。
シドニーのバイク屋さんAction Suzukiにて、旅の相棒となるバイク(スズキDR250)を受け取る。
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シドニーのバイク屋さんAction Suzukiにて、旅の相棒となるバイク(スズキDR250)を受け取る。
スズキのハスラー250。日本での愛車はこれ。(2ストフルサイズのジャジャ馬でした)。
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スズキのハスラー250。日本での愛車はこれ。(2ストフルサイズのジャジャ馬でした)。
走り出して数km、フリーウェイ(高速道路)でいきなりガス欠。お初の海外ツーリングは、トラブルで幕を開ける。(最寄りのスタンドまでガソリンを調達に歩く)
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走り出して数km、フリーウェイ(高速道路)でいきなりガス欠。お初の海外ツーリングは、トラブルで幕を開ける。(最寄りのスタンドまでガソリンを調達に歩く)
オーストラリアのNRMA(日本のJAFに相当)にて、現地情報を仕入れる。
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オーストラリアのNRMA(日本のJAFに相当)にて、現地情報を仕入れる。
町中のパーキングメータ。
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町中のパーキングメータ。
シドニーの街中を散策。
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シドニーの街中を散策。
公園の噴水。
寝そべる人々。のどかです。
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寝そべる人々。のどかです。
シドニー湾をクルーズ。
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シドニー湾をクルーズ。
オペラハウス。
オペラハウスとハーバブリッジ。
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オペラハウスとハーバブリッジ。
シドニーの中心街が見える。
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シドニーの中心街が見える。
街中のマクドナルド。(オーストラリアでは、どこでもハンバーガの肉がやたらでかかった記憶がある)
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街中のマクドナルド。(オーストラリアでは、どこでもハンバーガの肉がやたらでかかった記憶がある)
スタンドにてガソリンを給油。
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スタンドにてガソリンを給油。
ビックメリノ。
首都キャンベラに、ロイを訪ねて行く。(ロイに借りたフラットに滞在)
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首都キャンベラに、ロイを訪ねて行く。(ロイに借りたフラットに滞在)
トム、ロイ、マサシ、ヒロコ、アケミ。キャンベラ大学の留学生たち。
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トム、ロイ、マサシ、ヒロコ、アケミ。キャンベラ大学の留学生たち。
首都なのに、ド田舎だ。ちょっとビックリ。
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首都なのに、ド田舎だ。ちょっとビックリ。
多分、テレコムタワーの展望台。
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多分、テレコムタワーの展望台。
テレコムタワー。
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テレコムタワー。
市内を観光。
Mt.Ainsliにて夜景を見に行く。(夜はめちゃ冷えるけれど、珍客に付き合ってくれた。ありがとうね)
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Mt.Ainsliにて夜景を見に行く。(夜はめちゃ冷えるけれど、珍客に付き合ってくれた。ありがとうね)
マサシと2ショット!彼は都城出身の九州男児。たしか英語の先生志望だったよなぁ。元気にしているかなぁ。
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マサシと2ショット!彼は都城出身の九州男児。たしか英語の先生志望だったよなぁ。元気にしているかなぁ。
どこまでもまっすぐな道を進む。
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どこまでもまっすぐな道を進む。
郊外の小さな町Cooma。昼食時に立ち寄って出会ったパレード。
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郊外の小さな町Cooma。昼食時に立ち寄って出会ったパレード。
本物の馬だ!すげぇ。
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本物の馬だ!すげぇ。
果てしなく続くダートロード。オーストラリアはオフロード天国だ。
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果てしなく続くダートロード。オーストラリアはオフロード天国だ。
Adelongにて、キャラバンパークで出会ったスイス人カップル。(バイクはDR500で2人乗り、ワイルド〜)。
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Adelongにて、キャラバンパークで出会ったスイス人カップル。(バイクはDR500で2人乗り、ワイルド〜)。
小さな街のホースショー。
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小さな街のホースショー。
ドックショー。自慢のワンちゃんが勢揃い。のどかな街の光景です。
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ドックショー。自慢のワンちゃんが勢揃い。のどかな街の光景です。
オフロードバイクで遊ぶ子どもたち。
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オフロードバイクで遊ぶ子どもたち。
ご主人さまを待つリトリバー。
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ご主人さまを待つリトリバー。
子どもたちは、皆可愛い。
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子どもたちは、皆可愛い。
オージー版夏休みの自由研究か?
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オージー版夏休みの自由研究か?
キャンプ場で出会った、定年退職した元英語教師の方。片言英語の私に、やさしく英語を教えてくれた。近くの川で砂金取り体験までさせてくれた。楽しい思い出です。感謝!
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キャンプ場で出会った、定年退職した元英語教師の方。片言英語の私に、やさしく英語を教えてくれた。近くの川で砂金取り体験までさせてくれた。楽しい思い出です。感謝!
キャンプ場では、みな仲間だ!
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キャンプ場では、みな仲間だ!
メルボルンのパブで知り合った日本人ライダーたち。互いの旅の無事を祈る。
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メルボルンのパブで知り合った日本人ライダーたち。互いの旅の無事を祈る。
街中に普通に銃が売られていてビックリ。
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街中に普通に銃が売られていてビックリ。
ビクトリアマーケットのお土産屋さんにて。羊の皮のふかふかの敷物をお土産に購入。
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ビクトリアマーケットのお土産屋さんにて。羊の皮のふかふかの敷物をお土産に購入。
フィリップ島にて。
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フィリップ島にて。
野生のコアラ。お初です。(ユーカリの木の上にいました)
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野生のコアラ。お初です。(ユーカリの木の上にいました)
夜、海岸にペンギンパレードを見に行く。どんどんペンギンが上がってくる。(感度が足りず、ほとんど写真に写ってない(;_;))
2010年01月01日 00:34撮影 by  Scanner , GCMC
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1/1 0:34
夜、海岸にペンギンパレードを見に行く。どんどんペンギンが上がってくる。(感度が足りず、ほとんど写真に写ってない(;_;))
メルボルンのトラム。
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メルボルンのトラム。
グレートオーシャンロード。
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グレートオーシャンロード。
美しい海岸線沿いを走る。
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美しい海岸線沿いを走る。
風光明媚な場所です。
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風光明媚な場所です。
12人の使徒。
断崖絶壁。
めっちゃ、キレイな場所でした。
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めっちゃ、キレイな場所でした。
ビックロブスター。(オージーはこんなん好きやね。)
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ビックロブスター。(オージーはこんなん好きやね。)
どこまでも、真っ直ぐな道。
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どこまでも、真っ直ぐな道。
フェリーでカンガルー島に渡る。
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フェリーでカンガルー島に渡る。
今宵の宿は、ユースホステル。
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今宵の宿は、ユースホステル。
看板の前で小休止。
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看板の前で小休止。
ダートを走る。
トカゲ。
お馬さんたちが集まってきた。見慣れぬバイクに興味津々。
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お馬さんたちが集まってきた。見慣れぬバイクに興味津々。
シールベイにて。
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シールベイにて。
野生のアザラシ。かわいいです。
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野生のアザラシ。かわいいです。
チェーントラブル発生にて、メンテナンス中。
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チェーントラブル発生にて、メンテナンス中。
バイクに集まってきたカンガルーの軍団。
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バイクに集まってきたカンガルーの軍団。
バイクにくくりつけてあったパン(一斤)を、引きずり下ろし、あっというまに食べつくされてしまった。
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バイクにくくりつけてあったパン(一斤)を、引きずり下ろし、あっというまに食べつくされてしまった。
仕方がない。もう全部上げるよ。
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仕方がない。もう全部上げるよ。
途中で出会った日本人ツーリングライダーのおっちゃん。ビックタンク仕様XT(ヤマハ)で気合が入っていますね。
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途中で出会った日本人ツーリングライダーのおっちゃん。ビックタンク仕様XT(ヤマハ)で気合が入っていますね。
リマーカブルロックにて。
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リマーカブルロックにて。
うひょ〜、ダートロードがどこまでも。これぞオーストラリアだ。
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うひょ〜、ダートロードがどこまでも。これぞオーストラリアだ。
夜になると、テントの周りを小動物オポッサムが走り回る。
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夜になると、テントの周りを小動物オポッサムが走り回る。
可愛い。
子どもたちとはすぐに仲良しに。
4
子どもたちとはすぐに仲良しに。
バイクがトラブっている所を、助けてくれた親切なオージー達。
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バイクがトラブっている所を、助けてくれた親切なオージー達。
アデレードに到着。郊外から見下ろす町並み。
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アデレードに到着。郊外から見下ろす町並み。
聖フランシスコ・ザビエル教会
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聖フランシスコ・ザビエル教会
市内を走るトラム。
4
市内を走るトラム。
博物館。
立派な教会。
シティホール。
夜景。光の数は少ないけれど綺麗でした。
2
夜景。光の数は少ないけれど綺麗でした。
街中では、バックパッカーズに泊まる。
2
街中では、バックパッカーズに泊まる。
ポートウェイクフィールド。ここは、様々な街への分岐点。
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ポートウェイクフィールド。ここは、様々な街への分岐点。
道路工事で10分足止め。
3
道路工事で10分足止め。
純白の塩の湖。
地平線まで続く道。
3
地平線まで続く道。
途中で出会った日本人ライダーの堀さん。憧れのスーパーテネレ(ヤマハの750cc)を駆る。カッケー。
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途中で出会った日本人ライダーの堀さん。憧れのスーパーテネレ(ヤマハの750cc)を駆る。カッケー。
私ももう少し足が長ければ、こんなバイクに乗りたかった!
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私ももう少し足が長ければ、こんなバイクに乗りたかった!
キングーニャへの分岐点。
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キングーニャへの分岐点。
ここから西に広がる広大なナラボー平原へと繋がる(なんと1500km)。今回は、エアーズロックを目指すのでパスです。
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ここから西に広がる広大なナラボー平原へと繋がる(なんと1500km)。今回は、エアーズロックを目指すのでパスです。
クーパービディはオパール採掘の街。至る所に穴が掘ってある。
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クーパービディはオパール採掘の街。至る所に穴が掘ってある。
日中は40℃を越える。上昇気流が小さな竜巻となり、脇を通り過ぎる。
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日中は40℃を越える。上昇気流が小さな竜巻となり、脇を通り過ぎる。
この日の夕食はカレーライス。(小さなクッカーで、毎日お米を炊いて食べていた。おかずは全部、フライパンで焼くか煮る。ステーキを焼くのが定番だった。シンプルイズベスト!)
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この日の夕食はカレーライス。(小さなクッカーで、毎日お米を炊いて食べていた。おかずは全部、フライパンで焼くか煮る。ステーキを焼くのが定番だった。シンプルイズベスト!)
牛の横断注意!
いよいよ、憧れのノーザンテリトリー州へ突入!
3
いよいよ、憧れのノーザンテリトリー州へ突入!
水汲み用風車。
かなたに見えるのは、Mt.Conner。
3
かなたに見えるのは、Mt.Conner。
ついに出会えた!エアーズロックの勇姿、素晴らしい!
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ついに出会えた!エアーズロックの勇姿、素晴らしい!
聖地に集まったライダー達と記念撮影。
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聖地に集まったライダー達と記念撮影。
2分割のエアーズロック。
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2分割のエアーズロック。
3分割のエアーズロック。
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3分割のエアーズロック。
右端には、堀さんも入る。
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右端には、堀さんも入る。
日の出前、エアーズロックに登る。
5
日の出前、エアーズロックに登る。
いよいよ夜明け。
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いよいよ夜明け。
念願のエアーズロック、ついに登頂!
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念願のエアーズロック、ついに登頂!
この日は、再度、出会った堀さんと行動を共にした。
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この日は、再度、出会った堀さんと行動を共にした。
空には虹が出ている。
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空には虹が出ている。
目覚めたマウントオルガ。
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目覚めたマウントオルガ。
よく見ると2つの虹!(ダブルレインボーが祝福してくれているかの様でした)
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よく見ると2つの虹!(ダブルレインボーが祝福してくれているかの様でした)
再度、登る。
山頂へと続く長い行列。
3
山頂へと続く長い行列。
周回路があんなに小さく見える。
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周回路があんなに小さく見える。
地球のヘソは、でかい。
4
地球のヘソは、でかい。
地球は丸い。
影、エアーズロック。
4
影、エアーズロック。
マウントオルガに移動。
3
マウントオルガに移動。
不思議な景観。
谷を散策。
すっげー。
奇景は続く。
面白かったです。
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面白かったです。
エアーズロックを振り返る。
5
エアーズロックを振り返る。
この日は、ユララキャンプ場にて皆で打ち上げ。ビールで祝杯!(一番右がカンガルーボーイ。カンガルーとの衝突事故で入院するも旅を続けた彼はなかなかの豪傑。膝の傷はいつしか、オーストラリア大陸の形に!)
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この日は、ユララキャンプ場にて皆で打ち上げ。ビールで祝杯!(一番右がカンガルーボーイ。カンガルーとの衝突事故で入院するも旅を続けた彼はなかなかの豪傑。膝の傷はいつしか、オーストラリア大陸の形に!)
キングスキャニオンにも立ち寄る。
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キングスキャニオンにも立ち寄る。
ガソリンスタンドの親子。
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ガソリンスタンドの親子。
砂の道。
道端にあった、隕石のクレータ。スケールがデカッ!
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道端にあった、隕石のクレータ。スケールがデカッ!
アリススプリングにて。
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アリススプリングにて。
南回帰線を越える。
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南回帰線を越える。
一路、北へ。
デビルズ・マーブルズ。
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デビルズ・マーブルズ。
不思議な景観。
パックリ岩。
ようやくスチュワートハイウェイを走り切った。
3
ようやくスチュワートハイウェイを走り切った。
ガス欠注意の看板。
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ガス欠注意の看板。
ここからは、東へ。
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ここからは、東へ。
お〜、シロアリのでっかい巣。人の背丈は越えそうだ。
2
お〜、シロアリのでっかい巣。人の背丈は越えそうだ。
真っ直ぐな道を進む。
3
真っ直ぐな道を進む。
クイーンズランド州へ。
2
クイーンズランド州へ。
魔のダート。
思いっきりコケて、ヤンキー仕様になったDR。
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思いっきりコケて、ヤンキー仕様になったDR。
なんて、痛々しい。(;_;)
4
なんて、痛々しい。(;_;)
ケアンズに到着。ここは、常夏のリゾート地。バンジージャンプを見学に行く。
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ケアンズに到着。ここは、常夏のリゾート地。バンジージャンプを見学に行く。
すっげー。命知らずの挑戦者達はバンバン飛んでいました。(チキンな私は見学のみ)
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すっげー。命知らずの挑戦者達はバンバン飛んでいました。(チキンな私は見学のみ)
船で島に渡る。
南国のビーチ。砂が綺麗でした。(体験ダイブの後は、シュノーケリングして遊びました)
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南国のビーチ。砂が綺麗でした。(体験ダイブの後は、シュノーケリングして遊びました)
ヨット。
美しい海岸線。
入り江。
熱帯の森。
美しい夕日。
森のブッシュウォークツアーに参加して、出会ったカメレオン。
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森のブッシュウォークツアーに参加して、出会ったカメレオン。
ケープトリビュレーションにて、アボリジニーの方と一緒に。
4
ケープトリビュレーションにて、アボリジニーの方と一緒に。
森を抜ける。
南国ムードの道。
4
南国ムードの道。
セリカも絵になる。
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セリカも絵になる。
山並みも見える。
3
山並みも見える。
ロックハンプトンのキャッスルヒル。
2
ロックハンプトンのキャッスルヒル。
アーリービーチ。海がめっちゃ綺麗でした。
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アーリービーチ。海がめっちゃ綺麗でした。
ナイトクルーズで隣席になった彼女は、カナディアンでした。
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ナイトクルーズで隣席になった彼女は、カナディアンでした。
ヨットハーバーにて、手釣り。なんと、釣れた!(しかも、美味かった。びっくり)
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ヨットハーバーにて、手釣り。なんと、釣れた!(しかも、美味かった。びっくり)
ゴールドコースト。
4
ゴールドコースト。
宿のトレッカーズ。
4
宿のトレッカーズ。
トレッカーズのブッシュウォークツアーに参加。
4
トレッカーズのブッシュウォークツアーに参加。
でっかいトカゲが闊歩していた。
4
でっかいトカゲが闊歩していた。
皆で、滝壺に飛び込んで遊ぶ。
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皆で、滝壺に飛び込んで遊ぶ。
高度感あります。
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高度感あります。
なかなか面白かったです。
4
なかなか面白かったです。
カートで遊ぶ。
いろいろ遊びました。
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いろいろ遊びました。
シドニーに戻ってきました。
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シドニーに戻ってきました。
最終日の宿ユースホステル前にて、記念撮影。(この後、オーストラリアの地に別れを告げる)。
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最終日の宿ユースホステル前にて、記念撮影。(この後、オーストラリアの地に別れを告げる)。
無事、帰国。伊丹空港で母親と。
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無事、帰国。伊丹空港で母親と。
父親も出迎えてくれました。お疲れさまでした。
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父親も出迎えてくれました。お疲れさまでした。
撮影機器:

感想

若き日のkickeyは、オフロードバイクに夢中だった。そして、エアーズロックを目指す旅に出た。オーストラリアの赤き荒野(アウトバック)を夢見て。
(以下、遠い記憶を基づく記録です)

---
1991年2月、大学3回生の後期試験終了と共に、荷物をまとめて日本を飛び立つ。目指すはオーストラリアの玄関口、シドニーだ。春休みを目一杯使って1ヶ月半を確保した。バイトで貯めた資金に親の援助も得て、初の海外となるオーストラリアツーリングを計画した。大いなる期待を胸に夢のオーストラリアの地を踏んだ。

シドニー空港に到着するなり汗だくになった。トイレに駆け込んで、まずは服を着替える。南半球は、夏であり、革のジャンパーを脱いでTシャツに着替えた。長期ツーリングにそなえて、バイクをメンテナンスできるように、最低限の工具は持ち込んだ。クシタニの振り分け式バックとモンベルのリアバック、ミレーの小さな防水バックパックに荷物を分けて詰め込んだ。

大量の荷物を運んで、ものものしい出で立ちで空港に現れた私に、「バイクで海を渡ってきたのか?」とロイが、声を掛けてきた。ロイはキャンベラ大の留学生(確かフィジー出身だったはず)で、シドニーのバイク屋さんまで車で送ってもらった。ありがとう。(後に、キャンベラで再会)

シドニーのバイク屋さんで、日本から予め手配していた中古バイクを受け取る。250ccのスズキDR。頼むせ、相棒!でっかいバイクへの憧れはあったが、足着き性を重視して、4ストの250ccを選択した。程度は良かったが、新車並みに高かった印象が残っている。(このバイクは、オーストラリアツーリングを終えた後、個人売買で売った。その直後に盗難にあった。シドニーは、治安はよさげに見えるが、決して油断はできない)。

街では、基本、バックパッカーズの安宿に宿泊。郊外ではキャンプだ。オーストラリアは、車でキャンピングカーを引っ張って旅行する形が定着しており、キャンプの環境は整っている。持ち込んだダンロップのドームテントが活躍した。

ストーブは、オプティマス8R。メタによるプレヒートが必要だが、シンプルな構造のためガソリン(赤ガス)が使える。ガソリンストーブだと、バイク燃料と共用できるため便利だ。小さなシグボトルに入れて運んだ。

シドニーから、まずはキャンベラへ。空港で知り合ったロイを訪ねた。(若気の至りで、めちゃずーずーしいが...)。キャンベラ大学に留学中の日本人も紹介してもらった。彼らは、ここで英語を学んで日本で英語教師になることを目指していた。今はどんな生活を営んでいるのだろう。

オーストラリアの首都キャンベラの街は、人が少なく田舎だった。そもそも、オーストラリアは人口が少ない。(人より羊の数の方が、圧倒的に多い)。

街にはカンガルーが普通に歩いていて、驚いた。カンガルーはでかい。尾っぽで立ち上がると大人の背丈を越える。(小型のカンガルーはワラビーと呼ばれていた)。カンガルーは光るものに近づく習性を持ち、事故の原因となる。道を走るロードトレイン(トラックを連結したモノ)は、カンガルーバーを装備して、跳ねても車は平気だが、バイクだとそうはいかない。道に飛び出されると、事故の元となる。日中のみ走り、ぶつからない様に気をつける必要がある。(実際、エアーズロックで出会った日本人は、旅の途中でカンガルーと衝突事故を起こし、長く入院したと伺った。彼はカンガルーボーイと呼ばれていた。膝の傷はいつしかオーストラリア大陸の形に。なかなかの豪傑でした)。

次に、南へ下って、メルボルン近郊のフィリップ島へ。ここはオーストラリア大陸の南端にあたり、海を隔てて南極まで遮るものが何もない。夜、砂浜に上陸するペンギンの群れを見た。

カンガルー島では、国立公園内のキャンプ場に泊まった。テントの周りでは、夜行性の小動物オポッサムが動き回っていた。夜、トイレに行くと、なんとコアラが地面を歩いていた。昼間はユーカリの木の上で寝ているだけなのだが、夜は地面を歩いて移動するのだ。コアラは愛らしい容姿だが、鋭いツメを持っているので、遠巻きにやり過ごした。本人は一生懸命逃げているつもりけれど、ゆっくりしか移動できないのが、ユーモラスだ。

夜は満天の星空が広がる。南十字星を見上げて、過ごした。

アデレードからは、スチュワートハイウェイ(87号線)を一路北へ。世界地図でみても真っ直ぐな道をひたすら走る。どこまでも続く赤い大地。でも、バイクを停めると、どこからともなくハエが湧いてくる。なんとも不思議。ここでは、被りモノ(ネット)がかかせない。(これが無いと、わんさか湧いてくるハエが口に入ってしまう)。

3日間直線の道路を走り続け、ようやくエアーズ・ロック近郊の街にたどり着いた。

朝早く、エアーズロックに登る。取り付きは急坂だが、登るにつれ、なだらかになる。地球のヘソは、流石にデカイ。山頂で、空にかかる2つの虹を見た。遠路はるばるの到来を祝福しているかの様だった。周囲も回る。アボリジニの残した壁画などが残っていた。山頂から見えたマウントオルガにも行ってみる。こちらは、岩山がそびえ立ち、見たことのない景観を演出していた。

ここで事件が起こる。この日は、ユララのキャンプ場で宿泊。日中は、直射日光が照りつけ、気温40℃を越える。そのため、日中は動かず、日陰に退避してのんびり過ごす。お昼時、テント内で食事の準備をしていたときに事件は起こった。携帯していたシグボトルを明けた瞬間、気化したガソリンが吹き出し、ろうそくの火に引火。あわやテントが丸焼けの火事になるところを、すんでのところで、シグボトルをテントの外に放り投げたため助かった。

ガソリンは勢いよく燃え続け、けっきょく砂で埋めることで消し止めた。シグボトルは全焼したが、火傷しなかったのは幸いだった。(危機一髪。下手したら、危なかった)

ここからは少しアウトバックに足を踏み入れる。持参したミシュランのオーストラリア全図を頼りに、長大なダートロードに分け入る。しかし、長くは続かない。気合を入れて、勢い良く走り出したのは良いが、少し走った所で、スリップして大転倒。体ごと投げ出されたが、幸いにも怪我はなかった。だが、バイクは痛々しい姿に様変わりしていた。(まるで、ヤンキー仕様!)

舗装路まで引き返して、一息ついていると、通り掛かりのドイツ人夫婦のライダーが「大丈夫か?」と心配して声を掛けてくれた。「ライトが壊れたけれど、走るのには支障ない」ことを伝え、また旅を続けた。時折、出会う海外のバイク旅行者は、長い期間の休みが取れるらしく、なんともうらやましい限りだ。憧れのアウトバックデビューは、ほろ苦い記憶となった。

そこからケアンズへ。ここは、熱帯のリゾート地。近隣の島に渡って、グレートバリアリーフの美しい海でのシュノーケリングや、バンジージャンプを見に行ったりして過ごした(私は、極度の高所恐怖症のチキン野郎だったので、ここは見学のみ)。

道を走っていると。家が建ったままの姿で、トラックの荷台に積まれて、道をゆっくりと走っていた。なんか豪快な引っ越しやなぁ。

東海岸を南下してたどり着いたのはゴールドコースト。そこは、サーファーの街だった。オーストラリアは紫外線が半端ない。日焼けどころか、火傷してケロイドになることも多いらしい。海で遊ぶときは、肌の露出を極力控えた。

泊まった安宿で、糸と針をお借りして、入り江の桟橋で糸をたれていると、なんか見た目がグロテスクな魚が釣れた。(本当に釣れたけど、なんじゃこりゃ?)。持ち帰ると、見た目に反して食べると美味しいらしい。バター焼きにしてもらって、食べたら以外に美味かった。

最後はシドニーの街に戻り、旅の最後を楽しんだ。

日本に帰ると空港まで、両親が迎えに来てくれた。今の便利な世の中と違い、携帯電話も無くメールもない。旅の最中、一度も連絡を取らなかった。初めての海外への独り旅、それもバイクツーリング。「誰か友だちと行ったらいいのに。」と母親は何度も忠告してくれた。(遊びのバイクツーリングサークルにバイク乗りの仲間はいたが、流石にこの長旅に付き合ってくれる人は居なかった)。

私がオーストラリアを訪れている期間に、日本人旅行者がオーストラリアで亡くなったというニュースが流れていたそうで、親はさぞかし心配しただろう。(そんな親ももういない)。
---

実家を整理する中で、古い写真のアルバムを掘り出した。それを本記録にまとめた。当時使用していた、アライのヘルメットも、クシタニのブーツも、全て実家に残してくれていたが、今回の整理で、何もかも処分した。せめて、思い出だけは、大事にしまっておこう。

オーストラリア大陸、東半周ツーリングは、私の宝物です。

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コメント

若かりし頃
youngkickeyさん、こんにちは

いや〜、お若い。
自分にもこういう時期があったかとつくづく思い出すことってありますよね。
にしても、あの時代にオーストラリア半周とは、やることがすごかったんですね。
今のロングトレイル好きのkickeyさんのルーツを見ました
2021/1/24 15:14
Re: 若かりし頃
chamchanさん、毎度!

緊急事態宣言の状況下で、コロナのステイホーム時間を有効活用して、大昔の記憶を辿ってみました。「いつか、整理しとかないと」と思いつつ、早30年が経過。時の経つのは早いものです。古い記憶をつなぎ合わせるのに、結構大変でしたが、なんとか記録の形に残すことができて、ホッとしています。

私にとって、バイクは旅の手段でした。これさえあれば、気軽に、どこでも好きな所に行けると。放浪癖はこの頃からあったのかも...。まだ見ぬ絶景を自分の目で確かめたい。そんな想いは、この頃から続いているのかもしれません。
2021/1/24 17:25
セピア色の思い出
youngkickyさん、こんにちわ。今や登れなくなってしまったエアーズロック、そこに至るまでの長い道のりにseniorkickyさんのルーツを感じました。バイクはもちろん、バックパッカーも他人事だった若かりし頃を過ごした自分ですが、同じような頃にオーストラリアに行ったことがあります。1週間しか滞在しなかったけど、満天の星や海岸線沿いにいるペンギンなどの動物たち、歴史的な建物群を写真見ていて思い出しました。若い頃にしか出来ない体験、たくさんのことを感じたのではないでしょうか。残り西半分のツーリングはリタイア後のお楽しみかな(^^)
2021/1/24 15:45
Re: セピア色の思い出
yamaonseさん、毎度!

憧れのオーストラリア大陸は、日本から、はるばるやって来た若者を、暖かく迎えてくれました。(事前には、もっと過酷な旅を想定して準備していましたが、実際行ってみると全然違いました)。いろいろとトラブルも有りましたが、いずれも身体が無事だったのは、幸運でした。

1ヶ月半だとバイクで1周するのには、少し期間が短かかったので、東半分を計画しました。西には美しいパースの街があり、イルカの集まるビーチもある。勝手気ままなバイク放浪旅は、もう難しいとは思いますが、旅の形を変えて、いつかの楽しみに取っておきましょう。自然がそのままの形で楽しめるオーストラリア、今度訪れるなら、タスマニア島に渡ってトレイル歩きなんかも面白いかもしれませんね。
2021/1/24 17:33
いい時代でした
youngkickeyさん こんにちは 初めまして

楽しいレコですね〜若かりし頃を思い出します。

1989年の冬〜春、会社辞めて、
同期3人で2ヶ月ほどヨーロッパに行きました。
バイク旅とは行きませんが、
シュラフと1週間分の着替えをザックに詰めて、
町から町へと旅しました。

地球の歩き方が出始めで、
学生たちが海外へ行くようになった時代ですかね?
行ってみないとわからないような感動あり、
怖さありの良い時代でした

楽しいレコ、ありがとうございました。
2021/1/24 18:45
Re: いい時代でした
jikyoonさん、コメントありがとうございます。

仕事を辞めて、ヨーロッパを2ヶ月も放浪されていたのですね。それも、なかなかのもんですね〜。バックパック一つでの旅行は、ワンゲル部の本領発揮か?旅は身軽でシンプルな方が楽しめるかと思います。余計なものはいっさい持たない。そんな潔さは好感が持てます。

あの頃の情報源は、もっぱら「地球の歩き方」でしたね。あとは現地に飛び込み人に聞く。若者だからこそ、許されていた所もありました。(ズーズーしいことをよくもまぁ恥ずかしげも無くやっていたものだ、と思うことも多々ありますが...)

山もそうですが、そこに行かないと味わえない感動は確かにあると思います。どんな綺麗な映像も、現実の体験には、かなわない。見て触れて味わって心で感じる、そこが旅の醍醐味でしょうか?

コロナの時代、知らない誰かと肩を組むなんて、ご法度になりました。貧乏学生の味方、バックパッカーズ向けの安宿も厳しい状況でしょう。ぜひ、この苦境を乗り越えてほしい。そしてまた、若者たちの自由な放浪旅を許容する社会に戻って欲しいと願っています。
2021/1/24 22:40
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