ヌク沢左俣右沢
コースタイム
過去天気図(気象庁) | 2005年08月の天気図 |
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写真
感想
22:30新宿駅集合、道の駅みとみへ。
5:30起床、天気は良く、駐車場から木賊山や鶏冠山が良く見える。道の駅から西沢渓谷入口の駐車場に車を移動させ出発。明るくなって既に気温が上がり始めている中、林道を歩き入渓点へ。
沢に入ってすぐのところにある堰提を右から越えてしばらくは河原歩きが続くが、まだ朝も早く、日の光が差し込まないこともあってか暗い渓相でやや不気味な感じである。途中鹿の親子を見かけたりしながらしばらく進むと4,5mの小滝が出てくる。ここを越えて行くと近丸新道と合流する。ネットで報告を見るとここまでが下流部であり、次の中流部からは嫌になるくらい堰提が現れ、いちいち越えるのも大変であり、ある意味核心部であるというが、ここから見ると、確かに目の前には巨大な堰提がそびえ立っている。良くこんなところに作るなっていうくらい大きい。ここは右から大高巻き。しばらく進むとまた堰提、堰提。結局、5つもあった。一体何のために作っているのか良く分からない。最後の堰提を越えたところで二俣となる。右俣は堰提を越えた直後にあり、うっかりすると見過ごしそうな感じ。さてここからは左俣に入り、ナメとナメ滝が続く美しい景観を成す。軽快に遡行を続け、奥の二俣から右沢に入る。右沢は左沢に比べてヤブに覆われた感があり、左沢に誘い込まれがちなので注意。
奥の二俣からもしばらくは小さなナメ滝が続くが、徐々に傾斜が増し、大きな滝が現れ始める。今までの穏やかな雰囲気から一気に豪快な滝登りの様相になり、3段50mの滝を越えるといよいよ大滝の登場である。大滝は下段100m、中段80m、上段80mで合計260mらしい。エアリアには「幻の滝」と表記されているが、麓からは見ることが出来ないところにこんなにも大きな滝がひっそりとあるのは面白い。それにしてもスケールが大き過ぎていまいちピンと来ない。下段はそれほど傾斜がきつくないのでノーザイルで登る。中段は立っていて幅も広く、かなり威圧的である。ここはザイルを出し、Iさんリードで登る。まずは中央のクラック沿いを行き、テラスに出る。そこで一度ピッチを切り、次は右のルンゼ状のところを登る。これで中段は終了。上段は下段と同じような感じで傾斜の緩く、狭い流れであり、ここもノーザイルで抜ける。大滝のあとは再びナメとなり、やがて一気に源頭の様相となる。左右に大きなガレが出て来たところで支尾根に取り付きヤブを漕いで縦走路に出た。そこからは近丸新道を経由して下山した。
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