日本雪崩ネットワークベーシック・セーフティキャンプ(BSC)

過去天気図(気象庁) | 2022年01月の天気図 |
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写真
感想
今シーズンが雪山デビューで右も左もわかってないけどやる気だけは十分にパイセンがすごくおすすめというのを聞き同期の二人と雪崩講習に参加した。
事前にテキストとeラーニングで勉強して、
1日目の午前は座学で予習してきた内容をもっと丁寧に写真や映像とともにレクチャー。どこで雪崩が発生しそうか、どのルートを通れば雪崩にあう要素が減るのかをワークしたりディスカッションしたり。午後からは近くで雪の層がどんな状態か確認したり、ビーコンを探してみる簡単な実習。
2日目は栂池高原でゴンドラで上がっていったところからワカンやスノーシューで入っていき、雪崩がどこで起きそうか地形を実際に見ながら歩くルートを考えたり、前日同様雪の状態を見たり、雪崩にあった場合の捜索。一人を探すのではなくて、複数を探す。中にはビーコンがない人もいるかもしれない想定などあったり。
かなり深く埋まった場合確かにこの下にいるはずとは考えられるけど、なかなかプローブで確認するのが難しい。しかも助かる確率の高い15分以内8人ほどで探したけど、この場合俯瞰でみることができるリーダーが重要になってくることを感じた。とっさの時にそれができるか。。。。それはトレーニングを積むしかない。
今シーズンからの雪山登山デビューでまだ12月の雪訓練ぐらいしか雪山歩きを体験しておらず、雪山山行の計画もまだままならない自分にしては随分レベル高いものに参加してしまった気がする。いろんな雪山の地形や雪質をこれからたくさん体験して点と点を結んで線にし、面にして行けたらなあと思う。
雪山登山の人とバックカントリーの人では雪山に対するスタンスが大分違うのかなあと思ったりもした。バックカントリーは雪崩起きるリスク高すぎ。雪崩にあわないためには山に入らないのが一番な気がしてしまったり。
まあ、色々思うところはあったけど勉強になりました。
JANのBSCに同期3人で参加。
雪崩のリスク、雪崩に遭遇した時の対応、雪質の見分け方など、書物などで知ってはいたものの、イマイチ知識として身につけられないというか、使える情報になっていなかったもの。
今回の講習で、雪崩地形について改めておさらいできたのと、コンプレッションテストのやり方、雪崩れる時の様子などを、テキスト、動画、実地と色々なソースを使って繰り返し学べたことでかなり理解が深まった。
また、Beacon捜索も、これまでに経験した一応使い方覚えてやってみようね、というレベルではなく、かなり実践的な内容で、広範囲に複数の要救助者が埋もれている想定で、生命維持可能な15分以内に発見、救助するという緊張感の中で訓練できたことはホントに良かった。
大変だったし、すごい緊張感。特にBeaconが反応してるのにプローブがなかなかヒットしないとかなり焦る。リーダーの役割がかなり重要なことも確認。全体の捜索効率に大きく影響。
でも、実際に遭遇した場合にあれだけ冷静かつ効果的に救助活動ができるのか。。。継続的な復習と訓練が大事だなと感じました。
でも、雪崩に遭遇しないようにするのが一番!
日本雪崩ネットワークという組織の存在を知ったのはつい最近。山岳会のBCをやる先輩から「オススメします」とのことで、白馬はちょっと遠いけどな〜と思いつつ申込み。結果、同期3人での参加となりました。
事前に書籍とeラーニングでやった内容をなぞりつつ、更に詳しく(写真を見てどこが雪崩の危険率が高いか見分けるとか)各論で座講を受け、その後近くの積雪を実際に観察。まとめをやって初日は終了。
2日目はゴンドラで栂池高原の上まで上がり、スノーシューやワカンで林間に入っての実地研修。昨日の積雪状況の観察の更に詳しいものと、コンプレッションテストなどのやり方。そしてビーコンとプローブを使い、傾斜地で捜索実習。今まで、山岳会の雪上訓練や、有料スクールなどでビーコンの実習はやりましたが、今回のが一番実際の雪崩捜索に近いのではと思われました。
ターゲットとなるビーコンの埋め方もノウハウがあるのですね。
下山して再び座講会場でまとめをやり終了。
全体を通して感じたのは、登山とBCどちらも雪崩リスクはあるものの、対応の仕方に違いがある。(基本的なベースは同じ)
そして、確実に安全を目指すのであれば雪山登山自体をやるかどうかとなってしまうけど、どれだけ雪崩リスクを減らせるか判断していくのかが大事であり、そのための情報取得の手を拡げられるかという事かと。
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