魚野川本流 鱒どまり 渡渉訓練

- GPS
- --:--
- 距離
- 1.3km
- 登り
- 12m
- 下り
- 12m
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
その他周辺情報 | 岩の湯が至近(500円) |
写真
感想
○訓練の経緯
丹波川本流で会企画として予定されていた渡渉訓練が、前日13時になって、天候不順と増水で中止に。
急遽、転進メンバーを募り、集まったのがこの6人。あ〜だこ〜だと転進先を検討し、結局決まったのが、数年前に実績のあるこの鱒どまり。
前夜発も考えたが、インターから近いので朝発とし、9時頃訓練開始。
○訓練内容
・単独渡渉(体のみ/棒を支えに)
単独でも棒を支えにするとかなり渡渉しやすくなる。
・スクラム渡渉
渡渉に弱い体格の小さい人をサポートする方法として有効だが、同じ体格なら、各自棒を使って渡渉した方がやりやすい印象。
・末端交換三角法
上流や下流への移動が可能な場面でのみ適用可能。
・簡易三角法
よほどのことが無い限り、末端交換はせずともこの方法で良さそう。上流や下流への移動も少なくてすむ。
・ロープをつけて泳ぐ
ロープが足に絡まって泳ぎにくいときもある。フローティングロープの方が浮くので絡まりにくい傾向か。
・潜水
物を落として回収する時や、表層の水流のみが強い場所を突破する際に必要な技術。
・飛び込み
やむを得ず浅いところに飛び込む際は、尻を下にして飛び込むようにすると、足を傷めるリスクは小さい。
・激流のへつりと横断
危険は排除できないので、本当に危険なときは巻く。声は届かないことが多いので事前の意志疎通が重要。ロープの固定はNG。
・さらし場の危険性確認
ロープをつけて敢えてさらし場に突っ込んでみたが、今回はそれほど危険なさらし場は無かった。小さく巻く流れはあり、巻き込まれて沈むと方向感覚が分からなくなることは経験できたはず。
・押しくら饅頭式激流突破
押しくら饅頭と言うほどでなくても、2人の時に1人が後ろから支えるだけでも結構楽になる。
・ヤツメウナギ泳法(へつり泳ぎ)
スカイフックやクリフハンガーは有効。手鉤が使いやすいという話もあるが誰も持っていないので確認できず。
・ペッカーとラープの比較
噂通り、ペッカーの方が効きやすいことを確認できた。ペッカーが入るならペッカーが良さそう。
○出来事
・ppsakiqqが軍手を淵の中に落とした。本人が潜水して回収しようとしたがうまく回収できず、暫くしてから再度見てみると、無くなっている。tamoshimaが探してみると、ラッキーなことに浅いところに移動していて、ppsakiqqが容易に回収した。ほんとは、もっと苦労して回収してもらおうと思ってたのに(笑)。
・激流をへつった後に激流を横断する訓練では、ハンマーを残置したり途中でピッチを切ったところから誰もいなくなったりと迷走した。意志疎通不足とはいえさすがに有り得ないでしょ。
○鱒どまりの特徴
・夏は川遊びの場所として賑わうらしいが、死亡事故も起きているらしい。確かに沢登りの練習が出来るくらいなので、危険箇所だらけである。
・岩は脆い箇所が多い。
・結構ぬめりがあるのでフェルトソールの方がいいかもしれない。
・水量がそれほど多くないので、歩いての渡渉の練習ができる場所は少ない。水量が今回よりも少ないと、どこでも簡単になってしまうだろう。
・インターや温泉、コンビニ、湯沢市街が近く、便利で良い。鉄道で来る人は少ないと思うが岩原の駅からも近い。
○感想
関東は生憎の天気だったが、転進により充実した訓練が出来て良かった。鱒どまりはコンパクトにまとまっていて訓練に良いと感じた。こういう訓練向きの場所を普段から探しておくことも重要だと思う。
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