定山渓天狗岳
kumanoco
moran
- GPS
- --:--
- 距離
- 9.5km
- 登り
- 819m
- 下り
- 818m
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白井二股（駐車場）7:50−8:25登山口−8:55小さな滝−11:40頂上12:30−14:20小さな滝−14:50登山口−15:25白井二股
[総合タイム] （休憩含まず）
登り 3時間50分 下り 2時間55分
| 天候 | 曇りのち晴れ |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2008年09月の天気図 |
| アクセス | |
| コース状況／ 危険箇所等 |
登山道はこれまで登った札幌近郊の山の中では険しさNo.1だと思う。スリル度もNo.1。 携帯は、駐車場に着いた時点で既に使えなかった。山頂では通じたり通じなかったり。 下山後の温泉は、定山渓温泉「白樺の湯（700円）」へ。割と新しい施設なのか、明るさ＆清潔感を全面に出した雰囲気。ややお湯の温度が高く感じられたものの、露天からの眺めはとてもよかった。 |
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moran変な坂登らせてごめんよぉ
感想
昨年、無意根山から初めて見かけた荒々しくそびえ立つ定山渓天狗岳。
強烈な印象で、見たとたん登りたくなった。
早速帰宅後、夏山ガイドを見てみると頂上付近に難所があって
危険マークが・・・！！
さらに迷いやすさのランクも高く、これはしばらく登れないかも･･･
我慢すること1年。
八剣山、恵庭岳と、ちょっと危険な山も一緒に経験したmoranも一緒なら
チャレンジできるかも！！
そしていざ、出陣！！
最大の難所、ルンゼは想像以上に恐ろしく、なかなか前に進めなかった。
しか〜し･･･これを登ればピークがすぐそこに！
moranも後ろで見守ってくれている。
よしっ勇気を振り絞って登ってみよう！
エイヤァ〜っと気合を入れ前へ進む。
そして後からmoranも上がってきた。
途中、moranの「何で登るんだろう〜」と、哲学的（！？）な問いかけに
答えられず･･･。
「ホント、なんでこんなとこ登るんだろうね〜」
と二人疑問を抱きながらこの難所を登りきった。
これを過ぎてからの稜線もなかなかスリリング。
眺望もすばらしい頂上ではいつものように、のんびりランチタイム♪
時折吹く秋風が涼しく、温かいラーメンがとてもおいしかった。
恐れていた下りも、お尻を含めれば4点確保が可能（！！）で意外とスムーズに。
下山後は定山渓温泉で汗を流す。
moranのひじについたかすり傷とひざの青タンが今回の過酷な山行を物語っていた･･･。
こうして二人、更に深〜く山にはまっていくのでした。
saffronと共にとても気になっていた山、定山渓天狗岳。
挑戦するのはまだまだ先かと思っていたが、勢いあまって（!?）行ってみることに。
この日は朝5:45に自宅を出発。白井二股の橋を見落としてしまい、間違って豊羽元山の方まで行ってしまう。
（でもおかげで、いずれ行く予定の無意根山・元山コース入口の下見になった）
結局7:30頃ようやく駐車場に着く。他に車はなし。
駐車場からは登山口まで長い林道歩きとなるはずだが・・・林道が二つある！？
この時初めて知ったのだが、この白井二股は余市岳（白井右股川コース）の出発地点でもあった。
どちらにも情報通り閉じたゲートがある・・・一瞬どちらの道へ行くのか惑わされかけたが、
地図を見直して再確認。あぶない、あぶない。
天狗小屋の登山名簿に記入して、いざ出発。
（夏山ガイドによると、この定山渓天狗岳は「迷いやすさ」が「Ｂ」と高かったが、
登山道そのものよりも、むしろ登山口にたどり着くまでがひと苦労だった・・私達だけ？）
特に体調が悪かった自覚はなかったのだが、この日は歩き始めから何故か無性に喉が渇いて仕方なかった。
何度も何度も水を口に含んでも、すぐに口の中がカラカラになる。
水分以外は何を口に入れても口の中がぼそぼそする嫌な感じがして、アメ玉すら受け付けない。
道が険しくなってくるにつれ体力の消耗も激しくなり、２、３歩進んでは立ち止まってゼイゼイ息をつく始末。
結局、登りは予想していた時間をはるかに超えて４時間近くかかってしまった（saffronごめんよ〜）。
最大の難所はルンゼだったが、その手前にも結構怖い箇所があった。
足元が崩れて滑りやすくなっている急斜面があり、３点確保が困難に。。。
saffronが先に通ったルートはどう見ても自分には難しそうだし、
かといって周りを見渡しても掴みやすそうな出っ張りがどこにもない。
ルンゼに行き着く前に早くもくじけそうになったが、あと少しで頂上なんだ！！っと自分を励まして、
気力でどうにか抜け出せた。
（後で分かったけど、もっと楽なルートがちゃんとあった）
長く険しい急登がずっと続き、すっかりバテてしまっていたのだが、
この斜面に手こずったおかげで（？）逆に正気に返った。
ルンゼはもう、ほとんどロープに頼ってしまった（ほんとはいけないんだろうけど）。
怖いよ〜と叫びながら、先に登り終えて待っているsaffronを追っていく。
途中からは「腕力、腕力！」と気合いを入れて、本当に腕力で登ってしまった（！）
こんな危なっかしい登り方は二度としたくないものだと、この時できたすり傷・アザを見ながら反省した。。。
他に誰もいない頂上は見晴らしもよく、狭いながらもくつろぎやすい空間だった。
のんびりご飯を食べるには最高の場所で、やはりあきらめないでここまで来てよかったと思った。
この山は花の名山としても知られているそうなので、次回はお花の咲き乱れる時季に訪れてみたい。
（喉元過ぎればなんとやら・・！？）
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