鳳凰三山

コースタイム
鳳凰小屋5:58 地蔵岳6:51 観音岳8:22 薬師岳9:03 発9:35 中道登山口12:06 青木鉱泉着13:00
天候 | 晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2013年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
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コース状況/ 危険箇所等 |
ドンドコ沢は段差がキツク、後半は足にきた。 中道も似たようなものだがドンドコよりは段差は少ないか?ただし大変滑りやすい。 |
写真
感想
10月は連休がなくテント泊できず。ようやく月をまたいで連休があったため、テント泊を計画する。もう11月。雪や氷が気になる。その心配が少なく、高いところで当てはまるのが鳳凰三山しか思いつかず、長くて急な下りが前回痛めた右膝外側にどんな影響を及ぼすか心配ではあるが決行することにした。
が、やはり膝が心配。しかも平日でシーズンオフ間近。途中で動けなくなったら、と思うと躊躇してしまう。そこでサポーターを購入することにした。安物にするつもりだったが、スポーツ用品店にずばり『膝の外側が痛む人用』のサポーターが売っていた。3500円くらいで、靴を脱がないと装着できないタイプだが、ダイレクトに効くものの方が良いだろう、と購入した。
自宅から韮崎は遠い。青木鉱泉のHPに載っていた舗装路から行く。道も1,5車線はあり広くて快適。駐車場には10台くらいか?今日は小屋までなので出発もゆっくり。代金1500円を払って出発。
南精進ヶ滝まではトラバース気味。以前来た時は登山ルートを外れてピストンしたが、新しく道が出来たのか、滝経由で行けるようになっている。が、かなり急でロープもある。ここから段差の大きい急登が始まる。所々記憶にない箇所がある。本来のルートが崩れて作った巻き道らしきところもあり、そういった部分はアップダウンになっている。そのわずかな下りでちょっと膝に違和感が!痛いわけではないが敏感になっている。
標高2000m辺りで2度目の休憩。日陰に腰を下ろすも寒い。わざわざ日向に移った。途中にある2つの滝はパス。そういえば前回もパスしたような記憶がある。五色の滝に到着し、ここもパスするつもりだったが、時間もまだ早いので寄ってみる。まぁ最初は全部の滝をパスするつもりだったので2つも寄れば滝巡りしたと言ってよいでしょう。前回も思ったが、この滝は雰囲気良し。陽気もよく、滝を見ながらぼけーとする。先着の人がおにぎりをくれたのでありがたく頂戴した。
急登をクリアし、やや傾斜が緩むと、足が動かなくなった。今までの大きな段差の登りでダメージを受けた様子。傾斜が緩めばスピードが上がるため足がついていかなくなった。オベリスクが望める平坦地に到着。急ぐわけではないので適当な岩に腰掛けてぼーとする。雲がかかり日陰になると途端に寒くなるので日が当たる岩に移動しながら進む。小屋直前でのんびりするなんて初めてではないか。5時間30弱で鳳凰小屋着。愛想のよいかわいい小屋番さんに迎えられた。
テン場にはすでに一張りのテントが。結局この日は2張りだった。テントを張って寒いのですぐにシュラフに入る。持ってきた本は『槍が岳開山』。面白くて夢中で読んでいたらヘッデンがいるくらいの暗さになってきた。16:30ぐらいから早めの夕食。カップヌードルリフィルのうどん。なかなかグッド。やはりラーメンよりそばやうどんのほうがおいしい。残念ながらビールはきらいなドライしかない。350をちびちび飲み、意外にしっかり電波が入るスマフォをいじっていると20時ぐらいには眠っていた。心配された寒さも問題なかった。最初は足が冷たかったが、汗で冷えていたからだった様子。タイツが完全に乾いたら寒さは感じなかった。一応外した腕時計の温度計では1度ぐらいだった。
目覚ましは5時にセット。起きたのは4時半。もう一つのテントから聞こえてきたアラームで起きた。とはいってもその前からちょこちょこ起きていたから、シュラフから出るのを決心したのが4時半というだけだ。朝ご飯はおにぎりとカップラーメンリフィルのカレー味。こいつはいまいち。次は買わない。夜中にトイレへ起きた時はフライが結露していたが、朝はカラカラに乾いている。起きてから1時間ほどで撤収完了。水場にはつららが。やっぱり寒いのね。
地蔵岳へ向けて出発。いきなりの急登に息が切れる。樹林帯で太陽が昇る。砂場に到着。一番しっかりとしたトレースを進むとずりずりと滑り落ちる。砂が深い。これは下山用やね。トレースはいくつかある。ルートを選べば全く滑らず登りやすい。ニット帽をかぶっているが暑い。地蔵直下でライトシェルも脱いだ。
オベリスクには興味ないのですぐに縦走路へ。稜線に上がると雪をまとった白峰三山が。確か6月だったと思うが、残雪の白峰三山を見たが、気温が低く澄んでいる今日のほうがきれいだ。観音までは急斜面を下り急斜面を登る。結構きつくペース上がらない。登山道には雪が残っている。ひぃひぃ言いながら観音岳へ。少しの休憩で薬師へ向かう。三山では薬師の頂上がお気に入り。広くて山頂という感じではないが、庭園チックで景色が良い。ここで秘密アイテムの膝サポーターを装着。きついサポーターをつけているのだから当然違和感はある。が、すぐに慣れた。
約1700メートルの一気下りへ。足場悪く段差も大きい。木の根っこも石も滑りやすく体力を使う。御座石でストックのゴムキャップが取れているのに気づく。これが幸い、切り株に足を乗っけたらずるっと滑ったが、ストック先端が土に刺さって転倒をくいとめた。膝は痛いが、肝心の右ひざ外側の痛みは全くない。しかし長い。下っても下っても辿りつかない。最後のジグザグは本当につらかった。
心配された右膝も問題なく天気にも恵まれたが、筋肉痛が半端でなく、翌日から3日間ひどい痛みに悩まされた。
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