記録ID: 3193680
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ハイキング
志賀・草津・四阿山・浅間
桜草の自生地〜離山
2021年05月20日(木) [日帰り]


- GPS
- 04:26
- 距離
- 11.0km
- 登り
- 359m
- 下り
- 360m
コースタイム
天候 | 曇 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
|
その他周辺情報 | よく整備されています。 |
写真
これは一夜茸(ヒトヨタケ)でしょうか。子実体の傘は周辺部より中心部に向かって自己消化し、一晩でドロ―っと溶けて胞子を含んだ黒い液体に変わるそうです。よく見ると傘の縁のあたりが溶けているような。
土栗(ツチグリ)。真ん中の丸い袋に胞子が入っています。乾燥すると外側の星型の皮が丸まり、胞子の袋を包んで全体が球形となり、その時に袋が押されて胞子が放出されます。外皮が2構造になっていて内側の層が水分を含んで膨張することにより、乾湿に合わせて開閉するしくみが備わっているそうです。
桜草は異形花柱花です。これは長花柱花(ピン型)。拡大してみると雌蕊先端の柱頭が花びらから飛び出ています。2枚後の写真に雄蕊の葯が見えている短花柱花(スラム型)があります。受粉は違うタイプの花のみで成立し、同タイプの花どうしでは有効な受粉が成立しないのだそうです。
和田草(ワダソウ)、別名姫和田草(ヒメワダソウ)。先日見たワチガイソウの親戚です。違いは花弁の先端。和田草は浅い切れ込みがありますが、輪違い草にはありません。名の由来は中山道の和田峠(黒曜石で有名なところ)が本種の基準産地であることから。
蝦夷春蝉(エゾハルゼミ)。草につかまりじっとしていました。気温が高く暖かかったから羽化しちゃったのね。間もなく高原は彼らの「ミョーキン、ミョーキン」という大合唱に包まれるでしょう。初夏です。
感想
今年は花つきがよいとのことで当初は天城山へシャクナゲを見に行くつもりでした。しかし東海地方は梅雨入りしてしまい連日の雨、たとえ雨が上がっても登山道はぬかるみとの事、天城山はやめて以前より気になっていたサクラソウ自生地の離山を訪ねることにしました。ここなら駅から歩けて登山道も安心です。ヤマルリソウは色々な山で見ましたが、ここのは色が鮮やかで背丈も高くきれいでした。頂上周辺にはサクラソウがあちこちに咲いており、近くで観察できました。期待していなかった展望も北アルプスまで見れてラッキーでした。
離山は溶岩ドームの山で浅間山の側火山になります。サクラソウの自生地は埼玉県の荒川河川敷にある田島ヶ原が有名ですが、軽井沢にも自生地があることを知ることができてよかったです。半日で登れるプチハイキングの山としてオススメです。帰りに国道18号沿いにあるチョコレートファクトリーでお土産のチョコを買いました。今回は一人こっそりと来ましたが、軽井沢には美味しそうなレストランやスイーツがあるのでこういうところにも寄りたいです。
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