八ヶ岳 阿弥陀岳(敗退)

コースタイム
天候 | くもりのち晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2009年03月の天気図 |
コース状況/ 危険箇所等 |
美濃戸-行者小屋間の南沢ルートは凍結していてアイスバーンがとても多い。 アイゼンの着用がお薦め。 |
写真
感想
早朝、八ヶ岳山荘の駐車場にて身支度を整えながらまだ日の出前の空を見上げると星空が余り見えない。どうやら今日は曇り空になのだろう。
5時半過ぎに美濃戸口を発ち、美濃戸に至る林道は所々の坂道で凍結。
されど追い抜くクルマも一台も無かった為、ノンビリと真ん中を歩く。
美濃戸山荘の前のベンチにて小休憩。空も明るくなり始め、阿弥陀岳の山頂付近が遠望できる。雲が掛かっているようだ。多分風も強いだろう。
今回の計画では行者小屋経由で文三郎ルートで中岳を通り阿弥陀岳に至る予定であるが、天候次第で赤岳方面に切り替える必要があるかもしれない。
南沢ルートに入り、ものの十分経たずに滑って転ぶ。
暖冬の影響であろうか、溶けた雪がカチカチに凍っている。
岩場にヒザの下をしたたかに打ち付けてしまった・・・結構いたい。
一番痛いのは冬用パンツのヒザ辺りをザックリ破いてしまった事だ。
幸先の悪さに先を思いやられる。
歩くと至る所にアイスバーンが見られる。
先は長いがココラでアイゼンを履く事にした。
しかしこの転倒がのちの敗退時に大きく影響を与えたのは間違いない。
行者小屋に着く。
幕営は少ないようだ。
依然山頂付近はガスが掛かり見通しは悪い。
下山していく者に聞くと森林限界を超えると風が強くなる、らしい。
行者小屋をあとにし、文三郎尾根ルートに入る。
他の登山客が意外に少ないようだ、すれ違う人も追い抜く人も余りいなかった。
中腹付近にて中岳、阿弥陀岳がガスに包まれ全く山容を拝むことが出来ない。
阿弥陀岳を目指す登山者もいないようだ。
朝一の転倒もあり、すでに心が折れかかった所に輪を掛ける。
やはり赤岳の山頂に目標を変えよう。
文三郎尾根の分岐直下、雲の切れ間から時折見せる赤岳も余り状況はよくないらしい。
分岐の標識を折り返しにサッサと下山することにした。
再び行者小屋に着くととにかく暑い。
やはり暖冬なのであろう、厚手のウェア類はザックに仕舞ってしまえ。
身軽になって再び下山開始。
南沢ルートを歩いて考えの甘さに気付く。
朝方凍ったところは未だにアイスバーンのままである。
もたつく間に次々に抜かれ、再び大転倒・・・。
あーまた破れてしまった。
アイゼン履き直し、ペースを取り戻す。
最初からこうして於けば良かった。
高い授業料になってしまった。
美濃戸山荘前にて小休憩。
マジで暑い、インナーのフリースで十分だ。
林道もワダチが川のように溶けた雪が流れる。
多分一晩でまた凍って他の誰かが転ぶことになるのであろう。
この時期は早めのアイゼンをお薦めする。
大変でしたね。登るよりも林道を歩く方が大変なこともありますね。
私も越百山の林道で3回転んでしまいました。本当にヘルメットをかぶったほうがいいかとも思いました。
ズボンが破れたのは悲しいですね。
riekoさん、こんばんは
コメント有難うございます。
このままではズボンはツギハギだらけになってしまいそうです。
5〜6センチのキズでも結構、空気が漏れていきます。
もう少し丈夫な素材であって欲しいものです。
くれぐれも木の根っこと尖った岩にはご注意下さいね。
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