大帽山(香港最高峰、荃錦公路〜Lead Mine Pass〜新屋家)
- GPS
- 04:07
- 距離
- 11.2km
- 登り
- 544m
- 下り
- 983m
コースタイム
1045大帽山郊野公園遊客中心(Tai Mo Shan Country Park Visitor Center)
1135道路ゲート
1220大帽山頂
1355 Lead Mine Pass(鉛礦坳)
1445新屋家(San Uk Ka)バス停
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
0945尖東駅(MTR西鉄線、HK$10.0(約130円))1000荃湾西駅 1015荃湾西駅(51番バス、HK$8.5)1030郊野公園(Country Park)バス停 out 1445新屋家(San Uk Ka)バス停(ミニバス23K、HK$4.5)1455大埔墟駅 1525大埔墟駅(MTR東鉄線→西鉄線、HK$12.0)1605尖東駅 |
写真
感想
■情報収集
香港の最高峰である大帽山に登ろうと思いたち、日本を発つ前にインターネットで情報を探してみました。
最寄りのバス停までのアクセスとか、山頂までのルートがどんな感じかは分かったのですが、ちゃんとした地図が見つかりませんでした。山頂から先、東側に縦走しようと思っていたのですが、下山口が分からず、どこまで歩けばバス停・駅にたどり着くのかが分からないまま、香港に向かいました。
香港で泊まったホテルで聞いてみても、「大帽山は大変だから勧めない。トラムもあるヴィクトリア・ピークにしたほうがいいよ」といわれるくらい。
ヴィクトリア・ピークにも興味がなくはないのですが、それでも調べてもらって、大帽山の東側にあるLead Mine Passという分岐で北に向かい、大埔墟駅に行くのがいいということを教えてもらいました。
さらに、尖沙咀の本屋さん「Swindon Book Co.Ltd」で 、「The Serious Hiker's Guide to Hong Kong」という英語本を発見。ペーパーバックなのにHK$280(約3,600円)と高かったのですが、購入してみました。
香港の4大トレイル(マクリホース、香港、ウィルソン、ランタオ)の全ルートが載っています。
コースガイドも詳しく、写真も多くて、ガイドブックとして十分な内容です。
ただ、載っている地図に標高線がなくて残念でしたが、それでもネットで探してきた地図よりも分かりやすく、大帽山から東側の縦走路の確認もできました。
■アクセス
往路は大帽山の西側の登山口から登ります。
MTR西鉄線の荃湾西駅のバスターミナルから51番バス(30分に1本程度)に乗ります。
途中、MTR荃湾線の荃湾駅も経由しますので、尖沙咀から荃湾線でも来ることができますが、西鉄線の方が途中の駅が少なくて速いです。
バスは荃錦公路をぐんぐん登り、郊野公園(Country Park)バス停で下車。
次のバス停が英語と中国語で案内されるので分かりやすいです。
運転手さんがちょっと戻ったところが登山口だと教えてくれました。
■大帽山
荃錦公路から東側の山道を進んでいきます。
入口にはマクリホース・トレイルの案内や地図があり、道もはっきりしていて、迷うことはないかと思います。
この山道に並行して車道もあるので、クルマで来ることができます。
10分ほどで郊野公園のヴィジター・センターに到着。トイレがあります。
ヴィジター・センターの内部は香港の生物多様性について、中国語のカラフルな展示がありました。
ヴィジター・センターの左手から、引き続きマクリホース・トレイルを歩きます。
しばらく歩くと山道は終わりになって、そこからは車道歩き。
一般車通行止めのゲートを越え、大帽山に向かってぐねぐねとカーブを繰り返して登ります。
陽射しを遮るものがなくて、暑くてたくさん汗をかきました。
山頂には雲がかかっていましたが、近づくにつれて雲が晴れ、アンテナ施設がはっきり見えてきました。
ただ、山頂一帯はフェンスで囲まれていて、立入禁止。
中には入ることはできず、ピークには立てませんので、ゲートの前で右折する車道に進みます。
■Lead Mine Pass
東側に下りはじめると、前方の眺望が拓けます。
これから辿っていくルートがはっきりと見えて、気持ちのいいトレイルです。
右手には青衣島などの九龍半島の西側が、左手には東側が、振り返ると新界のビル群が遠望できます。
東屋がある休憩ポイントで車道は終わり、ここからまた山道となります。
この休憩ポイントから北側への分岐は、悟桐塞不経瀑布という滝に向かいます。
岩がゴロゴロと転がっていて、スニーカーでは靴底が弱いので足裏が疲れました。
もう少しソールが固い靴を持ってくればよかったかと思いました。
樹木帯に入り、さらに下っていくとLead Mine Pass(鉛礦坳)に着きます。トイレあり。
ここはマクリホース・トレイル(第7ステージと第8ステージの境界)とウィルソン・トレイル(第7ステージの途中)が交差しているポイントです。
かつて鉛鉱山が近くにあり、その搬出ルートだったため、この地名になったという説明看板がありました。
ここから大埔墟駅に向かってウィルソン・トレイルに入り、北側に進みます。
■大埔墟駅
沢沿いを徐々に下っていき、高層ビル群が近づいてきます。
ウィルソン・トレイルもきれいに整備されてます。
車道に出てちょっと歩くと、人家が現れて、新屋家(San Uk Ka)の街に入ります。
右手の変電所の先がミニバスの終点のスペースで、ミニバス23Kがちょうど待っていてすぐに乗ることができました。このスペースは目立たないので、ミニバスが停まっていなければ分かりにくいです。
ただ、200メートルぐらいおきにバス停があるので、ここを通り過ぎても大丈夫かと思います。
大埔墟駅のバスターミナルまで10分ほど。HK$4.5です。
なお、ミニバス23Kは駅が終点ではなく、大埔の市街地まで行きます。
大埔墟駅前のUptown Plazaの「許留山」でマンゴードリンクをいただいてから、MTR東鉄線で帰りました。
■まとめ
日本から持っていくのは大変ですが、できればトレッキングシューズで歩いたほうが楽かと思います。
出会った人は10人ほど。静かに歩くことができました。
今日の行程は4時間10分。休憩は特になし。19,500歩でした。
■時間について
コースタイムは、香港時間で表示をしています。
写真とGPSの時刻は、機器の設定を変えなかったので、日本時間です。
香港時間は日本時間よりも1時間マイナスです。
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