カルストの風景 平尾台(周防台〜偽水晶山〜貫山〜大平山) ここにしかない風景
- GPS
- --:--
- 距離
- 11.1km
- 登り
- 790m
- 下り
- 795m
コースタイム
8:45 周防台分岐
9:03 周防台
9:40 NTT西日本鉄塔
9:54 偽水晶山
10:54 貫山(九州百名山)
11:12 四方台
11:44 大平山
12:38 茶ヶ床園地駐車場
天候 | 快晴、稜線付近は強風 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
きれいなトイレがあるが紙はない。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
駐車場から鉄塔までは舗装道路が整備されています。そこのみを歩くのであれば(そういうレポートもありますが)、運動靴でも引きだと思いますが。それ以外のルートに入っていくのであれば登山靴、ダブルストックがあるとよい。 笹を刈ったあとを踏みながら登っているルートが多いので、運動靴では穴が開いてしまいそう。 また、偽水晶山に向かう道ではヤブ漕ぎもある。夏はクモが多そうである。 結構な急登も多い。 |
写真
感想
新年初登りは、旅行中の九州でした。日本三大カルスト地形である平尾台に行ってきました。石灰岩地形であるカルスト地形は風景として非常に独特で、石灰岩の白、ドリーネやポリエ(石灰岩の風化によりできた窪地)の黒、そして笹の黄色、緑などの色が鮮やかです。
今回は茶ヶ園駐車場に車を停めて周回しながら平尾台を楽しんだ。なお、貫山近辺はカルスト地形ではないのであるが、ここに来る人の半分近くは貫山まで出かけるのではないかと思う。実際何の情報もなく看板と風景のみを頼りにしてきた私も、貫山の風景を見て「あそこに行ってみたい」と思い結局行ってきた。
登山道の基本は鉄塔まで続く舗装道路。そこを基本に右へ左へバリエーションルートを探ります、そして貫山以外では駐車場が見ているので安心して登ることができます。今回私が行ったピークは、舗装道を登りながら「かっこいい」「行ってみたい」と思った山山なんです。
まずは、舗装道路を登りながら右にある周防台に向かいます。いきなりの直登、それも急登。朝から息が上がります。直前のピークからいったん少し下り最後の登りを超えたところに周防台はありました。ここらへんの登山道は幅10mくらいあって笹が刈ってありました、どうしてこんな登山道にしたのでしょうかね。この山塊ではほかにもこのような登山道が出てきます。トレラン用?モトクロス用?といろいろ考えたが結局わからず・・・。土のところは良いのですが基本は笹の根っこが残っているのでスニーカーなどでは踏み抜いてしまうかも、バリエーションルートであれば登山靴は必須ですね。
周防台からは南向けの眺望がよく、平尾台全景が良くわかります。
広い登山道を舗装道路まで下り、鉄塔まで登ります。NTT西日本の鉄塔ともう一つ別の鉄塔の2つが立っています。このような人工物をよしとするか、ううむと思うか・・・
そこの看板には「左、貫山、右、水晶山」と書いてありました。見てみると両方とも良さげな山、先ずは水晶山に登ってみることにしました。稜線になると風が強いです。ヤブ漕ぎをしながら一つ目のピークへ、たぶんここが水晶山だと思い看板を見てみると「偽水晶山」・・・。おお、さらに先なのか・・・と思い2つ目のピークへ・・・無名峰・・・そして痩せ尾根を下ったところで倒木が・・・。とても一人では動かせそうにない、そして痩せ尾根なので巻けない。そこで水晶山は撤退したのでした。でも、貫山から見ると偽水晶山が一番かっこいいんですよね。
その後は貫山に向かいます。またまた出てきました広い登山道を登ります。降りてきたおじさんに話を聞くと20分ぐらいで行けるよとのこと、それじゃあ行ってみようか。山頂ではカップルが休んでいた。私もポカリスエットを飲み写真を撮る、北九州の街並みがいいですね。
下りが快調、あっという間に水晶山方面と大平山方面への分岐にたどりつく。大平山は本当にカルスト地形ですね。大きな石灰岩がたくさん見えて、これぞここを歩く醍醐味ですね。そして左側には駐車場も見えています。安心して気楽に登ることができました。いやあ、いいですねえ。このころになると登山者も結構おり、立ち止まって話をする機会も多かったです。
そして楽しい気分で大平山山頂へ。ここでも、これから貫山方面に向かう男性登山者と話をする。もう私は降りるだけである。
さて、どの方向から降りようか。いったん戻って中峠方向へ降りようか、それとも下りてしまって林道を歩こうか。そして、私は後者を選択する。大平山からは林道もすべて見えているのである。
しかし、実際降りてみると結構大変で、アップダウンを繰り返し、ヤブ漕ぎを繰り返していた。すると朽ち果てた車を発見、昨年も2台朽ち果てた車を見た(焼岳、やすらぎの小径)が、今年の初登りでも見たことになる。
その後、中峠までの登山道に合流し(元からそちらに戻っていればあっという間だったろうに・・)駐車場までの近道を通り、茶ヶ園駐車場にたどり着く。いやあ、結構歩いた新年初歩きであった。
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