地獄のしおや100キロウォーク2021

2021年11月06日(土) 〜 2021年11月07日(日)

• GPS: 23:28
• 距離: 99.7km
• 登り: 533m
• 下り: 535m

コースタイム

1日目

• 山行: 20:43
• 休憩: 0:16
• 合計: 20:59

8:02 スタート地点
13:33 13:36 道の駅 湧水の郷しおや
23:59 23:59 宿泊地
2:18 2:31 道の駅 湧水の郷しおや
7:20 ゴール地点

天候

快晴。昼間19℃まで気温は上がり暑いくらい。朝方の冷え込みは6℃。

アクセス

利用交通機関：

自家用車

コース状況／危険箇所等

塩谷町を一筆書きで歩きます。ほぼ舗装路。

写真

11/6 8:30

快晴にめぐまれて8:02スタート。
まずは少し上り坂です。皆元気に歩いています。

11/6 10:24

上り坂からの下り坂。山歩きは無く山裾を歩く程度。アップダウンは最初だけで後はほとんどありません。なにせ100kmですから歩くだけで大変でハードなアップダウンはきつ過ぎです。

11/6 11:59

エイドが7キロ〜10キロほどの間隔で設置されています。水やポカリなどの水分と軽食の提供があり食料などを背負わなくて良いので感謝です。エイド毎にトイレもあります。

11/6 12:24

ホントいいお天気です。こんなにいいお天気なのに何で山じゃなくてアスファルトを歩いているんだろうな〜とつい考えてしまいます。

11/6 13:39

26.8km地点
道の駅『湧水の郷しおや』
塩谷町あげてのイベントなので道の駅の隅にエイドが設置されています。途中の道の駅やコンビニなどで食事などもOKなんですよ。

11/6 13:44

全員完歩のぼりを背負った人発見！
あちらこちらで歩いているようでバッチがいっぱい付いていました。この辺りは休憩ごとに抜きつ抜かれつで歩いています。まだまだ皆元気そう。

11/6 13:48

のぼりおじさん早いです。
まあ私たちは初参加なので完歩が目標。無理しないでマイペースで歩きます。

11/6 14:16

佐貫観音。
塩谷町にこんな場所があるとは知りませんでした。
凄い一枚板がそびえていて中に入れるようです。観光している暇はないのでまた来ます。

11/6 14:18

鬼怒川沿いの紅葉がキレイです。まだ脚にも余裕があります。頑張れ私！

11/6 14:50

稲がたわわに。まだ稲刈り済んでいないところもあるんですね。

11/6 15:20

30Kmを過ぎるとそろそろマメも痛くなってきたぞ〜。何だかお尻辺りも。こんなところでお尻痛いとか完歩出来ないかも。歩き方を少し変えよう。

11/6 15:42

歩き方を変えたおかげで何とか歩けています。良かった。少し日も暮れてきました。

11/6 18:49

良し！50Kmを超えました！やっと半分ですが半分は山でいうと頂上ですから登った山は下りましょう。登って下れなかった山は無いのだ！日も暮れてこれからが本番です。そろそろ人もかなりバラけてきました。

11/6 19:20

夜間に突入し後半のロード標識は電気で光るようになっています。迷うと大変ですからね。ありがたい。

11/7 2:41

暗い田舎道をヘッドライトのみでずっと歩いています。足が疲れて見辛い舗装路の小さな段差につまずくように。真っ暗だしもう写真を撮ってる気力が...

11/7 5:48

夜明けだ！やった〜！
足元も見えて歩きやすくなるぞ。でも寒い。夜明け前の冷え込みに体温が急激に低下。これはヤバい！フラフラな人もいますがリタイアは自己申告制です。それとチェックポイントの時間切れのみ。それに人の心配をしている余裕がありません。

11/7 9:39

最後の試練“低体温”も何とかクリアしてスタート地点の学校に戻って来ました。
メンタルが下がったときにちょいちょい元気ソングを聴きながら歩いていましたが、最後の曲は”ヘッドライトテールライト”感動がこみ上げてきます。

11/7 9:38

ゴール！！凄いぞ！
初参加で100Km完歩！
8:02スタート 07:20ゴール 23時間18分です
完歩と24時間以内という目標を無事達成しました
長い長い戦いでした。

撮影機器：

iPhone 12 mini 128GB au Apple

感想

cocage

しおや100キロウォーク
山のバディが参加するというので一緒に参加してみようかな〜と軽い気持ちで出る事になったのですが、練習してるうちにガチに完歩を目指す気分になり頑張りました。

快晴に恵まれた当日はまずは暑さとの戦いからとなり
20Kmを超えたあたりからはマメとの戦いに
30Km を超えると脚の痛みが加わり...

50kmを超えると日も暮れてしまいました。
田舎道は真っ暗で前を歩く参加者の小さな灯りを蛍さんと名付け、ヘッドライトの灯りでは足元しか見えないので遠くに見える微かな蛍さんを追いかけるように歩きます。そしてコースアウトしないように曲がり角にある電飾の矢印を探します。それでも集中力が切れてきてコースアウトしそうになった個所もありました。後ろにいた人が声を掛けてくれたおかげでなんとかコースに復帰。

60Kmの壁がある。と聞いていました。
60キロ辺りから足が前に進まなくなると
でも今回の目標は完歩ですから60キロ地点は気が付かなかった事にしようと思っていたんです。でも確かに60kmあたりからはもうどう手当てしても無駄なのでマメの手当をするのを止めました。足が痛くてもマメが痛くても気にしない事に。歩けているから大丈夫。きっと。もうあちらこちら痛くてよく分からないのです。エイドで座ったら立ち上がるのも一苦労ですし、一旦立ち止まったら歩き始めるのも一苦労。一人だともう止めているかも。

一定のスピードで歩くよう気を付けて前半は5km/h。少しずつ速度は落ち、多分最後の方は4km/hオーバー程度。普通に歩く速度くらいかな？最後まで5km/hで歩ければエイド休憩含めても21時間で歩けるのですが...早くて22時間、最終目標は24時間以内と決めていました。

でももう70kmを超えてくると、残り30kmだから4km/hで歩いても8時間以内に完歩出来るはず。とか必死に考えて歩いていました。こんなに痛いのに歩き続けているのが不思議でしたから。マゾ？変態？

90kmを超え　そしてついに夜明け。
朝の急激な冷え込みにやられそうになったけど最終兵器カイロのおかげで何とか乗り切り、目標の24時間以内にはゴールできると確信。もう痛みもマヒして気にならなくなり。右足と左足が交互に前に出ていたらそのうちゴール出来るという悟りの境地に。

99kmの標識を見た時は感動しました。
100kmが残り1kmなんです！

そしてゴール！
23時間18分の試練は終わりを告げたのでありました。

100キロウォーク。きっと変態の集まりですね
本当に大変でした。終わってから足が上がらず車に乗るのも一苦労です。
横になっても脚が動かず寝返りすらうてません。マメは巨大血豆になっていました。

でも　感想はと聞かれたら
とても面白かった。楽しかった。と

コロナのため4月の大会は11月となり、感染症対策のためスタート前のセレモニーもゴールの後の表彰式も無しでした。でもそんなものが無くても、今回私は完歩したのだという満足感でいっぱいです。


町をあげてのイベントで民家の私設エイドなどもありました。あちらこちらで応援もして頂き嬉しかったです。大会関係者や塩谷町の方々に感謝です。初めての挑戦でしたが天候にも恵まれたおかげで完歩出来たと思っています。それにバディに誘ってもらいそして共にゴール出来て良かったです。



さて私の挑戦は終わりました
次はのんびり山行がいいな
そうしよう　やっぱり山が好き

コメント

茂は揚げ物

お疲れ様でした。いつの間にかこんなに写真を撮っていたんですね。たぶん一人では幸せの黄色いバスに乗っていたかもしれません。変態イベント？に付き合ってくれてありがとう！疲れが取れるまで次の山は緩く行きましょう

cocage

sigeaklさん次は山と温泉を楽しみましょう