日本百名山 4 雌阿寒岳
- GPS
- --:--
- 距離
- 9.2km
- 登り
- 870m
- 下り
- 854m
コースタイム
- 山行
- 2:10
- 休憩
- 7:45
- 合計
- 9:55
過去天気図(気象庁) | 2012年08月の天気図 |
---|---|
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
雌阿寒岳(2012.8.20)
阿寒岳は雄阿寒と雌阿寒を登らないといけない。深田久弥は雄阿寒に登って雌阿寒に登ろうとしたら、噴火で登山禁止になったのだ。
ヤマレコでは標高の高い雌阿寒を百名山にカウントしている。
ともかく、道は6合目で左に向きを帰るのを、たまたま一緒になった人が直進してしまい、7合目をパスして、ルート外の道を歩いてしまった。
途中で、その人を置いて、ルートへ戻る道をたどる。その人は最後まで登ってこなかった。
東京から来たという若い夫婦が9合目でたじろいでいた。ツアーの団体が強風のために9合目で行動中止で撤退してきた。
わたしは百名山が掛かっているので、強行突破。若い二人をつれて山頂に立てた。
ともかく天気は下界と違い、雲の中はすさまじい風で、噴火口から吹き上げて来て、思わずよろけてしまう。
無事、下ることができて良かった。
途中で団体さんを追い越したが、口々に「山頂まで行きましたか」と聞かれるので、
「行きましたよ、でもすごい風で、若い女性が飛ばされそうになったから、行かなくて正解ですよ」と慰めを言った。7合目からは晴れている。このガイドさんとも少し話したけれど、判断はよかったと思う。
ただいま幌尻岳の登山口とよぬか山荘に来ています。(2012.8.20
偉そうなこと書いていますが、深田久弥の百名山、結構読み違えていたりしているので、雌阿寒岳で終わるのもいいでしょう。
昭文社の「日本百名山を登る」の阿寒岳は雌阿寒岳のみをガイドしています。
いいこと書いてある。
アイヌ語で雌阿寒岳はマチ・ネシリ(女山)、雄阿寒はビン・ネシリ(男山)と呼ばれて夫婦山だったとのこと。<シリ>とはアイヌ語で<山>を指すのでしょうね。ホロシリ、リシリ・・・・
雌阿寒を詠んだ歌があります。
みづうみは高きにありて
雌阿寒のやま雄阿寒のやま海靄(かす)くもりせり 斉藤茂吉
山々の黒きしげりの上にして光のなかの雌阿寒の山 佐藤佐太郎
私が登った時は、佐太郎の見た雌阿寒と違って残念だった。
佐太郎はどこから雌阿寒を眺めたのだろう。
斉藤茂吉の歌も釧路方面から見たのでしょうかね。
雌阿寒岳温泉の駐車場へ戻って、濡れたものをかわかしている時に、地元の人がやってきて、一人は業者で、あちこと点検していたけど、一人は役場のひとかな。
「え-、埼玉ですか。今日は登ったんですか?」
「山頂はすごい風で、団体さんは9合目で降りてきました。でも私より先に行った人が戻ってこないから、あのまま阿寒富士のほうへまわったんでしょうかね」
「あっちはね、阿寒富士と雌阿寒のところは風の通り道で、すごい風が来るんだよ」
「向うへ回る予定でしたがやめたんです」
「それでいいですよ。とんでもない風がふくあらね危険ですよ」
とうことで、地元の人が言うのだから、無理せず正解だった。
ついにこの雌阿案の荒れた噴火口の景色を見ることはなかったが、またおいでということかも。
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