高野街道 (京大坂道新道) で弁天岳
- GPS
- 06:07
- 距離
- 20.2km
- 登り
- 1,494m
- 下り
- 1,075m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
●帰り= 極楽橋 15:25 (金剛乗換・810円+特急520円) |
写真
感想
高野街道で高野山へ登ることに。創元社「関西ハイキングガイド」の123「高野街道から玉川峡」の前半と、125「不動坂から弁天岳」を合わせたコース。
高野街道から玉川峡は2000年5月に行った。不動坂から弁天岳は記録が残っていないが同じく20年くらい前だろう。12月30日に行った記憶がある。
7道ある高野参詣道の中で最もよく利用されたのは京大坂道で、長く学文路から河根、神谷の宿に至る道が使われていたが、大正時代に電車が椎出 (高野下) に通じてからは神谷に直登する道が使われるようになったとのこと。今回その道をたどる。
苅萱堂跡までは植林帯の中の舗装道の登り (長坂)。高野山への道標が参詣道の面影を残すが 殺風景。右手の谷に、ずんぐりした体、植林帯に溶け込むような色、鳴かずにバタバタと大きな羽音を立てて逃げていく鳥数羽を見たが、なんだったのだろう。コジュケイだろうか。
左手に廃屋、明るくなって山並みの展望が開けると苅萱堂跡。ここでザックを下ろし、ダウンの中に着ていたカットソーを脱いだ。
ここからは山道。巻道を行く。崩れかけた小堂の脇に「長坂 弘法大師 200m先」と書かれた看板があり、立派なお堂があるのかと思ったら しばらく歩いたところに現れたのは同じような小堂だった。
やがて道が均されたところに辿り着く。和泉山脈が覗く箇所あり。柵が設けられた薪置き場があり、しばらく進むと舗装道に出る。高野町と九度山町の境。西郷神谷の集落となり、京大坂道旧道に合流する。22年前は北へ引き返したが、今回は高野山へ。宿場町の名残を感じる道で、木造の小さな小学校を改築した喫茶店がある。その裏手にあるトイレを借りた。
時々通る車を避けながら細い舗装道を行く。やがて南海電車の線路沿いの道となり、高野山の山が見えるようになる。
線路を跨いでしばらく進むと新極楽橋に着く。これを通って左手に伸びる舗装林道を進んだが間違いだった。橋の袂まで戻って線路沿いに進むと駅とともに極楽橋が現れる。ここから不動坂。積雪・アイスバーンに備え、スパイクを装着。しかし雪はあまりなく、スパイクの金具が舗装路でガリガリ音を立てるのが不快。できるだけ土や落ち葉がある部分を歩いていたが、しばらくして外した。
土の道 いろは坂をとる。昔は難所だったとのことだが、現在は大したことはないし、後半は穏やかな道となる。期待していた雪山歩き。重装備しないといけない雪山登りはあたしゃまっぴら。ちょうどいい積雪を楽しむ。数人分の靴跡あり。
女人堂到着。不動坂については全くと言っていいほど記憶になかったが (ただし20年前はいろは坂をとらなかった)、女人堂やバス停の裏手から細道を登る取り付きは記憶通り。しかし弁天岳山頂にお社があることは記憶になかった。手を合わせ、穏やかな天気と適度の積雪、楽しい山登りを感謝。
ところで江戸時代までの神仏習合が高野山も例外ではなかったことはちょっと意外な気もする。調べてみると、安定した水の確保とその繁栄を願って空海が水の神様 弁天様を祀ったというが、いかにも伝説らしい伝説だ。
大門に合流する手前で初のハイカーとすれ違うが、大門からは観光客などが多くなる。「つくも」で食事し、観光地化した高野山の町を行く。
女人堂で再びスパイク装着。このあたりになるとやはり人はほとんどない。登ってきた道を引き返すが、積雪の下りはより注意が必要だ。いろは坂を使わずに不動坂をそのまま下る。楽と言えば楽だが やはりいろは坂のほうが楽しい。
15時台の電車は3本のうち2本は特急。特急料金520円はバカバカしい気もしたが、乗客は少なく静かで快適だった。COVID19のことも考えあわせれば価値はあったと言えそう。
それにしても防水のゴツイ靴、右のつま先が濡れてた。この靴ももう20年選手だろう。ついに買い替えの時かな…。
先月12月は5回、そして今年に入って4回目の山登り。このペースはそれこそ20年ぶりだ。今回20キロ以上歩いたが、当日の疲労、翌日の筋肉痛ともにたいしたことがない。1週間に1度のぺースだと体力がつくことを実感。今年はかつてのように年間50回の山登りを目指すかな。
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