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記録ID: 3925844
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ハイキング
東海

娘と歩く東海道五十三次その10・四日市宿→桑名宿

2022年01月15日(土) [日帰り]
 - 拍手
子連れ登山 yaonyaosuke2 その他1人
体力度
1
日帰りが可能
GPS
06:03
距離
18.1km
登り
12m
下り
8m
歩くペース
ゆっくり
1.51.6
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
5:35
休憩
1:17
合計
6:52
8:54
21
スタート地点
9:15
9:22
57
笹井屋でなが餅休憩
10:19
10:19
56
霞ヶ浦駅付近の名残の松
11:15
11:43
42
間の宿富田(昼食)
12:25
12:37
33
朝明橋
13:10
13:30
110
朝日町資料館(見学)
15:20
15:30
16
桑名宿・石取会館(見学)
15:46
ゴール地点
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2022年01月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車
 
★スタート地点
近鉄名古屋線 近鉄四日市駅徒歩8分
   
★ゴール地点
近鉄名古屋線 桑名駅徒歩20分

今回は往復近鉄特急を利用しました。
  
コース状況/
危険箇所等
 
先日の長崎街道で江戸→長崎を終え一区切りついたので、
街道歩きの集大成として娘と東海道復路を歩くことにしました。
街道についての説明は今までは写真欄にてしておりましたが、
資料が豊富に出回っているので基本的には省略することにし、
迷いやすい場所や調査の段階で謎だった場所を主に掲載します。

ルート選定は分間延絵図並見取絵図(1806)を踏襲しています。
この絵図でルートを精査し参考本で補正する形にしました。

●この区間での注意点
全般的に旧道がよく残っています。
車の交通量はJR富田駅付近で多少気になる程度でした。

桑名宿内では城下らしい道筋になっています。
曲がり角には一応道しるべ的なものはありますが、
あらかじめ地図を用意しておいたほうが無難でしょう。

●飲食、トイレなど
特に問題はないかと思います。
 
●参考文献
五海道其外分間延絵図並見取絵図(1806)
地形でわかる東海道五十三次 ほか多数

  
前回のゴール地点でタッチしてからスタート。
2022年01月15日 08:54撮影 by  iPhone 13 Pro, Apple
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前回のゴール地点でタッチしてからスタート。
見事な山にびっくり!諏訪神社ではどんど焼の準備に追われてました。
2022年01月15日 08:59撮影 by  iPhone 13 Pro, Apple
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見事な山にびっくり!諏訪神社ではどんど焼の準備に追われてました。
立派な指差し道標。文化年間のもの。旧道は諏訪神社からこの道標まで消滅しています。指差しの方向が違うので元々の場所から移設されてる可能性がありますね。
2022年01月15日 09:08撮影 by  iPhone 13 Pro, Apple
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立派な指差し道標。文化年間のもの。旧道は諏訪神社からこの道標まで消滅しています。指差しの方向が違うので元々の場所から移設されてる可能性がありますね。
四日市宿の本陣や脇本陣があった場所。右の洋館は四日市宿資料館として公開が始まったのですがコロナの影響で土曜は休館になっていました。
2022年01月15日 09:13撮影 by  iPhone 13 Pro, Apple
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四日市宿の本陣や脇本陣があった場所。右の洋館は四日市宿資料館として公開が始まったのですがコロナの影響で土曜は休館になっていました。
名物なが餅をホッカイロで温めて食べていました。
2022年01月15日 09:18撮影 by  iPhone 13 Pro, Apple
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名物なが餅をホッカイロで温めて食べていました。
御在所岳にはたんまりと雪が。
2022年01月15日 09:25撮影 by  iPhone 13 Pro, Apple
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御在所岳にはたんまりと雪が。
三ツ谷の一里塚跡モニュメント。元々の塚は川の拡幅で昭和20年代に無くなってしまっています。
2022年01月15日 09:47撮影 by  iPhone 13 Pro, Apple
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三ツ谷の一里塚跡モニュメント。元々の塚は川の拡幅で昭和20年代に無くなってしまっています。
四日市郊外になるにつれ雪が増えて雪遊び休憩が増えました。
2022年01月15日 09:58撮影 by  iPhone 13 Pro, Apple
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四日市郊外になるにつれ雪が増えて雪遊び休憩が増えました。
「こっちの雪は硬いよ」と自慢げに説明を受けました。
2022年01月15日 10:07撮影 by  iPhone 13 Pro, Apple
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「こっちの雪は硬いよ」と自慢げに説明を受けました。
雪にテンションがあがるあがる!
2022年01月15日 10:08撮影 by  iPhone 13 Pro, Apple
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雪にテンションがあがるあがる!
名残の松。娘何人分の高さになるでしょう?
2022年01月15日 10:19撮影 by  iPhone 13 Pro, Apple
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名残の松。娘何人分の高さになるでしょう?
常夜灯に雪をお供えしています。
2022年01月15日 10:34撮影 by  iPhone 13 Pro, Apple
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常夜灯に雪をお供えしています。
力石。この地域には幾つか力石が置かれてる場所があって力試しが人気だったようです。左の子供用は20kgほど。右の大人用は100kgもあります。
2022年01月15日 10:49撮影 by  iPhone 13 Pro, Apple
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力石。この地域には幾つか力石が置かれてる場所があって力試しが人気だったようです。左の子供用は20kgほど。右の大人用は100kgもあります。
間の宿富田。ここの焼き蛤は全国的に有名で桑名藩だったことから「桑名の焼き蛤」と呼ばれていました。かつては辺り一面、蛤の香りが漂っていたようですが現在は売る店が一軒もなく寂しい限りです。
2022年01月15日 11:03撮影 by  iPhone 13 Pro, Apple
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間の宿富田。ここの焼き蛤は全国的に有名で桑名藩だったことから「桑名の焼き蛤」と呼ばれていました。かつては辺り一面、蛤の香りが漂っていたようですが現在は売る店が一軒もなく寂しい限りです。
JR富田駅付近。町並み的には東富田町が面白いですが街道はスルーする道筋になっています。
2022年01月15日 11:07撮影 by  iPhone 13 Pro, Apple
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JR富田駅付近。町並み的には東富田町が面白いですが街道はスルーする道筋になっています。
お昼は近鉄富田駅前にある粉もん屋で頂きました。ついでにタコ焼きもテイクアウトしました。
2022年01月15日 11:22撮影 by  iPhone 13 Pro, Apple
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お昼は近鉄富田駅前にある粉もん屋で頂きました。ついでにタコ焼きもテイクアウトしました。
この辺りが間の宿の端のようでした。町の広さに往時の賑わいを感じました。
2022年01月15日 11:48撮影 by  iPhone 13 Pro, Apple
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この辺りが間の宿の端のようでした。町の広さに往時の賑わいを感じました。
富田の一里塚跡。この付近では車の交通量が気になった場所ですが前回に比べると大したことはありません。
2022年01月15日 11:51撮影 by  iPhone 13 Pro, Apple
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富田の一里塚跡。この付近では車の交通量が気になった場所ですが前回に比べると大したことはありません。
朝明橋。ここの横は広場になっていて休憩が出来ます。トイレはなかったです。
2022年01月15日 12:29撮影 by  iPhone 13 Pro, Apple
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朝明橋。ここの横は広場になっていて休憩が出来ます。トイレはなかったです。
先ほどのタコ焼きを食らいました。雪の中の公園のおかげで靴が随分と濡れてしまいました…。
2022年01月15日 12:33撮影 by  iPhone 13 Pro, Apple
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先ほどのタコ焼きを食らいました。雪の中の公園のおかげで靴が随分と濡れてしまいました…。
朝明橋の古写真が案内看板にありました。こういう説明は昔の雰囲気がよくわかるもので大変有難いです。
2022年01月15日 12:33撮影 by  iPhone 13 Pro, Apple
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朝明橋の古写真が案内看板にありました。こういう説明は昔の雰囲気がよくわかるもので大変有難いです。
朝日町資料館は元は村役場で大正5年築。木造2階建、寄棟造瓦葺で正面中央の懸魚付き切妻造の玄関が見事でした。
2022年01月15日 13:10撮影 by  iPhone 13 Pro, Apple
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朝日町資料館は元は村役場で大正5年築。木造2階建、寄棟造瓦葺で正面中央の懸魚付き切妻造の玄関が見事でした。
娘はというと雪ダルマ作りに必死でした。
2022年01月15日 13:25撮影 by  iPhone 13 Pro, Apple
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娘はというと雪ダルマ作りに必死でした。
向かいには珍しくなった円形校舎が現役でありました。
2022年01月15日 13:24撮影 by  iPhone 13 Pro, Apple
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向かいには珍しくなった円形校舎が現役でありました。
エノキの古木。この辺りは松並木ではなくエノキ並木だったそうです。
2022年01月15日 13:36撮影 by  iPhone 13 Pro, Apple
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エノキの古木。この辺りは松並木ではなくエノキ並木だったそうです。
町屋川を渡ります。かつての旧橋は少し上流になって橋の中ほどはすれ違いのために広くなっていたそうです。ちなみに分間延絵図では旧橋のさらに上流側を渡っていたような描かれ方をしています。
2022年01月15日 13:57撮影 by  iPhone 13 Pro, Apple
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町屋川を渡ります。かつての旧橋は少し上流になって橋の中ほどはすれ違いのために広くなっていたそうです。ちなみに分間延絵図では旧橋のさらに上流側を渡っていたような描かれ方をしています。
対岸からの景色。旧橋はここから伸びていたようです。
2022年01月15日 14:04撮影 by  iPhone 13 Pro, Apple
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対岸からの景色。旧橋はここから伸びていたようです。
対岸にあった立派な常夜灯(注・お供えはしていません)
2022年01月15日 14:02撮影 by  iPhone 13 Pro, Apple
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対岸にあった立派な常夜灯(注・お供えはしていません)
桑名城下の入口に火の見やぐらが復元されていました。
2022年01月15日 14:31撮影 by  iPhone 13 Pro, Apple
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桑名城下の入口に火の見やぐらが復元されていました。
桑名宿は名古屋の宮宿とともに旅籠の数は相当多く、渡船場としての賑わいが大いにあったのですが旧家は残念ながら戦災などで随分失われてしまっています。
2022年01月15日 14:33撮影 by  iPhone 13 Pro, Apple
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桑名宿は名古屋の宮宿とともに旅籠の数は相当多く、渡船場としての賑わいが大いにあったのですが旧家は残念ながら戦災などで随分失われてしまっています。
ハートの雪を見せてくれました。
2022年01月15日 14:36撮影 by  iPhone 13 Pro, Apple
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ハートの雪を見せてくれました。
七曲り見附跡。本来は凹型の道筋でしたが消滅しています。
2022年01月15日 14:48撮影 by  iPhone 13 Pro, Apple
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七曲り見附跡。本来は凹型の道筋でしたが消滅しています。
石取会館。元は銀行の建物で祭りの展示がありました。隣接する桑名博物館は残念ながら展示替えのため休館でした。
2022年01月15日 15:30撮影 by  iPhone 13 Pro, Apple
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石取会館。元は銀行の建物で祭りの展示がありました。隣接する桑名博物館は残念ながら展示替えのため休館でした。
桑名城の堀沿いの東海道にはミニ東海道公園になっていて日本橋まで歩くことができます。
2022年01月15日 15:33撮影 by  iPhone 13 Pro, Apple
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桑名城の堀沿いの東海道にはミニ東海道公園になっていて日本橋まで歩くことができます。
富士山に登ったり…。
2022年01月15日 15:36撮影 by  iPhone 13 Pro, Apple
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富士山に登ったり…。
日本橋にゴールできて満足気です。
2022年01月15日 15:37撮影 by  iPhone 13 Pro, Apple
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日本橋にゴールできて満足気です。
渡し場を前に飲食店がずらりと並びます。家々は新しいですが往時の雰囲気を感じることができました。
2022年01月15日 15:42撮影 by  iPhone 13 Pro, Apple
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渡し場を前に飲食店がずらりと並びます。家々は新しいですが往時の雰囲気を感じることができました。
伊勢の一の鳥居。七里の渡し前でゴール。
2022年01月15日 15:44撮影 by  iPhone 13 Pro, Apple
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伊勢の一の鳥居。七里の渡し前でゴール。
夕食は奮発して蛤を頂きました。やっぱ名物を食べなきゃね!
2022年01月15日 16:12撮影 by  iPhone 13 Pro, Apple
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夕食は奮発して蛤を頂きました。やっぱ名物を食べなきゃね!
そして津駅からは念願のひのとりに乗車。疲れ足にちょうど良い心地よさでした。
2022年01月15日 17:43撮影 by  iPhone 13 Pro, Apple
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そして津駅からは念願のひのとりに乗車。疲れ足にちょうど良い心地よさでした。

装備

個人装備
ザック(1) 手ぬぐい(3) 日焼け止め(1) 帽子(1) サングラス(1) 行動食(2) iPhone(充電器含む)(1) 折り畳み傘(1) ザックカバー(1)

感想

 
娘曰く、今までで一番楽しかったという今回。
実は布団から出るとき今日は行きたくない!と言ったので、
家を出る予定時間のギリギリまで行くかどうか悩みました。
寒い時期の朝の5時半起きですし無理もない話です。

それはともかく、家を出れば機嫌はいつも以上に上々で、
道端に残った雪に娘のテンションは爆上がりでした。

「雪の上を歩くと靴が濡れて大変だよ?」
私が言っても完全に無視。ズカズカ雪に入って楽しんでいます。
行程的に余裕があったので雪を見つければ遊ぶの繰り返しで、
娘は雪遊びが出来たことにかなりの満足感を得ていたようです。

まあ、こういう街道歩きも良いものですね。
余裕のない行程だったとしたら雪遊びをスルーせざる得なく、
遊びたいのに遊べないジレンマが発生していたと想像できます。
今後を考えると遠方になれば余裕時分が少なくなってきますが、
娘も楽しめる行程になるよう心掛けていきたいものです。

今回の印象に残った娘の反応は
・冷たいのに雪玉を素手でもって歩いていた。
・靴の防水はゴール時には完全にゼロでぐちょぐちょ。
・大休憩では雪だるまを作ったりハート型の雪を見せてくれたり。

これまでの道中では大きな雨に見舞われていませんが、
靴の防水対策は早急に進めないといけないですね。
あと、残雪が予想されるときは防水手袋の用意でしょうか。
もっとも東海道では雪があることは稀ですが。

次回は宮宿から豊明駅付近まで行けたらと考えています。
七里の渡しは鉄道で越えます。

なお、
今回の街道歩きの記録は
以下のブログでもまとめてみました。  
https://borabora.seesaa.net/article/485745576.html
  
 

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