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記録ID: 3191679
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ハイキング
奥多摩・高尾

八丁山往復/稲村岩・巳の戸沢は登山禁止のため断念

2021年05月24日(月) [日帰り]
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GPS
--:--
距離
6.0km
登り
798m
下り
795m

コースタイム

出発7:25−登山口8:05−巳の戸橋8:15−巳の戸尾根取付き8:35〜9:10−住居跡9:35−巳の戸尾根に乗る10:05−鹿柵10:15−960m圏露岩帯10:25〜11:00−岩稜始まる11:55−岩稜終わる12:10−八丁山頂上12:15〜13:15−岩稜始まる13:20−岩稜終わる13:30−鹿柵14:35−東端岩頭14:45〜15:10−巳の戸尾根取付き15:35〜15:40−巳の戸橋15:50−登山口16:05−ゴール16:15
天候 晴れ時々曇り一時雨
過去天気図(気象庁) 2021年05月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
国道411号線を西に進み、奥多摩駅先の日原街道入口で右折し、都道204号線に入る。東日原バス停の少し手前に、広い駐車場があるのでここに停める。協力金として500円を管理小屋のポストへ入れる。
コース状況/
危険箇所等
当初の計画では、まず稲村岩を往復し、その基部を流れる巳の戸沢を詰めて八丁山に登る。その後、頂上から東に伸びる巳の戸尾根を下って周回ルートとする積りだった。しかし、昨年の台風19号の被害で、稲村岩の基部辺りの谷筋が大崩壊し、稲村岩も巳の戸沢も通行禁止とのこと。仕方ない、八丁山だけを往復することにした。
登降に使った巳の戸尾根に登山道はないが、断続的に不明瞭な踏跡が続いている。テープは多い。頂上手前に岩稜があり、ここの通過に要注意。
日原川越しに奇怪な岩峰の稲村岩が日原地区から良く見える。あの頂上からこちらを見たかったのに、登山禁止とは残念!
2021年05月24日 07:47撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
5/24 7:47
日原川越しに奇怪な岩峰の稲村岩が日原地区から良く見える。あの頂上からこちらを見たかったのに、登山禁止とは残念!
中日原のバス停の少し先に、稲村岩・鷹ノ巣山登山口がある。しかし今は通行禁止・入山禁止で、その警告板が覆っている
2021年05月24日 08:03撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
5/24 8:03
中日原のバス停の少し先に、稲村岩・鷹ノ巣山登山口がある。しかし今は通行禁止・入山禁止で、その警告板が覆っている
道は日原川に緩やかに下って行くが、登山禁止の警告が下がっている
2021年05月24日 08:08撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
5/24 8:08
道は日原川に緩やかに下って行くが、登山禁止の警告が下がっている
日原川を巳の戸橋で渡る。ここで標高550m圏。この先は頂上まで登り一方
2021年05月24日 08:16撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
5/24 8:16
日原川を巳の戸橋で渡る。ここで標高550m圏。この先は頂上まで登り一方
道標が立ち、良く踏まれた幅広い登山道が続くが、これを遮るように警告板がここにも下がっていた
2021年05月24日 08:20撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
5/24 8:20
道標が立ち、良く踏まれた幅広い登山道が続くが、これを遮るように警告板がここにも下がっていた
この道標の後ろから巳の戸尾根に取付く。良く踏まれた道が斜上しているが、一般登山道ではない意味か赤テープが張られている。645m圏
2021年05月24日 08:38撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
5/24 8:38
この道標の後ろから巳の戸尾根に取付く。良く踏まれた道が斜上しているが、一般登山道ではない意味か赤テープが張られている。645m圏
植林帯の中をジグザグに上る。林業用か立派な作業道が続く
2021年05月24日 09:21撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
5/24 9:21
植林帯の中をジグザグに上る。林業用か立派な作業道が続く
住居の跡に出た。765m圏
2021年05月24日 09:37撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
5/24 9:37
住居の跡に出た。765m圏
ここから5分程上ると墓があった。墓石はそれほど苔むしていないから、時々ここまで墓参に来るのかしら。大変だろうな
2021年05月24日 09:42撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
5/24 9:42
ここから5分程上ると墓があった。墓石はそれほど苔むしていないから、時々ここまで墓参に来るのかしら。大変だろうな
植林帯から広葉樹帯に入り、急な山腹をひたすら登る
2021年05月24日 09:53撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
5/24 9:53
植林帯から広葉樹帯に入り、急な山腹をひたすら登る
巳の戸尾根に乗ると緩やかになる。踏跡を確認できる。860m圏
2021年05月24日 10:11撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
5/24 10:11
巳の戸尾根に乗ると緩やかになる。踏跡を確認できる。860m圏
古い鹿柵が現れた。890m圏。しばらくはこれに沿って登る。あちこち補修されているので、まだ使われているのか。
2021年05月24日 10:14撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
5/24 10:14
古い鹿柵が現れた。890m圏。しばらくはこれに沿って登る。あちこち補修されているので、まだ使われているのか。
なだらかな露岩帯を登って行く
2021年05月24日 11:00撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
5/24 11:00
なだらかな露岩帯を登って行く
1000m圏を越えると急登が続く
2021年05月24日 11:25撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
5/24 11:25
1000m圏を越えると急登が続く
傾斜は緩まり、明るい樹林帯を進む
2021年05月24日 11:41撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
5/24 11:41
傾斜は緩まり、明るい樹林帯を進む
1220m圏から岩稜が始まる
2021年05月24日 11:56撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
5/24 11:56
1220m圏から岩稜が始まる
左へ回り込み、岩壁のガリー状の凹みを突き上げる。ホールドが大きいので見た目ほど厳しくはない
2021年05月24日 13:28撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
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5/24 13:28
左へ回り込み、岩壁のガリー状の凹みを突き上げる。ホールドが大きいので見た目ほど厳しくはない
テラスを回り込んでから直上する。小石が散乱しているので、滑らないように気を配る
2021年05月24日 13:27撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
5/24 13:27
テラスを回り込んでから直上する。小石が散乱しているので、滑らないように気を配る
灌木が多い岩稜を登って行く
2021年05月24日 12:02撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
5/24 12:02
灌木が多い岩稜を登って行く
小さな岩頭を右から回り込めば、岩稜は終わり。1250m圏
2021年05月24日 12:07撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
5/24 12:07
小さな岩頭を右から回り込めば、岩稜は終わり。1250m圏
幅広い尾根を登って行く
2021年05月24日 12:13撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
5/24 12:13
幅広い尾根を登って行く
低い馬酔木の藪に刻まれた踏跡を左に回り込むと八丁山の頂上。古くて一部欠けた山名板が木に括りつけられていた
2021年05月24日 12:15撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
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5/24 12:15
低い馬酔木の藪に刻まれた踏跡を左に回り込むと八丁山の頂上。古くて一部欠けた山名板が木に括りつけられていた
その西側に比較的新しい山名板が枝から下がっていた。さらに1280mの独立標高点がその左下足元に埋められていた
2021年05月24日 13:13撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
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5/24 13:13
その西側に比較的新しい山名板が枝から下がっていた。さらに1280mの独立標高点がその左下足元に埋められていた
さあ下山だ、同じ道を降りる。岩稜上部から南南西方向に鷹ノ巣山が眺められた
2021年05月24日 13:21撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
5/24 13:21
さあ下山だ、同じ道を降りる。岩稜上部から南南西方向に鷹ノ巣山が眺められた
痩せた岩稜に差し掛かる
2021年05月24日 13:21撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
5/24 13:21
痩せた岩稜に差し掛かる
岩稜の上部は露岩が点在する痩せ尾根だ。その隙間には岩屑が多いので慎重に降りる
2021年05月24日 13:23撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
5/24 13:23
岩稜の上部は露岩が点在する痩せ尾根だ。その隙間には岩屑が多いので慎重に降りる
上から見下ろすと、分厚い岩の板を立てかけた状態で、その合間を縫って降りて行く
2021年05月24日 13:25撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
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5/24 13:25
上から見下ろすと、分厚い岩の板を立てかけた状態で、その合間を縫って降りて行く
岩稜が終わると、特徴がない幅広い尾根を真東に向かってひたすら下る
2021年05月24日 13:53撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
5/24 13:53
岩稜が終わると、特徴がない幅広い尾根を真東に向かってひたすら下る
960m圏の露岩帯で何かの計測器を見かけた。某大学で野生動物の生態調査をしているので、その関連だろう
2021年05月24日 14:27撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
5/24 14:27
960m圏の露岩帯で何かの計測器を見かけた。某大学で野生動物の生態調査をしているので、その関連だろう
巳の戸尾根の東端に近づくと、木の隙間から北北東方向に燕岩が覗けた。背後の右奥は三ツドッケ
2021年05月24日 14:39撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
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5/24 14:39
巳の戸尾根の東端に近づくと、木の隙間から北北東方向に燕岩が覗けた。背後の右奥は三ツドッケ
東端まで来ると岩頭が盛り上がっている。この上に立つと、北東方向の眺望が得られた
2021年05月24日 14:43撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
5/24 14:43
東端まで来ると岩頭が盛り上がっている。この上に立つと、北東方向の眺望が得られた
先程の燕岩が見え、カロー谷と日原川の合流点に架かる橋や渓流釣り場が真下に見下ろせた
2021年05月24日 14:45撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
5/24 14:45
先程の燕岩が見え、カロー谷と日原川の合流点に架かる橋や渓流釣り場が真下に見下ろせた
同じ場所から北西方向、孫惣谷流域を見る。左:天祖山、右:ウトウノ頭。この岩頭は高度感があって怖かった!
2021年05月24日 14:46撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
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5/24 14:46
同じ場所から北西方向、孫惣谷流域を見る。左:天祖山、右:ウトウノ頭。この岩頭は高度感があって怖かった!
東端から少し戻って南山腹を下る。微かな踏跡があり、赤テープが散見された
2021年05月24日 15:09撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
5/24 15:09
東端から少し戻って南山腹を下る。微かな踏跡があり、赤テープが散見された
上りで通った住居跡に出た
2021年05月24日 15:22撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
5/24 15:22
上りで通った住居跡に出た
巳の戸尾根取付きである道標まで降りて来た。後は一般登山道を下って巳の戸橋を渡れば良い
2021年05月24日 15:41撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
5/24 15:41
巳の戸尾根取付きである道標まで降りて来た。後は一般登山道を下って巳の戸橋を渡れば良い
登山口まで戻り、車道を10分程歩けばゴール。途中、朝方登山届を出した駐在所に寄って、無事下山を報告した
2021年05月24日 16:15撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
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5/24 16:15
登山口まで戻り、車道を10分程歩けばゴール。途中、朝方登山届を出した駐在所に寄って、無事下山を報告した
撮影機器:

感想

奥多摩の日原に来る度に、日原川の対岸に聳え立っている稲村岩が気になり、いつかは登ろうと思っていた。今回これを実行するために、コース状況で述べたルートで、稲村岩と八丁山を巡る計画を立てた。
ところが、登山届を出すために駐在所に寄ったところ、稲村岩も巳ノ戸沢も通行禁止とのこと。駐在さんからルート状況を聞き、とても通れそうもないので当初の計画は断念した。他のルートへの変更案を相談したが、適当なルートが見当たらず、結局、八丁山の往復とせざるを得なかった。

八丁山の頂上から東に伸びている巳の戸尾根を登降した。
頂上近くになると岩稜が現れた。予定ルートの登山禁止で出鼻を挫かれ、なかなか気力が湧かないまま登って来たが、岩稜に差し掛かって一気に緊張感が増した。さほど厳しいルートではないが、それなりに岩場の通過を楽しむことが出来た。

この巳の戸尾根はほぼ真っすぐな構成で、枝尾根の分岐もほとんど無いので現在地が掴みにくい。さらに尾根幅がかなり広いので、尾根筋を読みにくい個所もあり、下りで、時々ルート探索に気を遣うことがあったのは意外であった。

台風の被害で予定の登山道が崩落して通行禁止となっていたので、今回は計画の1/3程しか実践できなかった。それだけに不満は残るが、頂上手前の岩稜を楽しんだり、下りでそれなりにルート探索を楽しんだりできたので、良しとしましょう。

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