森吉山(ゴンドラから)〜緑の絨毯の上の花々〜
- GPS
- 01:30
- 距離
- 5.6km
- 登り
- 333m
- 下り
- 331m
コースタイム
過去天気図(気象庁) | 2021年07月の天気図 |
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アクセス |
写真
感想
東北2日目の2山目の森吉山(もりよしさん)です。
秋田市からよく見えるらしく、校歌にも歌われているとか。
■間もなくこの山に行かれる方へ
<ルート選択>
色々とありますが、最短ルート好みかつ文明の利器を使うことに後ろめたさがない方は、ゴンドラからのピストン一択だと思います。
<危険個所>
特にありません。
雨に降られましたが、折り畳み傘の方やレインウェアを持っていない方で過半くらいでした。そういう山です。
<駐車場>
ゴンドラの山麓駅にスキー場の駐車場があり、数百台は停められそうです。
<小屋・テント場など>
ゴンドラの山頂駅と森吉山山頂の中間地点に、阿仁避難小屋というきれいな避難小屋があります。テント場はないと思います。
<水場>
ゴンドラの山麓駅に飲用可の蛇口があります。ここでは、靴を洗うためのブラシも置いてあります。
阿仁避難小屋から200mほど登山道から外れたところに水場があるそうですが、見ていないので分かりません。
また、ゴンドラの山麓駅と山頂駅に飲料の自動販売機があります。
<トイレ>
ゴンドラの山麓駅と山頂駅、それに阿仁避難小屋にあります。
<携帯電話電波(断りない限りdocomoです)>
ゴンドラ、登山道ともどこも入ったと思います。
<アイゼン・ピッケル等>
アイゼン、ピッケルは不要です。
ヘルメットもいらないと思います。
<服装>
半袖の上にレインウェアを着ていたので汗びっしょりでした。
下山時にレインウェアを脱ぎましたが、それでも暑かったと思います。
(念のため、レインウェア等の上着は持って行ってくださいね)
■感想
<〜ゴンドラ山麓駅駐車場>
山を楽に登るスタイルのため、躊躇なく森吉山阿仁スキー場のゴンドラを利用して登ることにして、ゴンドラの山麓駅に車で向かいます。
ゴンドラ山麓駅に近づくにつれ、お天気雨が降り出し、ワイパーを全力でまわさないと前が見えない状況。下手したらゴンドラも止まるのではと思いながら、最後の8キロほどの道を上がっていきます。
ゴンドラの山麓駅に到着すると、もう完全に土砂降り。多くの人が悲鳴を上げながらゴンドラから降りてくるのが見えます。もう、本日の登山はおしまい、という空気が流れる中、今から登ることを言い出しにくい雰囲気があります。
<ゴンドラ山麓駅〜山頂>
そんな気まずい雰囲気(と勝手に感じているだけですが)の中、チケット売り場に行くと、別の売り場から係員さんが飛んできてくれて、こんな怪しい人にも快く売っていただけました。16時が最終です、とも教えていただいて。
ゴンドラ乗り場に行ったら、やはり係員さんがいませんでしたが、今度も係員さんが来てくれて、何らせき止められることなく乗せてくれました。これで、なんとか登山ができそうです。
ゴンドラにはかなり長い時間乗っていましたので、その間にレインウェアを上下とも着込み、荷物のチェックを行います。とは言っても、狂ったように連日登山していて、山行のたびに食料と飲み物を継ぎ足しているだけなので、忘れ物などあるはずがないのですが。
ゴンドラ山頂駅に着くと、やはり雨に降られてひどい目にあったと言わんばかりの方がたくさん降りてきます。やはりやや気まずい感覚を覚えながら、そして係員さんの「ちゃんと終電までに帰ってくるの?」という暗黙のプレッシャーを感じながら、スタートです。
登山道では、暗黙的に登りの人をなるべく優先させることがよい(狭い道では下りの方は登りの方に道を譲る)とされていますが、下ってくる方はまさかこんな雨の中でこれから登る人がいるとは誰も思っていないので、慌てて下る方が優先となっています。こんな天気、こんな遅い時間に登る私が普通ではないので、こちらが譲るべきだよな、と納得です。すれ違う方の様子を見ながら、勝ち組が傘をさしている方なのかなぁ、とか考えていました。傘をさしながらもいける山ということですね。傘もレインウェアももっていない方が多くいました。
(そういえば、間ノ岳から農鳥岳に向かって、銀色の日傘をさしながら歩いている女性がいたことを思い出しました。めちゃくちゃ早くて追いつけなかったです。)
この山は全体的に木道などの整備が行き届いているのですが、ちょうど登山道にその整備をされている方々がたくさん(30人くらいでしょうか)いらっしゃいました。相当な力の入れようですが、確かに非常に歩きやすく助かります。
石森の分岐の手前から、右奥に森吉山のなだらかな山容が見えてきます。
森吉山は、花の百名山として登山客が多く集まっているだけあって、特に石森の分岐から阿仁避難小屋までは楽園ともいえる風景が。鮮やかな緑色の柔らかな草地に池が落ち着きをもたらし、オレンジ色の花がまぶしいくらいに光っています。ただ、お天気的にも時間的にもみなさん帰り支度らしく、阿仁避難小屋の手前ですれ違った方を最後に貸し切り状態となりました。
阿仁避難小屋もそこそこ綺麗で、よく整備された感じの小屋で、四季を問わず非常時には多くの方が停まれそうです。ここに荷物をデポさせていただき、パンとペットボトルだけ手に持って先に進みます。
阿仁避難小屋を出たときには雨がほとんど止み、森吉山の優しい山容もよく見えていたのですが、山頂に近づくにつれ徐々にガスが張りこめてきます。とともに、昨日散々聞かされた雷の音も。。。
結局、雷が遠くで聞こえる中、今更ながら独りでいることが心細くなり、山頂では慌てて写真を撮るだけにとどめて下山開始です。
<山頂〜ゴンドラ山麓駅>
帰りは、行きと同じ道を戻ります。雷の音のする方向に向かって歩くのが気になります。阿仁避難小屋でデポした荷物を引き取って、さらに進みます。
相変わらず雷の音がするため心細くなり、他の登山者さんや整備されている方などどなたでもいいから姿を見たい、と思いつつ先へ進みますが、時間も遅いからかさすがにどなたもいません。
仕方なく歩き続けて、ようやくゴンドラの山頂駅がすぐ近くに見えてきたところで、ようやく人に会います。なんと、これからゴンドラ山頂駅から山頂に向かう方でした。ようやく人の姿が見れたとほっとするよりも、この方は本当に最終ゴンドラに間に合うのか?という心配が先に立ちます。
すぐにゴンドラ山頂駅に着きました。他に2組の方がいて、同じくこれから降りるようでした。
ゴンドラ山麓駅に降りたら、なんと雨が完全にあがり、雷の音も全くしませんでした。山の上と下で天気あ違うのかな?
ゴンドラ山麓駅の水場では靴を洗うためのホースやブラシを用意していただいていて、靴やレインウェアを洗わせていただきました。この水は飲めるようで、ここのアイドルの4歳の白犬が、飼い主さんからこのホースで水を飲ましてもらっていました。
この山は、のんびりと石森あたりでご飯を食べるとよさそうな山だったように思います。
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