西別岳 〜プライベート山開き〜
- GPS
- 04:41
- 距離
- 6.6km
- 登り
- 550m
- 下り
- 534m
コースタイム
天候 | 曇り一時晴れ後雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
養老牛側から西別小屋に行きました。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
がまん坂に落とし物あり |
その他周辺情報 | 久々に、養老牛温泉 湯宿だいいちに行きました。 日帰り入浴600円ですが、間もなく料金が改定されるようです。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ソフトシェル
ズボン
靴下
雨具
靴
ザック
行動食
非常食
飲料
コンパス
笛
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
保険証
携帯
ツェルト
ストック
カメラ
|
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感想
一條君毎年の恒例行事(西別岳山開き)に行ってきました。
とは言っても、行事としての山開きは今年も新コロの影響で中止となっています。
今日の一條君の目標は「四つん這いにならない」ことでした。
実は、先週のアポイ岳はこの西別岳登山への足慣らしでした。一條君は、まさか足慣らしのハズのアポイ岳の方が大変だとは思いもしなかったようです。(笑
今週末の天気予報も2転3転、下手すると4転5転くらいしたかもしれません。
最終的に、前日時点での予報は「曇り、12時頃から雨」でした。
参加希望者も、このお天気予報の影響か1人また1人と減り、最終的に私と一條君の2人だけとなります。
当初予定では、「人数も多くなりそうだから、余裕を見て7時出発だね」と決めていたのですが、結局2名のみの参加と言うことで少しでも早く出た方がお天気が崩れる前に下山できるのではないか?と思い、一條君に連絡してみます。
「結局、2人だけになっちゃったね。で、どうする?」
一條君の返事は「お天気も悪いようですし、今回は・・・」
「いやいや、出発時間の相談だよ?」
「あっ!そっちでしたか!」
どうやら一條君は毎年恒例の「西別岳山開き」を中止するつもりだったようです。(笑
「私は、きっとそれほどお天気は悪くならないと思うんだ。」
そして、「どうする?」の質問には「どっちが車を出す?」の意味も含まれていました。少しでも早く登山を開始するなら私が運転した方がいいのですが、正直、昨夜も21時まで仕事で今朝も2時から(6時10分まで)仕事だった私は少しでも休みたい気持ちがあったからです。
「まぁいいさ、6時半に一條君を迎えに行こう!」
そう考えていたのですが、その少し前に一條君が私を迎えに来てくれました。
「おっ!一條君!ありがとう!」
peri-toさんのレコで、先週末は西別小屋までの林道は虹別側のゲートは閉鎖されたままで、道道150号線摩周湖中標津線側から行ったとの情報があったのですが、例年虹別側ゲートは「西別岳山開き」直前の金曜日に解放されていたので、「きっと今日は通れるだろう」とタカを括っていましたが、やっぱりまだ閉鎖されていました。(笑
私たちも、ぐるっと迂回して西別小屋に到着します。
さて登山開始です。
登り始めてしばらくは、ガスの中を進む感じで「これは今日も展望は望めそうもないかな?」と落胆していたのですが、がまん坂に差し掛かる手前辺りから周囲が少し明るくなります。
「おや?これはもしかすると・・・」
がまん坂を登り始めて間もなく、どなたかの「落とし物」が目につきます。
「い、い、い、一條君!ま、ま、まさか・・・」
「私じゃないですよ!」
一條君が真面目に、そして冷たく反論します。(笑
と言うか、一條君の今日の目標は「四つん這いにならない!」だったそうです。時折小休止するものの、あまり休まずにがまん坂を登り切った一條君でしたが、その反動か?がまん坂を過ぎてから急にペースダウンします。
「まぁ、頑張ったからね。でも脚は止めないようにしよう!ゆっくりでいいから、歩きながら休憩する感じでね。」私は鬼になります。(笑
鬼に後ろにピッタリ付かれて一條君はプレッシャーを感じたことでしょう。
とは言え、一條君の大休止が多くなります。
3度目の大休止はチシマザクラの樹の下でした。
私は「花見でもするの?」とジョークを飛ばしましたが、一條君には聞こえていなかったようです。下山時に、「あれ?こんなところに桜が咲いている!?」と驚いていましたから。
このチシマザクラは1〜2分咲き。
来週末辺りに満開を迎えるんじゃないかな?
一條君の脚が止まると、私はその辺の花の写真を撮り始めます。
「がまん坂終わり」以降、花の写真が多くなったのはそんなワケですが、実に多種多様な花々が咲いていて「私の」目を楽しませてくれました。(一條君にはきっとそんな余裕はなかったと思います)
そして登頂!
予想以上に好天です。
あまり期待していなかった景色を思いがけず楽しむことが出来ました。
「今日はなんだかんだ言って登山日和だったね!」
もうちょっと休もうとする一條君に、「天気が崩れる前に下山しようか」と促します。
「でもリスケ山にだけは寄ろうね」
西別岳を後にし、リスケ山に登り、がまん坂に差し掛かった辺りで雨がぱらつき始めます。
「12時を少し過ぎたところだね。予報通りだよ。」
それでも、私たちが下山するまで空模様は大きく崩れることはなく、何とか持ってくれます。
「やっぱり日ごろの行いだね」
「下山後の温泉はドコにする?カラマツの湯(無料野天風呂)でいいかな?」
すると一條君、「養老牛温泉に行きたいと思います」珍しく自分を主張します。
「OK!湯宿だいいちだね。日帰り入浴時間が確か13時〜15時までだから、ちょうどいいと思うよ」
「湯宿だいいち」は檜の内湯と露天に8種類の湯舟を擁する温泉宿で、入浴客を楽しませてくれます。料理もとても美味しく、料金はそこそこ張りますが、宿泊したい温泉宿として、とても人気が高いのです。
「一條君、目が高いね!」
「そうなんですか?実は私、養老牛温泉は初めてなんです。」
マジか・・・
と言うか、せっかくココで入浴したのに、露天風呂に一切入ることなく内湯のみササッとカラスの行水で上がってしまった一條君。
「カラマツの湯」で良かったんじゃないの?
コメント
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まだ虹別側ゲートは閉鎖してたんですね。私もいつもチェックしてから行くんですが、情報がない時は一か八かです(笑)
お天気も大きな崩れなく良かったですね〜。昨日は行ける範囲の山を調べたら、どこも同じような天気だったけど選んだ仁頃山はガスがかかってました😢
peri-to さん、コメントありがとうございます。
西別岳には他にもakadake5さんのレコ等も上がっていて、「行けないわけじゃない」と思ってロクに調べもせず行ってきました。(笑
先週に続いて「ガスで何も見えない」山行を覚悟していたので、見晴らしの良さに感激しました。時間帯もほぼドンピシャで、何もかもが上手くいったと思います。
これもきっと、一條君の日ごろの行いの賜物と感謝を伝えておきました。(笑
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