ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

記録ID: 3938362
全員に公開
ハイキング
近畿

高野街道 (京大坂道新道) で弁天岳

2022年01月22日(土) [日帰り]
 - 拍手
GPS
06:07
距離
20.2km
登り
1,494m
下り
1,075m

コースタイム

日帰り
山行
5:40
休憩
0:51
合計
6:31
8:35
49
9:24
9:28
14
苅萱堂跡
9:42
9:42
42
お堂
10:24
10:24
48
西郷神谷 旧道合流
11:12
11:12
48
12:00
12:00
21
清不動堂
12:21
12:23
19
12:42
12:50
19
13:09
13:13
2
13:15
13:42
16
つくも (食事)
13:58
14:00
19
高野山観光協会 (トイレ)
14:19
14:23
43
15:06
極楽橋
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2022年01月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車
●行き= 白鷺 7:33 (700円) 高野下駅 8:32
●帰り= 極楽橋 15:25 (金剛乗換・810円+特急520円)
高野下駅 ・大正時代に拓かれた新しい高野参詣道を行く
高野下駅 ・大正時代に拓かれた新しい高野参詣道を行く
高野山石標の古いタイプ
高野山石標の古いタイプ
高野山石標の新しいタイプ
高野山石標の新しいタイプ
苅萱堂跡 ・ここから山道 (ここまで舗装道)
苅萱堂跡 ・ここから山道 (ここまで舗装道)
小さなお堂あり
道がM字に折れる箇所
道がM字に折れる箇所
薪置き場のある均された場所の手前から北方面、和泉山脈が覗く
薪置き場のある均された場所の手前から北方面、和泉山脈が覗く
西郷神谷の集落への「通路」
西郷神谷の集落への「通路」
なんすか これは…
なんすか これは…
旧道と合流するところ ・2000年5月に来た時はこの突き当りを左折して旧道で高野下駅に帰った
旧道と合流するところ ・2000年5月に来た時はこの突き当りを左折して旧道で高野下駅に帰った
御成婚記念道程標 ・昭和天皇のご成婚のことで 大正3年 (1914) 建立
御成婚記念道程標 ・昭和天皇のご成婚のことで 大正3年 (1914) 建立
紀伊神谷駅近くの喫茶店「しらふじ」 ・昔の小学校を改築したとのこと ・裏手にきれいなトイレあり
紀伊神谷駅近くの喫茶店「しらふじ」 ・昔の小学校を改築したとのこと ・裏手にきれいなトイレあり
左「高野山」ではなく、右「極楽橋」へ
左「高野山」ではなく、右「極楽橋」へ
ケーブルカー高野山駅がある932mの山を望む
ケーブルカー高野山駅がある932mの山を望む
ちょうど電車が来た
1
ちょうど電車が来た
極楽橋を渡る ・間違ってこの前にある「新極楽橋」を渡って舗装林道を行ってしまった
極楽橋を渡る ・間違ってこの前にある「新極楽橋」を渡って舗装林道を行ってしまった
極楽橋上からの駅
極楽橋上からの駅
鋼索道をくぐってヘアピンカーブを進むと不動坂
鋼索道をくぐってヘアピンカーブを進むと不動坂
鋼索道をくぐったところでちょうどケーブルカーが通った
1
鋼索道をくぐったところでちょうどケーブルカーが通った
舗装道の不動坂ではなく、山道のいろは道をとる ・最初は急な登りだが 後半は傾斜は穏やか
舗装道の不動坂ではなく、山道のいろは道をとる ・最初は急な登りだが 後半は傾斜は穏やか
ここでちょっと滑ったので またスパイク装着
ここでちょっと滑ったので またスパイク装着
不動坂に合流し すぐに清不動 ・お堂の奥の山道をとる (旧ルート)
不動坂に合流し すぐに清不動 ・お堂の奥の山道をとる (旧ルート)
花折坂で新道と合流
花折坂で新道と合流
女人堂 着 ・バス停の裏手に弁天岳の取り付きがある
女人堂 着 ・バス停の裏手に弁天岳の取り付きがある
弁天岳山頂 ・嶽弁天参拝
弁天岳山頂 ・嶽弁天参拝
山頂から和泉山脈が見える
山頂から和泉山脈が見える
少し下ったところから西方の展望あり ・龍門岳、生石高原など見えているか
少し下ったところから西方の展望あり ・龍門岳、生石高原など見えているか
車道、大門前に下り着く
車道、大門前に下り着く
大門 ・仁王様が睨みをきかせる
大門 ・仁王様が睨みをきかせる
つくもで昼食 ・釜飯ではなく親子丼をいただく
つくもで昼食 ・釜飯ではなく親子丼をいただく
蓮池と善女龍王社 ・池の水が凍っている
蓮池と善女龍王社 ・池の水が凍っている
根本大搭
女人堂で登ってきた道に合流し またスパイクを装着 不動坂を下りる
女人堂で登ってきた道に合流し またスパイクを装着 不動坂を下りる
極楽橋駅 到着 ・ケーブルカー乗り場とは川の上の通路でつながれている
極楽橋駅 到着 ・ケーブルカー乗り場とは川の上の通路でつながれている

感想

 高野街道で高野山へ登ることに。創元社「関西ハイキングガイド」の123「高野街道から玉川峡」の前半と、125「不動坂から弁天岳」を合わせたコース。
 高野街道から玉川峡は2000年5月に行った。不動坂から弁天岳は記録が残っていないが同じく20年くらい前だろう。12月30日に行った記憶がある。
 7道ある高野参詣道の中で最もよく利用されたのは京大坂道で、長く学文路から河根、神谷の宿に至る道が使われていたが、大正時代に電車が椎出 (高野下) に通じてからは神谷に直登する道が使われるようになったとのこと。今回その道をたどる。

 苅萱堂跡までは植林帯の中の舗装道の登り (長坂)。高野山への道標が参詣道の面影を残すが 殺風景。右手の谷に、ずんぐりした体、植林帯に溶け込むような色、鳴かずにバタバタと大きな羽音を立てて逃げていく鳥数羽を見たが、なんだったのだろう。コジュケイだろうか。
 左手に廃屋、明るくなって山並みの展望が開けると苅萱堂跡。ここでザックを下ろし、ダウンの中に着ていたカットソーを脱いだ。
 ここからは山道。巻道を行く。崩れかけた小堂の脇に「長坂 弘法大師 200m先」と書かれた看板があり、立派なお堂があるのかと思ったら しばらく歩いたところに現れたのは同じような小堂だった。

 やがて道が均されたところに辿り着く。和泉山脈が覗く箇所あり。柵が設けられた薪置き場があり、しばらく進むと舗装道に出る。高野町と九度山町の境。西郷神谷の集落となり、京大坂道旧道に合流する。22年前は北へ引き返したが、今回は高野山へ。宿場町の名残を感じる道で、木造の小さな小学校を改築した喫茶店がある。その裏手にあるトイレを借りた。
 時々通る車を避けながら細い舗装道を行く。やがて南海電車の線路沿いの道となり、高野山の山が見えるようになる。

 線路を跨いでしばらく進むと新極楽橋に着く。これを通って左手に伸びる舗装林道を進んだが間違いだった。橋の袂まで戻って線路沿いに進むと駅とともに極楽橋が現れる。ここから不動坂。積雪・アイスバーンに備え、スパイクを装着。しかし雪はあまりなく、スパイクの金具が舗装路でガリガリ音を立てるのが不快。できるだけ土や落ち葉がある部分を歩いていたが、しばらくして外した。
 土の道 いろは坂をとる。昔は難所だったとのことだが、現在は大したことはないし、後半は穏やかな道となる。期待していた雪山歩き。重装備しないといけない雪山登りはあたしゃまっぴら。ちょうどいい積雪を楽しむ。数人分の靴跡あり。

 女人堂到着。不動坂については全くと言っていいほど記憶になかったが (ただし20年前はいろは坂をとらなかった)、女人堂やバス停の裏手から細道を登る取り付きは記憶通り。しかし弁天岳山頂にお社があることは記憶になかった。手を合わせ、穏やかな天気と適度の積雪、楽しい山登りを感謝。
 ところで江戸時代までの神仏習合が高野山も例外ではなかったことはちょっと意外な気もする。調べてみると、安定した水の確保とその繁栄を願って空海が水の神様 弁天様を祀ったというが、いかにも伝説らしい伝説だ。

 大門に合流する手前で初のハイカーとすれ違うが、大門からは観光客などが多くなる。「つくも」で食事し、観光地化した高野山の町を行く。
 女人堂で再びスパイク装着。このあたりになるとやはり人はほとんどない。登ってきた道を引き返すが、積雪の下りはより注意が必要だ。いろは坂を使わずに不動坂をそのまま下る。楽と言えば楽だが やはりいろは坂のほうが楽しい。

 15時台の電車は3本のうち2本は特急。特急料金520円はバカバカしい気もしたが、乗客は少なく静かで快適だった。COVID19のことも考えあわせれば価値はあったと言えそう。
 それにしても防水のゴツイ靴、右のつま先が濡れてた。この靴ももう20年選手だろう。ついに買い替えの時かな…。

 先月12月は5回、そして今年に入って4回目の山登り。このペースはそれこそ20年ぶりだ。今回20キロ以上歩いたが、当日の疲労、翌日の筋肉痛ともにたいしたことがない。1週間に1度のぺースだと体力がつくことを実感。今年はかつてのように年間50回の山登りを目指すかな。

お気に入りした人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:120人

コメント

まだコメントはありません
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

コメントを書く

ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。
ヤマレコにユーザ登録する

この記録に関連する登山ルート

この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。

ルートを登録する

この記録で登った山/行った場所

関連する山の用語

この記録は登山者向けのシステム ヤマレコ の記録です。
どなたでも、記録を簡単に残して整理できます。ぜひご利用ください!
詳しくはこちら