田立の滝〜不動岩展望台

2013年07月23日(火) [日帰り]

• GPS: --:--
• 距離: 4.7km
• 登り: 461m
• 下り: 461m

コースタイム

9：26粒栗駐車場
11：45-12：05そうめん滝
12：20-12：30不動岩展望台
13：57粒栗駐車場

天候

曇りのち晴れ、一時雨

アクセス

利用交通機関：

自家用車

中津川IC→国道19号（塩尻・南木曽方面）→弥栄橋左折→田立の滝看板で右折→案内看板に従う
・弥栄橋以降の道は所々狭く、対向車とのすれ違いは待避所を利用して譲り合いながらの通行となります。
・ナビは田立の滝キャンプ場を目的地に設定し、キャンプ場周辺にある案内地図と看板を見ながら田立の滝駐車場（粒栗駐車場）に向かうとわかりやすかったです。

コース状況／危険箇所等

駐車場周辺にトイレ、登山者記帳、水場、休憩所などあります。
熊鈴の携帯推奨。貸出用の鈴が以前はあったようですがなくなっていました。（使用中？）
登山道は整備されていますが、所々老朽化や土砂崩れ、落石、出水の影響で状況が変わりやすいため注意が必要です。
工事中、通行止めの箇所が駐車場の地図でわかるようになっていました。
登山道の補修協力金200円。数年前の崩落で大規模な復旧工事が行われましたが、町の予算に限りがあり一部通行止めのままだとか・・・諭吉を入れたいところですが200円だけ協力させてもらいました。

写真

7/23 9:50

粒栗駐車場まで来ました。ここまでつづら折れの道だけど舗装もしっかりしておりミニカーでも楽々。

7/23 9:50

9時の時点で先客は1台のみ。平日だからかな・・・ひとり歩きなのでちょっと心細い。

7/23 9:51

キャンプ場みたいな休憩所。水場が目の前にあって便利そう。

7/23 9:51

もうひとつ休憩所。こちらは壁つき。

7/23 9:53

大きな案内図による本日の状況。工事箇所×2、そうめん滝の先は通行止め。通れるのかな・・・？

7/23 9:54

過去に革靴で行った猛者がいたんでしょーか。せっかくここまで来ても何も見ずに引き返す人が多いそう。滝までは山を1時間登りますゆえ。それじゃ出発〜

7/23 9:59

粒栗渓谷 八ヶ瀬。大きな岩だらけの渓谷。

7/23 10:08

石の上にも三百年サワラ五人衆。山の木にとって安定した大石の上って実は優良物件なのでは？

7/23 10:10

昔は雨乞いの時だけ入山が許されていたそうな。世が世なら女ひとりで気軽にピクニックに来ていい場所じゃないのね。でもよく読むと信仰というより政策先行の理由のようなのでお構いなくお邪魔します。

7/23 10:11

しし岩。イノシシが消える不思議岩。下は沢が通ってます。

7/23 10:17

通称もみたろう。

7/23 10:21

肉厚のキノコ発見。ジメジメ山はキノコもよく育つみたい。

7/23 10:23

通称けやきち君。一般名が小さく添えてありました。

7/23 10:25

樹脂の木道の下は土砂崩れの跡も生々しい。

7/23 10:30

通称さわら大師。滝までの1時間、こんな調子で木の紹介が続いて飽きさせません・・・

7/23 10:40

通称ひのきイチロー。名づけ方の遊び加減に南木曽イズムを感じます。

7/23 10:47

まきチャン。高野槙って確かに氏名みたいだなあ。

7/23 10:48

主瀑・天河滝まで15分。沢から離れた場所なのでここまでただの山歩き。不動岩展望ってあるけど展望台はもっと先じゃないのかな？とキョロキョロ。

7/23 10:49

すると樹木の間に大きな岩が。あれが不動岩かー。けっこう遠そう。今日の目的地はあの場所ではないんですができれば登ってみたいな。

7/23 10:49

あのてっぺんまで行けるんだろうか・・・

7/23 10:51

こんな道が続きます。足元ばかり見てるので花が咲いてても見逃してるかも。

7/23 10:51

ふと見上げれば土砂崩れの跡。砂止めネットを緑が覆い隠してます。自然の回復力ってスバラシイね。

7/23 10:53

道であり小さな沢であり。こういう場所が無数にあります。

7/23 10:53

サワガニいないかなー。素揚げしたサワガニ、小さい頃よく食べてたなあ。

7/23 10:56

危険な場所はほとんど木道になっています。

7/23 10:57

この木道はちょっと長い。

7/23 10:57

木道の途中で突然の、
つがえもん

7/23 10:58

つがえもんを取り囲むように長めの木道が通っています。立ち止まって写真撮るのちょっとおっかない。

7/23 10:59

通称つがえもん。だと思うけど慌てて撮ったからあやふや。

7/23 11:00

木道の滑り止め。木の表面がギザギザに削ってあったり木片が打ち付けてあったり。細かいいところに気配りを感じます。

7/23 11:01

一つ目の滝（の看板）発見。螺旋滝は登山道からのアプローチがいちばん長くて険しい模様。

7/23 11:02

禁漁区・・・

7/23 11:05

木の根が浮いてます。

7/23 11:06

下から見たところ。段差が大きくて膝にキツイ・・・

7/23 11:06

頭上に大きくせり出した岩の下をくぐるとようやく滝が見えてきました。岩からポタポタ水が垂れててなんか怖い。

7/23 11:08

螺旋滝。真ん中の段差で逆くの字にねじれてます。ここは滝だけじゃなく周囲のロケーションもなかなか必見の場所。岩が大きすぎてうまく写真に撮れなかった・・・。

7/23 11:12

まだまだ先があるので登山道に戻ります。この壁をよじ登るしかないのか・・・。ひィ〜。今日はピクニックに来ただけなんだけど。

7/23 11:15

高いところは足がすくむけど吊り橋は楽しい。ここから先たくさん経験できます。

7/23 11:17

激しいアップダウンの木道。だんだん慣れてきて木道の方が安心するようになってきた。

7/23 11:19

崩れて木道が埋まってる・・・その上に道ができている。

7/23 11:20

土砂止めを乗り越えちゃったのか・・・補修工事がしてあるとはいえまだまだ不安定なお山。

7/23 11:21

増水の跡が根っこに残る。

7/23 11:21

急カーブで登ります。

7/23 11:23

下りて反対側から振り向いたところ。崩れたあとの迂回路だったみたい・・・

7/23 11:25

落石注意。

7/23 11:25

落石注意の頭上。大きな岩が多い。土砂崩れじゃなくてここはあえての落石注意なんでしょーか。ドキドキ・・・

7/23 11:28

霧ヶ滝。細かい岩棚の上を踊るように水が落ちてきます。

7/23 11:28

上流で工事中のため立入禁止でした。（霧ヶ滝はロープの向こうにカメラだけ入れて撮影しました）

7/23 11:30

木道を登っていきます。ポールの石突きの跡がいっぱい・・・

7/23 11:33

工事現場。新しい吊り橋を作っているんでしょうか。帰路に通りかかると現場の方は休憩時間で小屋の中でお昼寝中・・・。熊鈴が鳴らないように握りしめてこっそり通りました。

7/23 11:34

工事現場の下の現行の橋を渡って振り向いたところ。この橋、そうっと歩かないとたわんですごく不穏な揺れ方します。

7/23 11:36

ふと見ると沢の真正面に恵那山が見えます。家の裏山の恵那山をいつもランドマークにしているので見えると安心。

7/23 11:39

高さ40mの主瀑・天河滝。巨大な花崗岩の一枚岩から流れ落ちる水は繊細だけど圧巻。政策云々じゃなくてやっぱり神聖視されて里人に大切にされてきた滝なんだと反省。それにしても岩がすごい。

7/23 11:42

あやうく見過ごしそうなカエルさん。砂漠迷彩で第三匍匐。

7/23 11:47

進入禁止だそうなので・・・

7/23 11:48

横から覗いてみただけ。

7/23 11:48

岩の瀬がいい感じ。不動岩と同じ巨石の塊という感じ。

7/23 11:52

天河吊り橋。3人までっていうのは重量制限というよりも橋の揺れ方に関係あるんじゃないかな・・・という気がするローリング揺れ。でもこれだけしっかり作ってあると怖くない。

7/23 11:52

橋の上から上流。

7/23 11:53

橋の上から下流の様子。立ち止まるとやっぱり揺れがちょっと怖い。

7/23 11:54

不動橋。これまた巨石の真横でカッコイイなー。

7/23 11:56

見上げればアスレチックフィールド。今日はピクニックなんですってば。

7/23 11:56

不動滝。細かい階段状の巨岩の上を広がり落ちてくる水流。岩が圧倒的。

7/23 11:59

ちどり桟橋を登ります。

7/23 12:01

龍ヶ瀬。階段状とスロープ状の岩の上を流れる水が美しい淵に流れ込んでます。

7/23 12:05

雲上橋。ここを渡ってひと山登ると不動岩があります。

7/23 12:06

看板はないけど地図ではたぶんこれが鶴翼滝。鶴の翼・・・JALマークに見えなくもなくもない・・・かも？

7/23 12:08

そうめん滝。巨石の瀑布の後のエピローグ的なせせらぎ滝。さらさらと流れる音がとてもいい雰囲気。本日のピクニック計画の目的地です。不動岩に行く前にここでお昼にします。

7/23 12:10

浅瀬は石の琥珀色、少し深いところは水のエメラルドグリーン。透明で美しい淵を眺めます。入ってアンヨを冷やしたい。サンダルで来たい気持ちがよくわかるよ・・・！

7/23 12:15

[本日のランチメニュー]
豚肉たっぷりジャージャー麺！

7/23 12:19

そうめん滝でそうめん・・
ブハッ(。゜;艸;゜).:∵
食べたかった。食べたかったんだもん。本日、ワタクシこのためだけにはるばる2時間ほど山登って来ました。いただきます！

7/23 12:37

お腹もいっぱいになったところで腹ごなしに不動岩を目指します。そうめん滝からは約20分。岩がゴロゴロしてるので集中して歩きます。

7/23 12:40

なんとコンクリート基礎の立派な桟橋が。

7/23 12:52

岩の横から展望がちょこっと。

7/23 12:42

崩落現場が見えました。あの下を歩いてきたのか・・・すごい場所まで砂止めしてあります。

7/23 12:49

不動岩展望台到着。思ってたよりこじんまりとした、でも安定感ある足場。

7/23 12:46

東濃地方をこの角度で見渡すのは初めて。左側に田立駅、右奥に坂下町。山が折り重なっていい感じ。

7/23 12:44

恵那山方面。またひとつ恵那山のベストビュースポットを見つけてしまった。霞んでない時にもう一度見たい。

7/23 12:44

高峰山。

7/23 12:50

不動岩の上からだと巨石の上っていう感覚はあんまりないなあ。でも身を乗り出して下を撮る勇気はあんまりなかった・・・

7/23 13:32

ということで下から。中央上部にせり出したけっこう素敵な岩の上にいたのではなかろうかと後から戦慄。

7/23 14:18

黄色いキノコ。棒でつついたわけじゃありません・・・

7/23 14:21

苔生し岩と木。ここだけ屋久島かと思った。

7/23 14:21

沢沿いの山はずっと上部まで湿った豊かな場所でした。

7/23 14:26

駐車場に戻ってきてから気がついた協力費。これだけの規模の景勝地の維持を町内費だけでまかなうのは大変だろうなあ・・・。

7/23 14:42

おまけのうるう滝。田立の滝キャンプクラブに戻る途中に看板が出ていたので寄り道。こちらはサンダルでも近づけます。

7/23 14:44

これもなかなかのねじれ滝でした。

撮影機器：

DSC-H3 SONY

感想

suigyu55

田立の滝のそうめん滝へピクニックに行ってきました。

事前情報で『片道1時間半ほど整備された道を歩くけど登山装備で』と聞いていたのでそれなりの格好で。また木曽の山はぜったいに熊が住んでると思うので熊鈴装備で行きました。

平日ということもあり駐車場に着いた時には先客1名。地元の方だと思いますが熊鈴をつけて単独で下山してくる人とけっこう早い段階ですれ違いました。
不動岩から下りてきたところで三人連れの方と出会い、少し挨拶しましたが山の中ですれ違ったのはこのふた組だけでした。あとは工事現場の人たちくらい。
夏休みとはいえ親子連れではあまり行かない場所なのかな。キャンプ場に近いうるう滝では川遊びの帰りと思しき親子連れの方とすれ違いましたが。

木道と吊り橋がたくさんあって滝の見所も次々に現れるのでなかなか楽しい山歩きでした。
石がよく滑って河原で尻モチ一回、スネをぶつけること一回。気をつけている最中だったんで大事には至りませんでしたが。肉厚のお尻でよかったです。じゃなくてむしろ気をつけてるのにやっちまっちゃダメなんですが。

地元の人間も気合を入れないとなかなか見に行けない秘境・田立の滝。やっと見に行くことができて満足です。うちの両親も何度も近くまでは行くのに滝を見たことが一度もないっつってましたから。

帰ってきてから地図を見て思いました。

洗心滝って見たっけ？


そうめんは茹でて水揚げして洗ったらすぐに水切りして、パスタのようにオリーブオイルで和えました（小さじ半分）。これで乾燥と麺がくっつきすぎちゃうのを防いでくれます。