荒木町界隈〜いにしえの花街を歩く〜

2013年12月22日(日) [日帰り]

• GPS: --:--
• 距離: 8.1km
• 登り: 22m
• 下り: 5m

コースタイム

13：00集合
16：00解散

天候

晴れ

アクセス

利用交通機関：

電車

[往路]東伏見++高田馬場++新宿++信濃町
[復路]四ツ谷3丁目++四ツ谷++新宿++高田馬場++東伏見

コース状況／危険箇所等

特に問題なし。

写真

12/21 13:14

信濃町駅で降りてまずは鮫ガ橋せきとめ神のところに来ました。ここに流れをせき止める「堰」があって堰止めだったのが、いつのまにかごほんごほんの咳止めとなったようです。おもしろいデスね。

12/21 13:14

ちゃんと赤字が入ったよく管理されている石碑です。

12/21 13:18

丁寧な説明がありました。「鮫ヶ橋」の由来は不明だがその名をつけた橋はここにあり、その下を桜川という名前の川が流れて溜池へと繋がっていたということです。「今昔重ね地図」によると、ここは若葉町界隈からの川の流れがあった場所であり、こも流れはそのまま赤坂離宮方面へと行っています。

12/21 13:30

JR中央線のガードをくぐります。

12/21 13:30

ガードをくぐってすぐにこの出羽坂がありました。写真の左の高台がJRの線路。それと並行してありました。

12/21 13:33

狭い路地を歩きます。むかしの桜川の流の跡でしょうか。

12/21 13:36

支谷の斜面から尾根上には聖教新聞系の施設がいっぱいありますね。

12/21 13:37

これも立派な聖教新聞本社。さすが創価学会。

12/21 13:38

ここです。

12/21 13:41

尾根を乗り越えて、もうひとつ北側の支谷の谷頭には若葉公園があります。いかにも谷底のじめじめした感じの公園です。

12/21 13:43

谷の滲出した水を溜める機能がこの公園にはあるようでした。

12/21 13:46

若葉公園の銘盤。

12/21 13:46

若葉公園から闇坂（くらやみざか）を登ります。けっこう急で狭い道なのに驚かされました。

12/21 13:47

登りついた尾根上に標柱がありました。

12/21 13:47

樹木が生い茂り非常に暗かったのでそう呼ばれたようです。

12/21 13:47

このあたり寺が非常に多いですね。

12/21 13:48

この寺には榊原鍵吉の墓もあるようです。

12/21 13:52

ここにも寺が…。

12/21 13:53

ふたたび暗闇坂に戻ってきました。その降り口にあったとあるお宅。玄関に狛犬があってびっくりしました。

12/21 13:55

ウバメガシはよく伊豆の方の稜線に生えていますね。

12/21 14:03

民家の壁にあった不思議なモノ。これまさにトマソン的…。ひねったら…家の中水浸し？

12/21 14:04

”トマソン”路地の奥にあった小祠

12/21 14:06

若葉町の昔の流れの名残りを行きます。

12/21 14:06

ぞろぞろと行きます。

12/21 14:07

須賀神社につきました。

12/21 14:11

これが須賀神社の主殿

12/21 14:13

36歌仙の画が残っているそうです。東京大空襲でみな焼けたが、これだけは金庫にあって助かったそうです。良かったですね。

12/21 14:14

お正月に備えて神社の境内の一部を使って門松づくり。ご苦労さまです。

12/21 14:22

神社から下りたところ。高台にあるのが神社。右手の標柱が谷底の寺。どういうわけか、高台には神社、低いところには寺があるんだなー。

12/21 14:24

12/21 14:27

眞英寺からのスリバチ風景

12/21 14:30

眞英寺の標柱です。

12/21 14:34

四ツ谷大通り（新宿通り）を横切り、いよいよ荒木町へと入っていきます。津之守坂とは、松平摂津守からきています。

12/21 14:35

車力門通りを下ります。江戸時代、徳川家康の九男、尾張藩主義直の長男光友の次男で、美濃国高須藩（現在の岐阜県海津市付近を領地とした藩）主である松平摂津守義行を祖とする藩の屋敷が、現在の荒木町一帯にあり、屋敷の門が「車力門」と呼ばれていました。

12/21 14:38

坊主バー。いいな〜。

12/21 14:39

12/21 14:45

荒木町に2つだけある民有燈。修理費用が出せず撤去の憂き目にあっているそう。こういったものはぜひ残したいものですね。写真は、民有燈の柱につけられた国旗などを差す金具。祝日に国旗を出す習慣もすっかり廃れてしまいました。

12/21 14:45

「残念ながら撤去決定」の文字が民有燈に張ってありました。ホント残念！

12/21 14:46

四ツ谷大通り（新宿通り）にはかつて都電が走っていました。その敷石をこうして荒木町の道路に使っています。

12/21 14:47

モンマルトルの坂と呼んでいる階段。なにか風情があっていいですね。

12/21 14:50

策（むち）の池に着きました。かつてこのあたりは美濃国高須藩松平摂津守の屋敷と庭園があったところで、このあたりには広大な池がありました。いまでもその名残がこうして策の池として残されています。池の向こう側は5mほどの滝の滝つぼだったそうです。なんだか水流の音が聞こえそうなそんな気がしました。

12/21 14:51

策の池のわきにあった説明板。

12/21 14:53

仲坂といいます。もともとあった策の池からの川の流れを堤防を作って堰き止めて庭園の池を作りました。その堤防に登る坂ということになります。

12/21 15:03

スリバチの底は深く、スリバチの縁は高い…の法則！　都市被覆スリバチ強調2次曲線！

12/21 15:07

むかしの料亭です。今は静かに・・・・。

12/21 15:08

営業しているようでした。風情がありますね。荒木町スリバチの一風景。

12/21 15:15

12/21 15:18

階段フェチには垂涎の的…だそう。う〜ん。

12/21 15:21

ブラタモリでも放送されたとか…。

12/21 15:25

12/21 15:27

ここを歩きました。

12/21 15:28

昔のクルマ止めの石碑が。

12/21 15:32

12/21 15:50

曙橋の下に来ました。ラーメン構造。ピン構造。

12/21 15:55

あけぼの橋通りも立派な谷地形です。

12/21 15:57

その谷地形の両側に広がる魅惑的階段その1

12/21 16:00

逆側の懐古趣味的階段その2

撮影機器：

FinePix F770EXR 富士フイルム

感想

Junjapa

　新潮社がもよおしている新潮講座「東京スリバチ地形散歩」の野外講座の2回目。
　今回は、荒木町界隈が舞台。

　信濃町を出発してせきどめ神社から若葉3丁目から1丁目を歩いたあと甲州街道を超えて1級スリバチと言われる荒木町を歩いた。

　江戸時代には松平摂津守の上屋敷。
　そのあとは花街。多くの芸者さんがいたといいます。
　戦災で焼けてからは廃れていまは民家やマンションが建ち並んでいますが、それでも花街のよすがをかいま見ることができました。

コメント

rickle

地元がヤマレコに！
この近辺に住んでいます(笑)
まさか、地元がヤマレコに出るなんて思ってもいませんでした

毎日通っている景色も、写真で見ると新鮮ですね

荒木町には流しのギターの方もいますので、夜の荒木町も是非楽しんでください

次回は、左門町のお岩稲荷にも是非お立ち寄りくださいね

Junjapa

ありがとうございます！
コメントありがとうございます。
近くにお住まいなんですか〜！？
よいところですネ！　気に入りました。

わたしにとっては東京の台地や谷もヤマです。
荒木町も楽しい窪地でした。
策の池も印象的でよかったです。

お岩稲荷は行く時間がなかったので次回是非！
ありがとうございました。