熊野古道 近露〜継桜〜発心門〜熊野本宮

2014年01月11日(土) [日帰り]

• GPS: --:--
• 距離: 31.9km
• 登り: 2,007m
• 下り: 2,173m

コースタイム

古道歩きの里 ちかつゆ 7:28
7:41 近露王子
8:26 継桜王子
9:40 仲人茶屋跡（手前）
［迂回路］
10:39 蛇形地蔵
10:03 三越峠
12:06 発心門王子
12:11 発心門休憩所脇で小休憩 12:15
13:52 熊野本宮（参拝） 13:55
13:58 熊野本宮鳥居前

天候

晴れ
気温 2〜8℃

アクセス

利用交通機関：

自家用車

「古道歩きの里 ちかつゆ」に車両を駐車させていただいた。

コース状況／危険箇所等

仲人茶屋〜蛇形地蔵までは災害による崩落の兆候があるらしく通行止めにて迂回路が設定されている。
全路において状態、標示は適切で良好だった。コースの半分が舗装路、残り半分が地道・山道となる。GPSログ、やや乱れあり。
駐車地より熊野本宮までハイクののち明光バスにて駐車地まで戻る。
運行バスの本数は多くないので注意が必要。
ガイドルートはバス停「一方杉」−「継桜」−「熊野本宮」へのルートが推奨されている。今回の私のルートだと、このルートより3km.ほど長くなる。
参考ページ
http://www.hongu.jp/
http://www.wakayama-kanko.or.jp/walk/index.html

出会った人　近露〜発心門　3名　 発心門〜熊野本宮約60名（団体さんに遭遇）
　　　　　　　集落内・参拝者はノーカウント
目撃にょろ　ノーカウント

写真

古道歩きの里 ちかつゆ
こちらに駐車させていただいた。一応、帰りにはお買い物もさせていただきました。

「おはようございま〜す！」
んが、第一村人は返事を返してはくれなかった・・。
気温3℃とともに冷たい。

日置川も古道巡礼においてはここで、みそぎの入水もあったとか。

なかへち美術館、閉館中。次回は2月から展示開催とのこと。
常設展示は無いようだ。

近露王子（跡）。
「王子」は本宮の分社とかいわれるが、手を合わせる場所ではあったが、主には巡礼参拝中の休憩・宿泊・あと、パーティ開催などの場所だったと・・。

近露の元は「血か？露か？」だった。
ここの王子跡は広く立派でした。

集落全体が、ハイカーを迎える雰囲気があったかい。

乙女の寝顔、展望所。半作嶺の稜線が・・。

ズームすると、乙女が上を向いて寝てる。
ちょっと口、開いてない？

コースの半分は舗装路です。

道標に従い進む。

初めての地道。

あまり長くは続かない。

再度、舗装路を歩む。
徐々に標高を上げている。

集落も点々と。

お地蔵さん。顔の部分の丸さと、下（の間）に置かれた丸石が気になる。スペアですか？

石畳の古道演出がいい感じ。

比曽原王子跡。標示が無ければ分からない所。

南天を植えてるお家が多く感じた。

朝日と花道をテクテク。

継桜王子。ここも保存良好。この周辺では最高地点。
一帯の全ての大杉の枝が熊野本宮を向いている。
近くのバス停は「一方杉」。

小さな萱葺きの「とがの木茶屋」。
何年か前テレビで見てバイクツーリングで2度ほど見学に来たことがある。
パンフレット等でも多く紹介されている。

継桜王子の30mほど直下（歩くと100m）、「野中の清水」に立ち寄る。枯れることなく湧き続けている清水。

再び、熊野古道に復帰。
とがの木茶屋は今は茶屋跡のようで観光案内に利用されているようだった。

秀衡桜（ひでひらさくら）。
藤原秀衡が杖に使った桜の木をここに突き刺したら根を張って育ったと。そして、その「桜」が受け継がれている。

あざ〜す。

安倍晴明の腰かけ石。
いや、どう見ても民家の敷地内のようなので下から眺める。

舗装路を進む。

自然冷却・無動販売所。ドリンク100円で販売中。
なぜ、片手を上げてるのだろう？

中川王子跡、スルー。

200mほど下を国道311号が並走している。
快走なワインディングロードです。

こっちは、車の離合に気を使うやや細道をてくてく。
これはこれで良いです。

小広王子跡。後の会談の上に石がポツンと。

小広王子を過ぎて山道を下る。

ここも、少しの距離です。

車道・トイレに出合う。
ここのトイレを過ぎると三越峠まで簡易なトイレしか見かけませんでした。ご注意を。

車道は少しだけで、地道・山道へ。

ここから土・石の上をハイキングとなります。

お地蔵さん、階段をてくてく。

熊瀬川王子跡。
ちょっと薄暗いかな。

杉森を歩く。

草鞋峠を越える。

峠を越えれば（当然のごとく）下りです。

勾配の強めな坂道でした。

作業道・林道に出合う。

本来はここを下って橋を渡るが「通行止め」のため迂回路を進む。
橋の向こうが仲人茶屋跡。

（迂回路歩行中）
なんか？気持ちいい！日差しと迂回路に感謝。

（迂回路歩行中）
橋も整備されています。

（迂回路歩行中）
紀伊の山深さ実感の図。

（迂回路歩行中）
しっかり整備されています。

（迂回路歩行中）
300m程後方。草鞋峠手前でお会いした海外のお二人さん。
年末の小辺路、先週の大雲取・小雲取、今回の中辺路、いずれも外国の方にお逢いした。ミシュラン効果恐るべし。

（迂回路歩行中）
平均して、勾配は強めです。

（迂回路歩行中）
進みつつ左に、本来の岩神王子方向の山容を眺める。

（迂回路歩行中）
やや、高度感を感じる。風は無いので大丈夫でした。

（迂回路歩行中）
再び、紀伊の山深さ実感の図。

（迂回路歩行中）
セルフオープン通過タイプのゲート。

（迂回路歩行中）
岩神峠、通過。

（迂回路歩行中）
標高は、本道の岩神王子のルートとさほど変わらないようだ。

（迂回路歩行中）
当然、峠を越えれば下り基調。

（迂回路歩行中）
本道より500mほど迂回路のほうが長いらしい。

（迂回路歩行中）
作業道・林道に合流。

（迂回路歩行中）
1月11日、熊野は晴れでした。

（迂回路歩行中）
もうすぐ、蛇形地蔵。

蛇形地蔵、到着。

お地蔵さんの後の岩が、蛇の紋様に見えるので「蛇形」。
実際は海草の化石。

熊野古道、本道に復帰。

川水が凄く清い！
あぁ・・、川面に、人影が！あっ、自分だった、。

湯川の集落跡、多くの件数があったと思える。
全国の「湯川」姓の発祥地と言われているらしい。

お墓への案内・・。行きませんでしたが・・。
あのノーベル賞の湯川湯川秀樹氏も、元はここから・・？

湯川王子跡。
ここは巡礼者の多くが宿泊した地と言われている。

ここも居住地跡か、畑の跡であろう。

湯川から、一つ越し、二つ越し、

三つ越して、

三越（みこし）峠。
奥に休憩所・トイレあり。

峠を越えれば、下り道。

（たぶん無名）滝を眺めて下り道。

生活感の残る集落跡。ビンが2つ。
多くの杉が生え、廃村後はかなり年月を感じる。

集落跡が少しの距離でうかがえる。

進むと、廃屋が2軒だけ確認できた。

崩落、山抜けの中を進む。

振り返って。
自然って怖いな。
でも、克服する人間って凄いな。

林道を進む。

標示により谷に下る。

音無川に出合い、暫く下ることとなる。

2度ほど橋を渡りつつ。

赤木越ルートと出合う。赤い橋を渡れば赤木越ルートとなる。
私は、まっすく進む。

船玉神社。社が3社ほど祭られている。

養蜂が2つ設置。この時期ミツバチはどうしてるのだろう？

林道からまたも下って・・。

下ったところが猪鼻王子。

このお地蔵さんもパンフレットで見たことありますね。
小さくかわいいく、なんだかにこやかな表情。

標高300mぐらいだとシダも見られて気分も変わる。

またも、林道を（少し）てくてく。

V字に上り坂に取り付く。

上りきると鳥居が見えて。

発心門（ほっしもん）王子。
ツアーの団体さんが・・。準備体操中。

鳥居の奥でお参りできなかった・・。グスン、。
発心門王子は王子の中では重要地点で、ここで心を沈め清らかな気持ちで本宮へ向かう所である。

車道、ここは右に向かう。

発心門休憩所脇の自動販売機前で、小休憩。プシュー。んめぇ〜。
ここまで大して休憩を取らずだった。
イオン飲料を購入して再出発。

集落の間を通らせていただく。

無人販売。ちょっと個性的なアート。

ヤタガラスに導かれる。

ほどなく水吞王子。

水吞だけに「水」あり。

古道の石畳。

凄く歩きやすい土道。杉林も気持ち良い。

女子だと、「キャッ！」ってなりそう。

100円ではなく200円ショップだった。
アベノミクス、デフレからの脱却なのか？

伏拝（ふしおがみ）の集落。

「つるべ」も古道の雰囲気に好印象。

正面に百前森山。その後方は果無山脈。

伏拝王子。

伏拝王子から谷を下ったところの大斎原（おおゆのはら）の熊野本宮旧社地を眺めて、伏して拝んだという場所。

NHK朝ドラ「ほんまもん」のロケ地。主演、池脇千鶴＠よしもと所属さん。
今の「ごちそうさん」とかNHK朝ドラ＠大阪製作は食べ物系が強いのか？

「ほんまもん」ドラマで池脇さんがこの茶畑を走ってた画を覚えてます。

熊野古道に復帰。

基本、発心門からは下りです。

三軒茶屋跡、休憩所。

ここからは、年末に歩いた十津川からの小辺路に合流となります。

気温は10℃に届いてないが歩いてると丁度良い。

（前回、行ったので）「ちょっとより道」せず。

あ〜、もうすぐ終わりだなぁ。

あ〜、もうすぐ終わりだなぁ。その2．

熊野本宮直前、祓所王子（はらいどおうじ）。
ここで、今一度、心静めてお参りする。

祓所王子より20数歩で、熊野本宮着。

先月も掲載した「黒い郵便ポスト」。

参拝。この先写真不可なのだか。沢山の方、カメラ・スマホ・ビデオで撮影しまくり。
参拝者多く、やや（お参り）渋滞中でした。

参拝、終わって階段を下る。

ここで、ハイクも終了。午後2時頃。
バスは、2時46分。

お腹空いた。バス待ちに丁度良く、お昼にとんかつ定食。
体を動かした後って味の濃いのが欲しくなる。

会計時、お店の「ひこにゃん」を撮らせて頂いた。
お店の、人も私のザックのひこにゃんに気づいてらしい。
ネコの置物が多いニャァ。

お昼をいただいた「きっちん」さん。

バス停で・・。
何！？十津川・桑畑で崩落で通行止めです。規制終了は未定のようです。

おっ、バス料金、3と4の金額が逆転！
（理由は、4が遠回り道の追加的コースなので3が安くなる。私は4から乗車。）

感想

DCT

年末来、熊野本宮への古道をたどって歩いてみたが、後1本（1日コースで）玉置神社から大峯奥駈道を下ってのコースがあるが、十津川の玉置への予約バスが冬季は運休なので春まで行けそうに無い。是非、歩こうと心に決めたハイクだった。
巡礼古道らしくいくつかの峠を越える気持ちの良い道だった。

コメント

ゲスト

うふうふ。また刺激的なレコが。
なんか、歩くの速くない？

DCT

Re: うふうふ。また刺激的なレコが。
naminoriさん、こんにちは！
GPSのログがかなり乱れてますので、２０％弱、実際の距離より長くなってるみたいです。実際は、２６ｋほどのハイクだったと思われます。
少ないバスの時刻をうかがいながらのハイクなので休憩は少なめでした。

jyunntarou

お疲れまさでした。
ロングなナイスコース　素敵ですね(^O^)／　山以外の写真に温かみを感じます（＾ｕ＾）