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記録ID: 309227
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ハイキング
東海

三ツ瀬明神山(直登尾根〜北西尾根・本家(!?)馬の背岩)

2012年12月29日(土) [日帰り]
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GPS
04:30
距離
8.7km
登り
919m
下り
911m

コースタイム

7:30栃木沢→直登尾根→8:45西峰→9:00山頂→西峰→9:30明神の肩→北西尾根→9:45スズカタ林道合流点→10:00馬の背岩(昼食)→11:30砥沢林道→12:00駐車スペース着
天候 晴れ 風強い
過去天気図(気象庁) 2012年12月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
乳岩峡の方には行かず,鳳来湖に沿って進み,橋を渡ったら右折。砥沢を横に見てまた右折。砥沢を渡り,栃木沢沿いに進む。林道終点にも駐車スペースはあるが,本日は周回コースの予定なので,水利施設横の空き地に駐車。
コース状況/
危険箇所等
栃木沢林道終点には,左に向かって南西尾根の登山口もあるが,そちらには行かず,小屋の裏の川を渡る。岩尾根に鎖が掛かっている場所があり,そこが直登尾根取り付き点。やせ尾根や岩場多く,案内表示は南西尾根合流点までない。西峰,山頂方面は踏み跡もしっかりしており,案内表示もある。明神の肩で,西尾根と北西尾根分岐がある。北西尾根は相当な急傾斜の下り。また,スズカタ林道との合流点も降り口がなく,崖を下る。北西尾根の馬の背岩は,100mほどの長さがあるが,右に巻きながら歩けば木も生えており,傾斜も緩い。左側は急傾斜の岩の斜面。落ちたら・・・!その先は,北西尾根を直進せず,次のピークで左に曲がり急傾斜の尾根を下ると砥沢林道に出る。
宇連山から見た明神山。正面の尾根が南西尾根で,その右,山頂からまっすぐ斜めに降りているのが直登尾根。直登尾根を登り,左の北西尾根を下山しました。右に続くなだらかな稜線は一般登山ルートの尾根で,右端のピークが六合目の三ツ瀬分岐。
2012年12月16日 10:32撮影 by  W55SA, KDDI-ST
12/16 10:32
宇連山から見た明神山。正面の尾根が南西尾根で,その右,山頂からまっすぐ斜めに降りているのが直登尾根。直登尾根を登り,左の北西尾根を下山しました。右に続くなだらかな稜線は一般登山ルートの尾根で,右端のピークが六合目の三ツ瀬分岐。
山頂には鉄製の立派な展望台があり,360度見渡せます。はるか北下方には,今から行く“馬の背岩”が見えました。写真は南アルプス聖岳,赤石岳。
2012年12月29日 09:02撮影 by  W55SA, KDDI-ST
12/29 9:02
山頂には鉄製の立派な展望台があり,360度見渡せます。はるか北下方には,今から行く“馬の背岩”が見えました。写真は南アルプス聖岳,赤石岳。
南アルプス,仙丈ヶ岳。
2012年12月29日 09:02撮影 by  W55SA, KDDI-ST
12/29 9:02
南アルプス,仙丈ヶ岳。
中央アルプス,南部。
2012年12月29日 09:02撮影 by  W55SA, KDDI-ST
12/29 9:02
中央アルプス,南部。
左端に恵那山。
2012年12月29日 09:03撮影 by  W55SA, KDDI-ST
12/29 9:03
左端に恵那山。
馬の背岩から見た,宇連山。
2012年12月29日 10:22撮影 by  W55SA, KDDI-ST
12/29 10:22
馬の背岩から見た,宇連山。
馬の背岩の始まり。アップダウンのあるナイフリッジが100mくらい続きます。左は岩の斜面がはるか下まで続いています。右は緩やかで木も生えています。
2012年12月29日 10:30撮影 by  W55SA, KDDI-ST
12/29 10:30
馬の背岩の始まり。アップダウンのあるナイフリッジが100mくらい続きます。左は岩の斜面がはるか下まで続いています。右は緩やかで木も生えています。
馬の岩の稜線を歩こうとしますが,足がすくみます。一般登山道の馬の背岩とは規模も高度感もスケールもけた違い。どうしても右に寄ってしまう。
2012年12月29日 10:31撮影 by  W55SA, KDDI-ST
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12/29 10:31
馬の岩の稜線を歩こうとしますが,足がすくみます。一般登山道の馬の背岩とは規模も高度感もスケールもけた違い。どうしても右に寄ってしまう。
写真では分かりにくいのですが,100m四方くらいの一枚岩が急傾斜というよりは,ほぼ垂直に立っています。その一番上の端を歩いて行くのです。歩く所の幅は50cmもないくらい。
2012年12月29日 10:32撮影 by  W55SA, KDDI-ST
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12/29 10:32
写真では分かりにくいのですが,100m四方くらいの一枚岩が急傾斜というよりは,ほぼ垂直に立っています。その一番上の端を歩いて行くのです。歩く所の幅は50cmもないくらい。
何とか渡り終わって振り返ります。はるかかなたからアップダウンしながらこんな岩の道が続いていました。
2012年12月29日 10:36撮影 by  W55SA, KDDI-ST
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12/29 10:36
何とか渡り終わって振り返ります。はるかかなたからアップダウンしながらこんな岩の道が続いていました。
近くには,もう一つ明神山があります。そちらは平山明神山と呼ばれています。平山明神山から見た,三ツ瀬明神山。尖ったピークが山頂,すぐ右のピークが西峰。
2011年11月27日 11:55撮影 by  W55SA, KDDI-ST
11/27 11:55
近くには,もう一つ明神山があります。そちらは平山明神山と呼ばれています。平山明神山から見た,三ツ瀬明神山。尖ったピークが山頂,すぐ右のピークが西峰。

感想

昨年,一般登山ルートの三ツ瀬登山口より明神山に登りました。岩場が多く,やせた岩稜歩きの楽しめる登山道でした。特に八合目付近の馬の背岩のナイフリッジは高度感もたっぷりでした。山頂からの景色も良かったのですが,はるか下,北の尾根にとてつもなく大きな一枚岩が見えました。それも急傾斜,ほぼ垂直に切り立っていました。また,南の宇連山に登った時にも,その岩が良く見えていて大変興味を持っていました。かなり離れた所からでも,良く見え目立っているのです。そのスケール,迫力は抜群です。まさに,本家“馬の背岩”です。

その“馬の背岩”がどこにあるか調べたところ,三ツ瀬明神山の北西尾根にあることが分かりました。しかし,この尾根は一般登山道ではなく,通常の三ツ瀬ルートや乳岩ルートからは,ほぼ反対方向です。そこで,やはり前から気になっていた直登尾根で登り,本家“馬の背岩”経由,北西尾根で下山する周回ルートで行くことにしました。

直登尾根は,名前の通りまっすぐひたすら登ります。ただ登るだけでなく,やせた岩尾根や岩登りがあり,ちょっと危険なところもありますが,登り甲斐のあるコースでした。そのまま標高差700m程を一気に西峰まで登ります。山頂に立ち寄り景色を楽しんだら,いよいよ馬の背岩へ向かいます。

明神の肩で西尾根と北西尾根に分岐します。そのまま北西尾根に進みましたが,これが岩場の急下り。かなり大変でした。また,この尾根はスズタカ林道に突き当りますが,林道へはずっと崖で降り口がない。ちょっと強引に降りました。

林道からまた北西尾根に入ります。遂に来ました“馬の背岩”。ともかくでかい,長い,高い。一般登山道の馬の背岩とは,まるっきりスケールが違います。はっきり言って結構危険です。ただし,両側が切れ落ちている訳でなはく,南側は壁ですが,北側はかなり緩やかで岩ではなくて土の部分もあり,北に逃げながら歩けば安全です。でも,せっかく来たので岩の部分を歩こうと思いますが,なかなか思い切って歩けません。半分四つん這いになりながらともかく渡り切りました。

直登尾根と言い,馬の背岩と言い,スリルあふれるコースで楽しめました。ただし,正規登山道ではなくバリエーションルートなので,高所恐怖症の方や,岩場歩きに慣れていない方は特に気を付けてください。歩かれるときは,くれぐれも安全に留意してください。

ちなみに,北西方向に,もう一つ明神山があります。平山明神山です。こちらも岩の多い,ジャンダルムのような高度感のある山です。そういうのが好きな人は,こっちも楽しめますよ。特に,東海自然歩道の堤石峠からの道は岩場も多く難路です。こちらもバリエーションルートなので安全には十分配慮してください。

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