信越トレイルSec.3 桂池〜とん平 未踏破区間に挑む

2021年08月29日(日) [日帰り]

• GPS: --:--
• 距離: 8.5km
• 登り: 517m
• 下り: 524m

コースタイム

日帰り

• 山行: 4:05
• 休憩: 1:05
• 合計: 5:10

11:00 桂池
13:25 14:30 とん平（スキー場ゲレンデ）
16:10 桂池

天候

晴れ

アクセス

利用交通機関：

自家用車

桂池付近に駐車
新潟県道412号・飯山新井線は上平丸で通行止めのため長沢から林道を経由して到達。

コース状況／危険箇所等

トレイルが谷側に落ちていて幅員が確保できていない箇所がありましたが、良好に整備されており安全です。

写真

今年、やっと自由時間が取れたのでここへ来ました。
セクション3の平丸峠にある桂池テントエリア。平成27年以来の再訪です。

今回は、未踏破区間の桂池から仏ヶ峰登山口（とん平）を目指します。

鷹落山という山名を見て、三国演義で龐統（別名を鳳雛という）という策略家が落鳳坡という地点に着いて、これは自分にとって不吉な地名だと感じた通り、そこで戦死してしまったという場面を思い出します。
今日のこれからの行動に不測の事態がありませんように。

しばらくは、重機が入って整地したと見られる平坦・快適な登山道が続きます。

広い休憩所もありました。

途中、存在を知らなかった「戸狩トレイル」との分岐点があり、この先に風穴（読みは　ふうけつ　です。かざあな　ではありません！！）と表記がありました。今日の行動時間には余裕を取ってありますので、向かってみることにしました。

20分程、随分長く歩いたところで風穴らしいものがありました。
冷風は感じられませんでした。
この地点の東側斜面には軽石のような火山岩がゴロゴロしているなど、不思議な地質が見られました。

信越トレイルとの分岐点に戻ろうかと考えましたが、前方にこれから向かうとん平ゲレンデの施設が見えましたので、方向は合っていると考え、このまま戸狩トレイルを進むことにしました。

オタカラコウ。冷たい水が豊富にある日陰の谷に生育する植物です。薬効があります。
温暖化で個体数が減少している植物の一つです。

沿道にはまだ群落がありました。

帽子や手と比べても非常に葉が大きいです。

ほかにも群落が。大型の植物なので見かけるとギョッ！とします。

途中、標識にあった「大ケヤキ」。
3本の幹が一つになっているように見えました。

力強い樹勢を感じます。

渓流に沿って下り、戸狩スキー場リフトの施設に到着しました。

目指すとん平まで40分という表記が。
時間は掛かりますが、信越トレイルと合流できるということが分かり安心しました。

途中、星降るキャンプ場　という施設がありました。

スキー場の食堂です。

風穴、大ケヤキ、スカイトップ（現在地）と戸狩トレイルを下ってきたことが分かります。

併設されていた信越トレイルの案内板。

コロナバイオレンスのため密を避けた山岳レジャー行動に人気が高まっていますが、登山やキャンプに行って感染したのでは話になりませんね。
このキャンプ場ならば、離隔が確保できてくつろげると思います。

キャンプ場からとん平に向けたゲレンデの長い登りでは体力を消耗しました。途中、千曲川や飯山市、木島平村方面の遠景を眺望できる箇所がありました。

この地点にやっと着きました。
2年前は関田峠から桂池をピストンで踏破する予定でしたが、行動時間が足りなくなりここで折り返しています。それ以降桂池〜とん平が未踏破区間として残されてしまいました。

帰りは信越トレイルに合流して、本日の周遊は無事に終えました。画像は桂池。
もの凄い暑さで汗びっしょり。帰宅後すぐに冷水で体を洗い、体温を下げました。

感想

ototuma200

これで、信越トレイル　斑尾山〜牧峠　を踏破した。13年掛かりました。

斑尾山　〜　万坂峠　平成26年8月
万坂峠　〜　希望湖　平成20年8月
希望湖　〜　桂池　　平成27年7月
桂池　　〜　とん平　（今回）令和3年8月
とん平　〜　関田峠　令和元年9月
関田峠　〜　牧峠　　平成24年8月
私以外には誰もハイカーはおらず、密を避けた行動ができました。
今後は、信越トレイルが苗場山まで延伸されたことで中越方面にも足を伸ばしてみたいと思っています。
しかし、自由時間が無いのには困った。