南鈴鹿大縦走を達成
- GPS
- --:--
- 距離
- 15.0km
- 登り
- 962m
- 下り
- 994m
コースタイム
- 山行
- 7:05
- 休憩
- 0:55
- 合計
- 8:00
天候 | 曇り後晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2005年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
|
写真
感想
今日はあいくるバスで猪鼻こと近江山内下車。1号線を田村神社から鈴鹿峠へ向かうと蟹ヶ坂があって次が猪鼻、よく考えてみると、妙な地名が続く。カニにボタンとこの季節の鍋の材料が続くなぁって私は思慮浅い。今日は南鈴鹿の大縦走を決行したため、近江山内バス停を降りたら最後、柘植駅まで行きからなければと強い意志で歩き始めた。鈴鹿峠まではだいぶ距離を残していたので県境を行かず、P454(エボシというらしい)を経由して北尾根で高畑山を目指す。まずはP454へ、どこから取り付いても変わりなさそうですが、草竹コンクリートを越えて、第二名神の橋桁下から取り付く。
出だしからの低い笹に覆われた尾根は予想外に歩きやすく、途中からやはり植林となる。意外に支尾根があってわかりずらい尾根筋で山中区の赤い杭が頼りになって高みを登り詰めて余り展望のないP454(エボシ)。
何とここにも紫のヒモの三重巻きだ。何だか、西隣にも同高度のピークがありましたが、ここまでで既に疲労気味にて立ち寄る元気なく、高畑山を目指す。
蒲生谷?の乗越あたりは高度をかなり落とし、赤杭に従っていたら少しだけ峠の国道1号側に降りることとなって修正、再び稜線に戻ったあたりから白石林道が望めるようになる。
どんどん高度を上げていき、そのまま真っすぐに行ってしまうと熊野神社へ続く尾根に行ってしまうのですが、きっちりと90度右折して北尾根をキープすることが肝要。ここの90度右折ポイントには、2年程前に訪れた際には、マーク類は発見できなかったのですが、今回は目立つピンクラインが木に巻いてあって一目でわかるようになっていました。(よく見れば紫のヒモの二重巻きが分岐を示していましたが、ほんとに目立たない)
熊野神社から谷通しルートを合わす辺りからは知った道であり、少し緊張感を解いて、ようやく雪が出だした北尾根を登り切って誰も居ない高畑山頂上、と思ったら、しばらくで鈴鹿峠から来られた2人連れが到着。
山頂にポストがありますよね、あれに登頂の証を書きましたが、ボールペンの出が非常に悪く、次回の登頂時には「さら」を提供します。2人連れとしばらく鈴鹿情報を交換しましたが、先週の時点で竜ヶ岳(三重県側ルート)は腰までのラッセルという情報を聞く。これからは、北中部鈴鹿へ気合いを入れてまくって入山するか、南鈴鹿へ楽逃げするかの二者選択の時期になったみたいです。今日は、引き続きせいぜい積雪が踝までの南部鈴鹿を油日岳目指している。今日は、既に高畑山登頂だけでも体力をかなり失っておりそのまま下山しても満足なくらいでしたが、大目標の南部三山の縦走制覇の気持ちだけは高く、那須ヶ原山避難小屋で昼飯にしようと、高畑山で終了される二人連れに見送られて、歩を進める。
溝干山への稜線上では、ここ甲賀町内では珍しい樹氷が見られてラッキーではあったが、景色だけではハラは満たされません。
坂下峠へ下る南斜面だけは、空気がぬるく快適でしたが、峠を通りぬける風はいつものように激風にて、林道跡はテカテカに凍ってました。
唐木キレットへの登り返しをバテバテでなんとか通過しましたが、三ツ頭山を通過した辺りで燃料切れ、ブドウ糖にカロリーメイトにアミノ酸摂取という科学的な栄養補給にて少し復活して、那須ヶ原山に着きました。丁度という感じで参詣橋から二人連れが登ってこられ、簡単に言葉をかわしてわたくしは避難小屋に転がり込んで、乾パンをバリバリ食して落ち着いた気分になったのでした。
乾パンを食いながら、ねずみ男に電話をかけて南部三山縦走中であることを自慢するために報告したが、彼は先日人生二度目の胃カメラを飲む憂き目にあっているとのことで、転勤騒動以来体調を崩しているとお気の毒状態なのに、気をつけて山行を続けられたいとのご発言、気を使わせたようだった。
乾パンのみの赤貧昼食でも何だか元気になった気がし、こうなれば油日岳へは鬼のような激しいアップダウンもヘッチャラかと歩きだしましたが、身体は正直です。三国岳までこんなにあったかと思うほどのニセピーク登りで何度もがっかりして、ヘロヘロな自分の証拠写真を岳大明神バックに撮る。
下山は、すぐ後に到着された奈良から来たという同年代の男女連れとお話をしながら三馬渓経由で柘植駅まで出た。今日は、8時間近く歩いて南鈴鹿を完登でき、満足感たっぷりな1日でした。
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