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記録ID: 387623
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トレイルラン
関東

裏日立アルプストレイル:鉄索遺構と金山周回

2013年12月30日(月) [日帰り]
 - 拍手
finegreen その他1人
体力度
3
日帰りが可能
GPS
05:37
距離
17.0km
登り
742m
下り
731m
過去天気図(気象庁) 2013年12月の天気図
アクセス
北の沢。鮎川右岸。今は倉庫になっているが、ここが鉄索の始点と推測
2013年12月30日 20:47撮影 by  Canon IXY 430F, Canon
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12/30 20:47
北の沢。鮎川右岸。今は倉庫になっているが、ここが鉄索の始点と推測
すぐ近くに市民の森へのトレイル入口。このルートは地形図の破線とは違います。地形図にはない道ですが、以前、地元の人に聞いた話では、鉄索に沿うトレイルとのことです。
2013年12月30日 20:47撮影 by  Canon IXY 430F, Canon
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12/30 20:47
すぐ近くに市民の森へのトレイル入口。このルートは地形図の破線とは違います。地形図にはない道ですが、以前、地元の人に聞いた話では、鉄索に沿うトレイルとのことです。
谷部を進みます。谷の間は整地されていて、昔は家屋か畑があったような感じです。
2013年12月30日 20:47撮影 by  Canon IXY 430F, Canon
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12/30 20:47
谷部を進みます。谷の間は整地されていて、昔は家屋か畑があったような感じです。
コンクリートの角柱。傾いているのではなく、最初から傾いたもの。
2013年12月30日 20:47撮影 by  Canon IXY 430F, Canon
12/30 20:47
コンクリートの角柱。傾いているのではなく、最初から傾いたもの。
コンクリートの角柱はこの1本だけでしたが、その他、地面にコンクリートの基礎が4つ存在し、鉄索の鉄塔基礎の遺構と推測しました。
2013年12月30日 20:48撮影 by  Canon IXY 430F, Canon
12/30 20:48
コンクリートの角柱はこの1本だけでしたが、その他、地面にコンクリートの基礎が4つ存在し、鉄索の鉄塔基礎の遺構と推測しました。
高鈴山登山道に出ます。
2013年12月30日 20:48撮影 by  Canon IXY 430F, Canon
12/30 20:48
高鈴山登山道に出ます。
助川山へのトレイルを少し戻ります。左の道を行く。
2013年12月30日 20:48撮影 by  Canon IXY 430F, Canon
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助川山へのトレイルを少し戻ります。左の道を行く。
金山へ続く地形図破線ルートへの分岐。写真はちょっと行き過ぎて助川山方面から撮影
2013年12月30日 20:48撮影 by  Canon IXY 430F, Canon
12/30 20:48
金山へ続く地形図破線ルートへの分岐。写真はちょっと行き過ぎて助川山方面から撮影
ルートは最初は低木と倒木で行く手を拒んでいます。
2013年12月30日 20:48撮影 by  Canon IXY 430F, Canon
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12/30 20:48
ルートは最初は低木と倒木で行く手を拒んでいます。
尾根伝いに入っていくとこういう部分もあります。
2013年12月30日 20:48撮影 by  Canon IXY 430F, Canon
12/30 20:48
尾根伝いに入っていくとこういう部分もあります。
歩きやすい場所もありますが、まぁ、歩きにくい場所では写真を撮る余裕もないです。
2013年12月30日 20:48撮影 by  Canon IXY 430F, Canon
12/30 20:48
歩きやすい場所もありますが、まぁ、歩きにくい場所では写真を撮る余裕もないです。
今日もいいお天気で助かりました。
2013年12月30日 20:48撮影 by  Canon IXY 430F, Canon
12/30 20:48
今日もいいお天気で助かりました。
尾根を下るけど・・・かなり急。
2013年12月30日 20:49撮影 by  Canon IXY 430F, Canon
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尾根を下るけど・・・かなり急。
ルートも不明瞭。
2013年12月30日 20:49撮影 by  Canon IXY 430F, Canon
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ルートも不明瞭。
数沢川が見えました。
2013年12月30日 20:49撮影 by  Canon IXY 430F, Canon
12/30 20:49
数沢川が見えました。
破線ルートとは逆に上流側と渡渉しました。もうルートはどうでもよく早く対岸へ(汗)
2013年12月30日 20:49撮影 by  Canon IXY 430F, Canon
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12/30 20:49
破線ルートとは逆に上流側と渡渉しました。もうルートはどうでもよく早く対岸へ(汗)
金山林道に出ました。一息入れました。
2013年12月30日 20:49撮影 by  Canon IXY 430F, Canon
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金山林道に出ました。一息入れました。
さてお次は・・・このはしごを登って斜面に取り付きます。
2013年12月30日 21:07撮影 by  Canon IXY 430F, Canon
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さてお次は・・・このはしごを登って斜面に取り付きます。
急登。上を目指す!
2013年12月30日 21:08撮影 by  Canon IXY 430F, Canon
12/30 21:08
急登。上を目指す!
傾斜が緩やかになると道も見えてくるような・・・
2013年12月30日 21:08撮影 by  Canon IXY 430F, Canon
12/30 21:08
傾斜が緩やかになると道も見えてくるような・・・
一応破線ルートに乗っているはず。
2013年12月30日 21:08撮影 by  Canon IXY 430F, Canon
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一応破線ルートに乗っているはず。
採石場?というより、採石後の廃棄場でしょうか?
2013年12月30日 21:08撮影 by  Canon IXY 430F, Canon
12/30 21:08
採石場?というより、採石後の廃棄場でしょうか?
トレイルはありますが、低木、倒木により行く手を阻まれること幾多。
2013年12月30日 21:09撮影 by  Canon IXY 430F, Canon
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トレイルはありますが、低木、倒木により行く手を阻まれること幾多。
がんばります。
2013年12月30日 21:09撮影 by  Canon IXY 430F, Canon
12/30 21:09
がんばります。
林道に出ました。
2013年12月30日 21:09撮影 by  Canon IXY 430F, Canon
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林道に出ました。
さらに破線ルートへ
2013年12月30日 21:09撮影 by  Canon IXY 430F, Canon
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さらに破線ルートへ
オブジェ???助川山〜高鈴山ルートの車の次に来る自転車の謎。
2013年12月30日 21:09撮影 by  Canon IXY 430F, Canon
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12/30 21:09
オブジェ???助川山〜高鈴山ルートの車の次に来る自転車の謎。
明瞭な道が見えます。もちろん走れません。
2013年12月30日 21:10撮影 by  Canon IXY 430F, Canon
12/30 21:10
明瞭な道が見えます。もちろん走れません。
林道を横切ります。
2013年12月30日 21:10撮影 by  Canon IXY 430F, Canon
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林道を横切ります。
無名峰へ向かいます。
2013年12月30日 21:10撮影 by  Canon IXY 430F, Canon
12/30 21:10
無名峰へ向かいます。
大煙突後継塔と海が見えます。
2013年12月30日 21:10撮影 by  Canon IXY 430F, Canon
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12/30 21:10
大煙突後継塔と海が見えます。
昔道跡
2013年12月30日 21:10撮影 by  Canon IXY 430F, Canon
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昔道跡
昔道跡
2013年12月30日 21:10撮影 by  Canon IXY 430F, Canon
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昔道跡
登ります。
2013年12月30日 21:11撮影 by  Canon IXY 430F, Canon
12/30 21:11
登ります。
振り返って太平洋
2013年12月30日 21:11撮影 by  Canon IXY 430F, Canon
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振り返って太平洋
さらに登ります。
2013年12月30日 21:11撮影 by  Canon IXY 430F, Canon
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さらに登ります。
一旦落ちてのトレイル。
2013年12月30日 21:11撮影 by  Canon IXY 430F, Canon
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一旦落ちてのトレイル。
無名峰到着
2013年12月30日 21:11撮影 by  Canon IXY 430F, Canon
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無名峰到着
無名峰からの道。前回とは逆コース
2013年12月30日 21:11撮影 by  Canon IXY 430F, Canon
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無名峰からの道。前回とは逆コース
林道に出た〜。この後は正常ルートへ。途中、今回たどれなかった破線ルートと金山ルートを確認。次回の宿題。
2013年12月30日 21:11撮影 by  Canon IXY 430F, Canon
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林道に出た〜。この後は正常ルートへ。途中、今回たどれなかった破線ルートと金山ルートを確認。次回の宿題。
無事下山しました。
2013年12月30日 21:12撮影 by  Canon IXY 430F, Canon
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無事下山しました。
撮影機器:

感想

日立アルプストレイル 裏バージョン

本日のテーマは2つ。
ひとつは、諏訪鉱山から大雄院へ伸びていた鉄索遺構を見付けること
もうひとつは、金山周辺の地形図破線ルートを辿ること

一応、2つの目的は一応達成できたと思います。

諏訪鉱山から大雄院へ伸びていた鉄索。
「鉱山と市民」(1988)の記録によれば、北の沢にある諏訪鉱山から本山の大雄院精錬所まで
鉄索により鉱石を運搬していたとのことでした。
この鉄索は1919年完成し、1960年代前半まで利用されたようです。
それ以前は人が馬に大八車を付けて鮎川沿いで山を下り下孫駅(現在の常陸多賀駅)まで運び、
鉄索廃止後はトラック輸送に切り替わり、現在はその姿は残っていません。

過去の地形図(旧版地形図)を調べたところ昭和5年修正測量の5万分の1地形図にのみ、
諏訪鉱山から大雄院精錬所まで一直線に伸びる鉄索道が記載されていました。
この情報を頼りに、今回の予定ルートと鉄索道との交点付近に遺構が無いかを調べながら進みました。

結果としては、鉄索の始点(鉱石を積む場所)と思われる場所と、
(最初の)鉄索鉄塔の遺構を見出すことができたものの、
そこから大雄院への中間鉄塔の遺構は見出すことができませんでした。
最初の遺構はコンクリート柱が残っていた御蔭で見出すことができたのですが、
それ以外はコンクリートの基礎部分のみ。
もし、柱がなければ、落ち葉などで覆い隠され見出すことができなかったでしょう。
他の鉄塔ももう少し当時の配置の情報を収集した上で見出すことが必要なようです。
(もうやらないと思いますが)


一方、金山周辺の地形図破線ルートは、概ねたどれたと思います。
ただトレイルは見えているものの新たに育った低木や倒木により
幾度となく迂回しなくてはいけない場所が多数あり難儀しました。
もう行かないかなぁ〜。
でも、この破線ルートが今も残っていたら、いい感じで周回できるのに・・・
復活できないかなぁ〜とも思っていたりします。

それからもうひとつ。
金山林道からもう1つの林道へ抜けるトレイル。
この存在価値がよくわかりませんでした。
この先に大雄院へ抜けるトレイルがあれば、
大雄院〜金山〜北の沢(旧諏訪鉱山)と繋がるルートになりそうですが、
その存在はまだ今のところ見つけていません。

大雄院から県道を本山へ少し登ったところにある金山入口というバス停。
この名前は略称で「金山隧道入口」のことではないのだろうか?というのが今のところの予想です。

金山入口というバス停と思われる場所とかみすわ山荘から少し下ったとこを繋ぐ隧道(昭和16年完成?)があり、
「鉱山と市民」によれば、宮田川の水では機械が痛むため鮎川の水を本山の硫酸工場へ導水したとのことで、
水道としては現在も動いているようです。また、この水道のため、諏訪ダムが建設されたとか。
昔は、この隧道を人が通れたそうで、40分ぐらいで隧道を抜けられたそうです。

地上を大雄院〜金山〜北の沢を繋ぐトレイルがあるとすれば、鉄索の管理道ぐらいだろうか?
今後機会があれば、大雄院側の鉄索道を確認したいと思います。

しかし、鉄索道完成より前の地図にも本日辿ったトレイルが記載されていることを考えると、
集落あるいは(炭焼き場とかの)作業場を繋ぐルートだった可能性も残ります。
赤沢銅山から日立鉱山の発展に伴い、
拡大した煙害により集落が集団移転していたこともあるようですので、
集落は既に無くなってしまったが、地図上にルートは残ったままということも考えられます。
もっと古い書物などから情報を集めてみることも必要かもしれません。

謎は深まるばかり?


本日の山行のほとんどは走れず、歩くことすらままならず。
普段何気なく走っている走れるトレイルの有り難みを改めて感じる山行にもなりました。

多謝。


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コメント

本年も「裏」をよろしくお願いいたします
finegreenさん、こんにちは。裏ファンのkilkennyです。遅レスですみません。
金山隧道に関する「鉱山と市民」の記述、小生も読みました。入口と出口の「前山坑のずっと先の方」(諏訪側)や「牛小屋のずっと上の方」(本山側)って何処なんでしょうね?
瀬谷房之助著「地名を訪ねて」(筑波書林、1987)によれば、昔の入四間への山越えルートは現在の成沢団地や高鈴団地から高鈴山北の日立アルプスを経由するのが一般的だったようですね。写真25-40は高鈴団地ルートの一部なんでしょうかね。金山隧道ができる前、北の沢の人々は、破線の道から写真8-25を経て高鈴団地ルートで共楽館界隈に出てきたのではないでしょうか。
2014/1/5 0:50
「裏」は冬季限定で
kilkennyさん、こんにちは。
今年もよろしくお願いします。

貴重な情報ありがとうございました。私も「前山坑のずっと先の方」と「牛小屋のずっと上の方」は、今じゃよく分からないぞ!って読んでて独りツッコミしてました。
諏訪側は、前山坑と言うからには鉱口が複数あったんでしょうね。一箇所だけ鮎川沿いにある場所しか知りませんが、もしそうなら諏訪鉱山の上側になるのかと推測しています。水道の取水場がかみすわ山荘の下にあり、かつ、ポンプ圧送じゃなく自由流下だと思いますので、その取水場から下流側にあると思いますが、丁度、隧道があると思われる山の斜面の方には民家がありますので、確認することができませんでした。人がいればお話を伺おうと思っていますが、未だそのチャンスはありません。
一方、大雄院側は金山入口バス停からの沢沿いにあるのかと思います。諏訪側より標高が低く、バス停までの場所が、大雄院側の隧道口だと考えています。
あくまで憶測ですが、大雄院側はちょっと確かめるチャンスが無いですね〜。隧道通れればいいんですが
2014/1/5 14:48
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

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