女夫淵から鬼怒沼往復
- GPS
- 07:36
- 距離
- 19.5km
- 登り
- 1,147m
- 下り
- 1,144m
コースタイム
天候 | 曇り時々晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
奥鬼怒歩道は落石注意。日光澤温泉から鬼怒沼までは、泥濘や水たまり、湿った木の階段が続き、スリップ注意。鬼怒沼はタテヤマリンドウが満開。 |
写真
感想
4:30女夫淵出発にすべく、4時前には駐車場に到着したが、駐車場のかなり手前から土砂降りの雨。着後準備と朝食を済ませるも止まず、少し出発を遅らせることに。5時を過ぎスマホで雨雲レーダーを確認すると、次の大きな雨雲がかかり、雨はしばらく止みそうにない。雨の中レインを着て歩く出す気にはなれず、そのまま朝寝をすることに。Zさんは霧降高原へ転進し、ニッコウキスゲを見に行くことを提案したが、眠かったのと、再びクネクネの道路を運転するのがあまりにも億劫だったため、しばらく寝ることに。6時を過ぎると雨雲が通り過ぎたためか雨は上がり、あろうことか青空まで見えてきた。これは行くしかないと思い、準備を再開。6:22行動開始。着後結局2.5時間も駐車場にいたことになった。
歩き始めてすぐに大きくて立派な吊り橋を渡る。渡る際虹が見え、幸先が良いように思えたが、青空は一瞬にも思え、無理はしないつもり。奥鬼怒歩道は傾斜も緩く歩きやすいが、そばを流れる鬼怒川の水量は多かった。八丁の湯と加仁湯温泉を過ぎ、7:47に日光澤温泉に到着。天気は良い。看板犬のサンボ君は寝ていたが、外で休憩していると起きてお出迎えしてくれた。水分補給後に出発。この先はしばらくトラバース気味に歩いた後に急登が始まる。日光澤温泉から鬼怒沼を目指すのは2回目だが、以前来たときの記憶として、滑り易かったのを覚えていた。7年ぶりに訪問した今回の感想もやはり同じだった。木の階段などが湿っていたりして、慎重に歩く必要があった。また、今朝まで雨が降っていたこともあって、各所に水たまりもあった。鬼怒沼湿原南端との標高差は500メートル程度、普通に歩けば1.5時間程度なのでそれほどしんどい登りではなかった。樹林帯なので展望はなく、また花はギンリョウソウくらいしか咲いていなかったが、とにかく黙々と登る。9:43に鬼怒沼の南端に到着。無人。コバイケイソウが迎えてくれた。快適な木道歩き開始。ワタスゲも咲いていたが、雨に濡れたためか、ふわりとしてはおらず、あまりワタスゲっぽくなかった。ワタスゲよりも今日の鬼怒沼の主役はタテヤマリンドウと思われ、各所で満開となっていた。すごい数。北の方に歩いても歩いてもタテヤマリンドウが各所で咲いていた。立ち止まって写真を撮りつつになるため、先にはなかなか進めないが、周囲には誰もいないので自分達のペースで歩くことができた。湿原の草は青々としていて、正に夏といった雰囲気だった。池塘も各所にあり、雨後のためか、池塘以外と思われるところにも水が見られた。ベンチで座って休みつつも北へ向かう。北端まで来た後は一回普通の登山道を歩き、巡視小屋を過ぎた後は再び木道歩きを南に向けて再開。南に向かうと日光白根山と思われる山が見えたが定かではない。帰りもタテヤマリンドウや池塘を楽しみつつ歩く。鬼怒沼の湿原にはおよそ1時間ほどいたが、この間ハイカーとは一度もすれ違わず、貸し切り状態だった。風もそよ風程度で、もっと長居したいところだったが、早朝の土砂降りが頭を離れず、いつ再度降り出すかも分からなかったため、天国のような湿原は早めに後にすることに。とは言え1時間十分楽しむことはできた。
帰りというか下りも相変わらず滑り易く、何度かスリップを繰り返しつつの下降となった。幸いに尻餅をつくことはなかったが、転ぶと水たまりなどに落ちそうで、泥だらけになっていた可能性が高い。Zさんはブーツのソールがまだ新しくてグリップが良いためか、スリップなどもせず快適そうに歩いていた。次のシューズ・ブーツは、ソールのグリップの良い物にしたい。鬼怒沼の湿原ではほとんどハイカーを見かけなかったが、下り始めると続々と見られるようになった。温泉に泊まりのパーティや日帰りのパーティのどちらもいたと思うが、日の長い季節なので特に問題なく帰れるだろうと思った。ただやはり午後からの雨が心配だった。湿原を出てから1.5時間ほどの12:16に日光澤温泉に到着。ベンチに座り休憩させてもらう。犬好きのZさんは、休憩もそこそこに看板犬のサンボ君を撫でている。帰りに手ぬぐいを買っていたようだ。サンボ君に別れを告げて帰り始める。登山口と最高点の標高差は1000メートル程度だが、歩く距離はそこそこあるので、帰りの奥鬼怒歩道は少し疲れた。標高も下がり、蒸し暑さを感じるように。行きも帰りも足下ばかり見ていて気付かなかったが、視線を上げると木々は青々としていて、苔も生えており、きれいな森だとおもった。歩道を歩いていてもこれからどこかの温泉へ向かうと思われるハイカーとすれ違う。さすがに午後の時間なので、どこかに泊まるのだろう。一度泊まりで訪れたいと思うエリアである。蒸し暑さのなかを歩きつつ、汗をかきつつ歩いて13:54に女夫淵の駐車場に到着。朝とクルマの台数はあまり変わらなかったが、クルマが入れ替わっており、今日泊まりの人が置いていったものだろう。
後片付けして日帰り温泉に向かう。お風呂で疲れを取っていたところ、突然強い雨が降り出した。今日は6時頃雨が上がり、15時頃までは雨に当たらなかったが、それ以降はずっと雷雨で、帰宅するまでずっと雨の中だった。幸いだったのは、帰りに寄った霧降高原は雨が小康状態だったので、園地のニッコウキスゲを見られたことか。階段を最上部まで歩くと汗だくになるので、下の方のみの見学だったが、まだきれいに咲いている花も多く見られた。
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